高原と清流と落差。 | 櫻井の日々。

高原と清流と落差。

実は8月中旬の関西企画から帰る途中の電車の中で、真に書きたいテーマを見つけたのだった。前日は1時過ぎまで眠れなかったけれども5時40分に起きて、準備。それもまた片手落ちではあったけれども。池袋7時。今日も出かけていく。今日はやりたかったメンバーもいたのだけど、トラブルに次ぐトラブルの結果、いつもと変わらない展開に。なにか祟られているのかもしれない。

本当は2ヶ月前にやりたかった企画のリベンジでもある。信州にジンギスカンを食べにいく企画。東京からは高速を使って、片道3時間30分の旅。運転中のコーヒー中毒。何をしたって良いじゃない(ヒント)。

途中ワイルドな景色を抜けて綺麗な川を見た。大切なものを知ること。ジンギスカンは昔成田にあった店のものが最高だった。あれはもう二度と帰ってはこないのだろう。公民館風の建物と、一面の砂。最高だった。長野には避暑にきた意味もあったのだけども、長野も依然として暑かった。

高原に向かった。名前も良かったので。近くにある喫茶店は土日が休みという特異な形態だった。更に暑過ぎたけれども、それでも高原の景色は癒される。平日の天気の良い朝なんて最高だろうなぁ。草原の緑と青い空。


化石を見に行った。長野の山中に鯨の骨が出るなんて不思議なことだ。とはいえ、不思議な感覚を最近は大事にしたいと考えるようになった。キャメルの色。

来る途中に見た川の綺麗さが忘れられず、川辺に降りられるところを探して、川に入っていった。砂のところは気持ちよかった。大きな岩の上は滑りやすかった。夕方に差し掛かっていた。このクリティカルな時間は何にも変え難い川遊び。エメラルドグリーン。

山にかかる雲がだいぶ黒くなっていた。これは一雨くる。むしろ来てもいいタイミングだった。北アルプスの展望台に登り、そのあと露天風呂に向かった。棚田を見下ろす良いロケーションだった。雷雨を感じながらの露天風呂は風情がある。そして約1年ぶりの体重計。全く太っていなかった。

ということで、この日帰り企画は終えることになった。なぜかパスタが食べたくなり、東京に戻ったらイタリアンバルに行って帰ろう。池袋でもちょっと有名なイタリアンバルに行ったのだけど、とにかく最低だった。あまり店の酷評は好きじゃないが、嫌な店だった。きっとあの綺麗な景色とこのおっさんと若い子のペアの落差に、嫌悪感よりも諦念が生まれたんだよね。口直しに公園で一服した。それで良かった。多分夏はもう終わりだった。これからいかに暑くてもそれは残暑だろう。もう夏の話じゃない。色々な所に出向くことが出来た私の夏はもう終わったのだった。2023年の夏も良かったなぁ。