終いの景色と老舗。 | 櫻井の日々。

終いの景色と老舗。

最終日、とにかく毎日酩酊している。

せっかくのラグジュアリー感も。

でも、ここのベッドは本当に寝心地が良い。

家に持って帰りたい。

朝食は和食の方を選んだけれど、大正解でした。

じゃこと伏見唐辛子の炒め物ってとんでもなく美味しい。

ご飯が無限にいける。

昨日のランチのヌタのようなものも美味しかった。

京都では京野菜を楽しむっていうのも今回しみじみ良いと思ったよ。

そして、少しだけスパの時間まで余裕があったので、二寧坂のスタバに行ってみた。

本当に珍しく店のおすすめのフラペチーノを頼んでみた。

抹茶とホワイトチョコレートのやつ。

朝食の最後にもイチゴにホワイトチョコレートをまぶしたやつが出てきたけれど、なんとなく京都とホワイトチョコレートって合う気がした。

さて、京都のスパは思ったより小さくて、東京のジャグジーからすると寂しい感じかもしれない。

とはいえ、この旅行に来る前にはまだGoogle mapにも認識されていなかったこのホテルが、チェックアウトする頃には認識されるようになっていた。

こんなことは夏の旅行でもあったような気がする。

そういえば、あの旅のことはまだ書いていなかったな。

チェックアウトを済ませ、大荷物が辛かったので、京都駅に一度戻り、ロッカーに荷物を詰め込む。

今日は12月21日、終い弘法の日ということで、東寺に向かう。

人通りは少ないかもしれないけれど、年の瀬を感じる。

お目当ては焼き物ということで、いろいろ見て回った。

暴飲暴食しているから運動もしないといけないよね。

結構隈なく探して、一つ気に入った感じのタンブラーを買いました。

しの平窯さんという陶工房で作られたもの。

これからまだ外を巡るというのに、陶器なんて買ってしまったよ。

さて、ここから約束の時間まであと3時間強。

梅小路京都西まで歩いて、JRに飛び乗り、嵯峨嵐山まで移動。

こういう無理な移動が自分の旅らしさを出している。

これまた久々のeXcafeに行き、好物のくろまるロール。

これはうまい。

車移動もないので、ここで黄桜酒造の出している地ビール、蔵のかほりを飲んだけれど、これもうまい。

初めに日本酒の香りがくるのにしっかりとビール。

そういやホテルにあった伏水ってお酒の瓶のようだったけれど、あれ水だったんだよね。

スパの後飲み干したよ。

もうこれ以上お土産は増やせない。

建仁寺でTシャツも買ってしまったし。

ということで、渡月橋の方まで歩き、引き返して天竜寺に入り、竹林の道を抜けて、バスに乗った。

もう時間がなくなってきたけれど、ここからもう一押しするのが旅行ドランカーの意地ですね。

閉門ギリギリ、しかも次の予約があるのに、今度は龍安寺の石庭に。

あの、スマホ落下事件を起こしたこの石庭も、12月下旬、気温の下がる夕暮れの中、今日はほとんど人がいない。

これでやり切った感じがしたよ。

タクシーも全然走っていないので、大人しくバスで。

遅刻は5分ほどで済んだね。

ということで、最後の思い出は京都の名店神馬にて、暴飲暴食を試みる。

もう初めからやる気満々で行ったからね。

そりゃウニもエビも食べるさ。

肉だって食べるぜ。

でも、楽しみだったのは、普通の清酒の熱燗で。

なんだか不思議なブレンドでお安いのに美味しかった。

途中からゴージャスが流れていたけれど、最後はやはり最近注目の低音調理されたローストビーフ。

61℃。

おじさんも良い人だったし、楽しい時間が過ぎました。

何より忘れものをわざわざバス停まで持ってきてくれたものね。

ありがたいこと。

ということで、豪遊企画を含んだ今回の京都旅行は終わり。

ピンクの京都タワーを横目に帰路の新幹線。

ビールを一杯飲んだら、圧倒的な眠気に襲われたため、体感移動時間は短かったよ。

なんだか今回の冒険では、京都に対する想いとなんとなく自分なりの楽しみ方が変わったし、少し得意にもなったかなぁと感じたよ。

あまりに愛すべき時間だったので、東京駅を降りて、地下鉄に乗る頃にはもう旅立ちたくなっていたよ。