怒りの月夜。
途中道の駅に寄りながらも辿り着いたのは、これまた数年前は朝早く辿り着いた松島の駐車場。
懐かしい。
海の祭り。
8月15日だからね。
去年は瀬戸内海の辺りにいたのだ。
最近はこの日に靖国にはいないね。
屋台が並ぶ中でどうしてもフランクフルトのお口になる。
屋台では500円、しかし地元の青年団がやっているようなテントでは400円。
これだと後者だろうと思い、列に並ぶと、並んでいない人が割込み、店員も丁寧にそれに対応。
私の前には赤子連れの人がいて、やはりフランクをオーダー。
そういうしていると奥から、おそらくその青年団のマドンナ的な女性なのだろう、ちょっと迫力のある方が出てきて、パンケーキ食べたいのフレーズをもじって、ソーセージ焼けろっ♪と歌いながら踊りだした。
私が一人の青年に「このフランクもらっていい?」と尋ねると、「これはちょっと…」と言い、7本くらいあったフランクはテントの奥のテーブルの上に片付けられてしまった。
なんなんだ。
しかし、そのお母さんと、私の分が最後だったようで、これまたよくいそうな太ったやつが極弱のバーナーでフランクをあぶり始めた。
これだとまったく焼けているのかどうかもわからない。
挙句にはどれくらい焼きます?と尋ねてくる始末。
最後にはケチャップ以上に大量のマスタードが出てしまったフランクを渡されたので、おかげさまでここで撮った怒りのフランクフルトの写真がこの旅行でも1,2を争うクオリティで撮れたのであった。
もちろん脳内には「ソーセージ焼けろっ」「ソーセージ焼けろっ♡」…。
太鼓の舞台を見ていると海の方に大きな満月が出ていた。
とても美しい光景だった。
藍色の海の上に、金色の月が昇って行った。
ここで我々は、もう一人、現在杜の都に住む若者を加え、夜の仙台に飲みに行くことにした。
繁華街に入っていった。
綺麗な人もいたね。
予算は青天井ルールで。
しかしそれは逆に言うとここで打ち止めということを意味する。
明日はきっと帰路に就くことだろう。
缶に入った牡蠣を食べるのも広島の夜以来。
考えてみればいろいろ行ったね。
夜は結局広瀬川、牛越橋のすぐ近く。
ある意味ヴィヴィアンな夜。
しかし、この環境は…。
苦手。