霊場にて。
時間に追われ、急いで車を東に向ける。
あまりに急ぎすぎて、後から白バイがサイレンを上げて接近してきた。
寿命が縮まったが、捕まったのは対向車線の車だった。
目的地は恐山。
ここにはどうしてもやってきたかった。
残念ながら口寄せはタイミングが合わず叶わなかった。
いつかまた。
ここに寄ってくると気温が下がり、霧も出始めた。
あたり一面は硫黄の匂いに包まれて、風が吹くたびに地面に刺さっている風車がカラカラと音を立てて回る。
私は真夏にもかかわらず、ロングストールを身にまとい、入山していく。
遠くで小さな金の成る甲高い音が聞こえてくる。
目の前には湖と山。
確かにここは日本の中でも有数の異世界である。
時間は全く足りないが、せっかくなので無料で入浴できる温泉施設に入る。
ちょうど数名が入れるスペースが空いていた。
ここの硫黄の香りもすごい。
この熱いお湯につかると何か自分の中で清められる部分があるような気がする。
ここは一度訪れるのがオススメですね。
現在のLINEのトップ画はここで撮ったもの。
その後のプランが総崩れになってしまうので、封印していた高速道路に戻り、急いで南に向かっていく。
目指す先は盛岡。
これは私の大好きな居酒屋に行かなければならないからだ。
ホテルに急いでチェックインし、そのまま歩いて居酒屋に向かう。
沢内甚句、再び。
前に来たときに一緒に写真を撮った店員さん達は1人もいなかった。
しかしここで飲み銀河高原生ビールもももどりも相変わらず最高においしかった。
もちろんビス天も食べたよ。
2回も食べてしまった。
ホヤの旅、アゲイン。
結局閉店の時間位までお邪魔して、最後に残った女性の方と少しお話をしていた。
店の前でも一緒に写真を撮ってくれたね。
やはりここはいい店だった。
明日からの予定はほとんどない。
ゆっくりとしようと思うのだが、猛烈な冷麺コールで昼食までこの辺にいなければならなくなった。
のんびりと戻っていこう。
そしてこの日のプランが全て終了。