突然ですが、 


「趣味はなんですか?」


ありきたりな質問、初対面の人には必ずといって良いほど聞かれる質問。
でも初対面の人に、この質問の答えを、あなたはどれだけ「正直に」答えられますか?


私の答えはほぼ「読書」と「旅行」、「ダンス」
「一般的」で「当たり障りのない」内容しか答えられません。
それも上位語の中でも一番上にあたる言葉で表すだけです。


でも勿論、嘘ではない。
どれも好きなこと。
その中でも、突っ込んで聞かれても困らないもの、またはオブラートに包んで答えられるもの「だけ」
だから「一番」の趣味・好きなことではないことも。


私が本当に夢中になること、
打ち込んでいること、
ときめくこと、
心から楽しんでいること、
それらの一割も、話せません。


話せば良い、と思いますか?
話せば相手ともっと仲良くなれるかもしれない、仲間が出来るかもしれない?


でもその可能性は、ほぼ0に近いことを知っているのです。
大抵の人は、自分と全く違う趣味、価値観について熱く語ったところで、引くのがおちだということを知っているのです。


趣味の先でであった人、本当の意味で趣味を共有できる人同士で語り合う方が、ずっと楽しいということを知っているのです。


自分の趣味を恥じてはいません。
でもそれに偏見を持っていて嫌な顔されたり、
「変人」扱い(あからさまにいわなくとも)されたり、
ネタにされて面白おかしくバカにされたり。
そんなことされるくらいなら、黙っていよう。
そう思う。



あなたの趣味はなんですか?