今回のチェンマイ旅行、一番の目的は友達の結婚式に参列することでした。
チェンマイ出身の彼女が選んだのは、ブティックホテルでの北タイ(ランナー)スタイルの伝統的な結婚式でした。
朝9時前に指定された会場を訪れると、彼女と旦那さんが笑顔で出迎えてくれました。
いつもは化粧っ気なくナチュラルでキュートな彼女が、きれいにお化粧して髪もアップにして、すっごく大人っぽく変身していてびっくり。最初気付かなかったくらい(笑)
話を聞くと、チェンマイで一番のメイクアップアーティストにお願いしたんだそう。
白の伝統衣装に身を包んだ彼女は、本当にきれいだった。
式はプールサイドのガーデンで行われました。
席は自由席みたいで、適当に空いている席に座って、彼女のお母さんが作ったというタイの伝統お菓子をつまみながらしばしのんびり。
しばらくすると、ゆるゆるーっと結婚式が始まりました。
新婦はどこかの部屋に隠れ、新郎を先頭に隊列を組んで新婦のもとに向かいます。貢物やバナナの幹などをもったりして、なかなかユニークな一行です。
新婦の元に向かう道中、新婦の友達などが通せんぼ。新郎を試すような儀式が行われます。
新郎は、お菓子をたくさん食べたり、腕立て伏せをしたり、新婦を大声で呼んだり!いろいろな試練を課せられているようでした。
ようやく新婦の元に辿りつき、部屋の中へ。部屋の中でも何らかの儀式が行われたようでした。
そしてプールサイドに出てきて指輪の交換などを行い…
ここから、参列者が一人ひとり、新郎と新婦の手首に白い紐をくくりつける儀式を行います。バンコクだと貝殻に入れた水を2人の手にかけますね。ここがバンコクとランナースタイルの違いみたい。
最初のうちは主賓から順番に名前を呼ばれていました。我々友人の出番はまだまだ先…
ってみんな、ご飯食べ始めている!!
なんか全体的にゆるゆるーっと進行しています。
勝手がイマイチ分からない私達に、近くに座っていた香港人の参列者の方が、「私達もご飯食べましょう!」と誘ってくださって、まずはご飯をいただくことに。
ご飯はブッフェスタイルで、カオソーイとか、
生春巻きとか、
ほかにも色々ありました。どれも美味しかったーー♪
そうこうするうちに、友人の番になったらしく、私達も2人の手に白い紐を結びに行きました。
2人の手はたくさんの参列者に結んでもらった紐がいっぱいで、まるでミイラみたいになっていました(笑)
それだけ、2人の結婚を祝う人々がいるってことですよね。
そこからはしばし、和やかなパーティー。
最後は、主役の2人とに、彼らを結びつけた友人の方が壇上に立って、2人の馴れ初めなどについてインタビューが行われていました。
タイ語はあんまり分からなかったけど、三人ともトークが上手すぎて、テレビのワイドショーを見ているかのようでした。緊張とかしないのかなー?スゴすぎる!
笑いあり、涙ありのトークが終わったら、昼のパーティーはお開きとなりました。
プールサイドで、美味しい北タイ料理をいただきつつ、幸せな2人や、ご家族、友人を見て、ほんとに幸せな時間でした。
一緒に参加した友人と、
「なんてピースフルなんだろう。」
「ここって天国みたい。」
って何度も口にしたのですが、もうほんとそのとおりで。
日本の結婚式って、どんなに仲の良い子の結婚式でも、ちょっとピリっと背筋が伸びるような緊張感があるものだと思うのですが、
今回の結婚式しは、誰もがリラックスしていて、誰もがハッピーで、すごく素敵だなーと思いました。
これは、この場にいないと分からない感覚だと思う。
素敵な結婚式に参加させてもらえて、一緒にお祝いさせてもらえて、私もハッピーを分けてもらえました。
ナイスカップルなお二人、末永くお幸せに!!