抑圧と好奇心って、普段あまり意識しないこと。


だが、ものすごく大事なこと。


なぜなら、潜在的にどちらを強く意識しているかによって人生が変わるから。


そりゃそうじゃよね。


抑圧を強く意識するのと、好奇心を強く意識するのでは、考えることも意識することも行動も何もかもが変わるから。


当然、結果も変わるし、拓ける未来も変わる。


なのに、多くの人は、このことを意識していない。


意識できていない。


でも、大概の人は、自分自身を抑圧して生きている。


自分の想いを抑えて生きている。


なんたって、日本の教育が、自分を抑えるような仕組みになっているから。


個性を伸ばす教育ではなく、個性を均す教育。


それが日本の教育。


ゆえに、普通に高校まで通っていると、個性が埋没する人は多い。


個性を表現するより、集団に合わせた方が良い、と考える人は山ほどいる。


自分の想いや考えよりも、集団の中での自分の立ち位置を気にする。


そして、立ち位置が少しでも悪くなる可能性があれば、それを避ける。


選ぶことができる選択肢から排除する。


ある意味、自分を守る処世術。


組織の中で、集団の中で生きていくには、大事な方法の一つ。


ただ、それに染まりすぎて、これがすべてになっている。


自分の想いや考えを抑え、周囲に合わせることが絶対的なものとなっている。


そうやって過ごしていると、周囲の人にとって都合が良い自分を演じるようになる。


自分の想いや考えを抑えて過ごすことで…


すると、次第に本来の自分を見失う。


しかも、常に周囲の動向や言動を気にし、自分の想いや考えだけでは動けなくなる。


動けない生活を続けていると、動かないことが当たり前になる。


よって、動かないことが当然だから、何も行動しなくなってしまう。


これって、非常に危険なことなんよね。


なんせ、動かないでいると、考えるのは自分のことばかりだから。


意識もエネルギーも、内にばかり向かう。


考えていること、意識していることが自分のことばかりだから、視野が極端に狭まる。


外の世界との関係を絶ち、自分の世界がすべてになる。


自分のことしか見えていないから、頭でっかちになってしまう。


考えてばかりで、結局何もせずに時が流れる。


そもそも、抑圧って、外から内にエネルギーが向かうものなんよね。


その上、抑圧が強ければ強いほど、自分の世界は小さくなる。


外とのつながりも少なくなり、どうしようもない世界を構築することになる。


でも、多くの人は、自分自身を抑圧している。


想いや考えを抑えて、日々を生きている。


組織に所属したら仕方がない、と割り切ってそうしている人は多い。


ただ、必ずしもしなければならないものではない。


単に、こうして生きなければならない、と刷りこまれているだけ。


なんたって、抑圧することが当たり前だったから。


周囲の人も、ある程度は自分を抑圧するのが当たり前だったから。


自分の想いや心を解放して良い、という発想がないんよね。


むしろ、自分の想いや心は抑圧するもの、ととらえている人は多い。


育つ過程で、そうやってとらえてしまった人は山ほどいる。


しかも、このまま過ごしている人はたくさんいる。


だって、自分の想いや心を解放しても良い、という発想や意識を抱く機会がないんやから。


いつもと同じように過ごしていると、こういったものに出会うことがない。


そのため、今までと同じやり方を続けてしまう。


ゆえに、抑圧したまま生き続けてしまう。


だが、これって、実は悲劇的なこと。


なんせ、自分が苦しむ生き方だから。


また、緊張やストレスに苛まれやすい生き方だから。


決して、身体にも心にも良い、とは言えない。


だからこそ、好奇心を意識することが大事なんよね。


抑圧に注いでいる意識の割合を減らし、好奇心に注ぐ意識の割合を増やすことが大切なんよね。


こうすることで、自分の人生は、より良いものとなる上に、自分自身を大切に扱いながら生きることができる。


良いこと尽くしなんよね。


好奇心に意識を注ぐことって…


では、一体、具体的に何をすれば良いのか。


それは、自分自身を喜ばせること、自分自身が楽しむこと、面白いと感じたことに全力を注ぐこと。


抑圧している人って、圧倒的にこうした経験が少ない。


むしろ、こういった経験をしてはいけない、と決めつけていたりする。


けど、自分自身が楽しみ、自分自身を喜ばせていると、楽しい、嬉しいといった快適な感情を抱くもの。


これは、誰だってそう。


快適な感情を抱くと、また、やってみようと思う。


再び、快適な感情を抱きたい、という欲が強まる。


こうした欲を満たすためにも、次第に行動に取り組むようになる。


行動せずにはいられなくなる。


好奇心って、自分を喜ばせていると育まれる想いや感情のことなんよね。


自分自身を喜ばせている回数が多い人ほど、好奇心は強いもの。


そして、自分自身を喜ばせるものって、外とのつながりにある場合が多い。


ゆえに、意識やエネルギーが外に向かっている人ほど、好奇心は強く、自分自身を喜ばせているもの。


こうやって生きている人ほど、人生が好転しているし、人生を謳歌している。


そもそも、多くの人は勘違いしているが、自分が思いっ切り楽しんでも良いし、自分を目一杯喜ばせても良いんやで。


決して、我慢も抑圧も必要はない。


だからこそ、好奇心を育むように生きなよ。


自分が楽しみ、自分を喜ばせるように生きなよ。


意識やエネルギーを外に向かって注いで生きなよ。


こういったことが、より良い人生につながっているから。


案外、そんなものなんやで。



サコヤンの独り言

「意識もエネルギーも外に向かって注ぐことによって人生は良くなっていく」