ヘトヘトになることを意識して、実際に、ヘトヘトになること。


すごく大事。


なんたって、ヘトヘトになる、ということは、自分のエネルギーを限界近くまで使っている証だから。


目を酷使したり、身体を酷使したり、脳を酷使したり、自分自身を限界近くまで追い込んでいる。


自分自身を追い込むからこそ、ヘトヘトになるんよね。


持っている力を出し切ろうとするからこそ、ヘトヘトになるんよね。


やれることは何でもやるからこそ、ヘトヘトになるんよね。


そして、こういうことが、本気、真剣、一生懸命、という言葉で表す事ができる。


「もっと本気になれ」


「もっと本気で生きよ」


「もっと本気を出せ」


などはよく言われる言葉。


だが、本気って、いまいち分からない。


何をどうすれば本気というのか、あまりにも抽象的過ぎる。


「本気」「真剣」「一生懸命」といった言葉は抽象的だから、使い勝手が良い。


けど、相手に言ったところで伝わりにくい。


なんせ、各々によって、とらえ方が変わってくるから。


ただ、「ヘトヘトになるくらいまでやってごらん」と言われると、結構イメージを抱けるもの。


もちろん、ヘトヘトになるのは、各々の力によって異なるが、寝る前になると、すぐ分かる。


余裕があるのはどこかで手を抜いている証だし、即効で寝るのは限界近くまで出し切った証。


自分自身が一番よく分かっている。


ヘトヘトなのか、そうではないのかは…


今日一日、自分の力を出し切ったのか。


やれることは何でもやったのか。


集中し続けたのか。


こうしたことのバロメーターになる。


なぜなら、手を抜いていると、ヘトヘトにはならないから。


人の身体は、よくできているんよね。


そして、ヘトヘトになるくらいまで、自分のエネルギーを出し切るような生活をしていると、次第にエネルギーを出せる量が多くなる。


エネルギーを出せる量が多くなると、それだけ、相手にエネルギーを届けやすくなる。


しかも、自分自身はイキイキする。


ヘトヘトになることを意識して、実践することは、実は、自分のためにもなるし、周囲の人のため、これから関わる人のためにもなる。


だから、実際に、そうやって生きなよ。


必ずといって、人生が好転していくから。


だって、人は、楽をしたがり、手を抜きたがる生き物だから。


何気なく生きていると、こういう思考に基づいて生きてしまう。


ゆえに、あえて意識する。


ヘトヘトになることに、自分の意識を置いて、これを当たり前のようにして過ごす。


すると、何かをする際、選択の基準が変わる。


楽をしようとする選択から、最もエネルギーを使う選択へと変わっていく。


楽をする選択肢を選ぶのか、最もエネルギーを要する選択肢を選ぶのか、その時の差は微差でしかない。


だが、時の流れと共に、月とスッポンほどの差が生じるもの。


そりゃそうじゃよね。


当たり前と言えば、当たり前。


ゆえに、ヘトヘトになる事を意識して、それを実践していると、自分のためにもなる。


よって、ヘトヘトになることを意識して、これを自分の一つの基準としなよ。


そうやって動いていると、確実に自分自身に変化が生じる。


なんたって、ヘトヘトになるには、限界近くまで出し切る生活になるから。


楽をしようという発想が弱まり、自分を限界近くまで追い込もうとするから。


自分の意識をかなり上に設定する必要があるから。


そして、ヘトヘトになる上で、意識してほしいことは、脳をビックリさせること。


未知なる経験を積んで、脳に刺激を与えること。


現時点では、脳にない回路を構築すること。


人は、未知なる領域に踏み出す時、脳に大きな刺激を与える。


このアクションは、自分自身をヘトヘトにさせる。


なんせ、未知なる領域に踏み出せば、意識する量が半端なく多いから。


あちらこちらに意識を向けると共に、感情が大きく揺れる。


落ち着かなかったり、違和感を抱いたり、脳が危険と判断して逃げようとしたりと、様々なことが起きる。


最初は、その空間がアウェーに感じて仕方がない。


だが、次第にその空間にいる自分を受け入れることができるようになる。


こういう空間で過ごすと、その時は、気が張っているから何ともないが、一度、気が緩むと、ドッと疲れが襲ってくるもの。


未知なる領域に踏み出すことって、脳に大きな刺激を与える。


脳は脳で、新たな回路を構築しようと懸命に動こうとする。


他に意識を向けないためにも、眠る、という行動につなげようとする。


だから、脳をビックリさせることが、ヘトヘトになるには、効果的。


脳をビックリさせなよ。


脳に新たな刺激を与えなよ。


そのためにも、未知なる領域に踏み出しなよ。


自分に限界を設けなければ、一日一日、何かしら未知なるものを取り入れることができる。


考え方ややり方で、未知なるものを取り入れることができる。


意識次第で可能。


とにかく、昨日の自分を超えなよ。


昨日と同じ自分なら、それは衰退ととらえなよ。


成長し続ける人は、昨日の自分を超え続けている。


未知なる領域に踏み出し続けている。


ゆえに、こうしたマインドを持って生きなよ。


その上で、ヘトヘトになることを意識して過ごしなよ。


必ずといって、自分自身に変化が生じ、今よりも素晴らしい人生を歩むようになるから。


案外、そんなもの。



サコヤンの独り言

「一日一日、ヘトヘトになる事を意識しよう」