必要なものだけがやってくる。


必要なものだけが自分の世界に現れる。


自分の世界は、実は、そうなっている。


ゆえに、本来は、受け入れることありきで生きたら良い。


何でも受け入れて生きたら良い。


どうせ、自分の世界に現れるものは、すべて自分に必要なものなんやから。


なのに、拒んでいる自分がいる。


自分の我(が)が強く働き、受け入れることを拒んでいる。


痛みや傷を怖れて、受け入れることを拒んでいる。


本当は、痛みを負うことも、傷を負うことも必要なものであるにもかかわらず…


痛みを負いたくない。


傷を負いたくない。


といった我が働いて…


自分の深い部分で引き寄せながらも、それを自分の思考で否定する。


そんなことが何度も起きている。


しかも、様々な人の中で起こっている。


今、自分の世界にあるものは、すべて自分のためになるものばかり。


自分に必要なものばかりが現れている。


良いものも悪いものもすべて。


無駄なものなんて一つもない。


だが、過去の辛い経験によって、無駄なものと思い込もうとしているものがたくさんあるんよね。


特に、痛みを伴うものは、必要ないものとして思い込もうとしている。


実際は、無駄なものなんて一つもないにもかかわらず、無駄なものを創ろうとしている自分がいる。


ここに、矛盾が生じる。


そして、この矛盾が自分自身を苦しめる。


端的に言うと、顕在意識と潜在意識にズレが生じている状態。


その上、このズレが大きくなればなるほど、人生は上手くいかなくなり、苦しみも大きくなる。


一方、双方のズレを小さくすればするほど、人生は上手くいき、喜びや幸せも大きくなる。


そんな法則らしきものがこの世には存在する。


残念ながら、多くの人は、気づいていないこと。


でも、なんとなく実感はしている。


なんたって、やろうと思ったにもかかわらず、やらずに済ました経験をしている人は多いから。


頭ではやるつもりで、それが大きな流れなら、やるを実践している。


けど、やらないことを選んだのなら、やるという意識は、大きな流れではないことになる。


それ以上に、大きな流れが実は存在しているものなんよね。


この大きな流れに逆らったままでは、不思議と、人生は停滞してしまう。


そのため、この大きな流れに、自分自身が合わせていく必要がある。


自分自身のつまらない考え方や我を手放してでも…


そもそも、自分の潜在意識(大きな流れ)は、自分のためになるものをたくさん引き寄せている。


だから、自分の世界には、必要なものばかり集まっている。


その中には、当然のように、痛みが伴うものも入っている。


潜在意識にとっては、自分のためになる必要な痛み。


成長する上で、必要な材料。


ゆえに、逃げるものでもなければ、避けるものでもないし。


ましてや、警戒するものではない。


本来は、受け入れて、味わうもの。


これこそが、潜在意識に合わせたとらえ方。


すべてが必要で、無駄なものなんて一つもない、という考え方。


「マイナス」という概念がないんよね。


こういう世界って素晴らしいよね。


なぜ、素晴らしいかは、想像してみたらすぐ分かる。


一度、想像してごらん。


想像したら、その良さが分かるようになるから。


人って、マイナスな概念があり、マイナスなことを怖れているから、様々なことに制限がかかる。


考えるにしても、行動にしても、マイナスを避けようとすることが、制限を設ける要因となっている。


でも、マイナスな概念がなくなると、怖れそのものを抱かなくなる。


また、自分に制限を設ける必要性がなくなる。


そりゃそうじゃよね。


傷を負うことも必要な経験。


痛みを負うことも必要な経験。


失敗することも必要な経験。


多くの人が、避け、遠ざけているものがすべて必要な経験となる。


そういう状況では、むしろ、近づきたくなる。


なんせ、必要な経験で、自分自身が成長できるのが分かっているから。


物事や行動に、自ら歩み寄る。


ワクワクして歩み寄る。


実に、素晴らしい。


こういう日々を送れたら、確実に、人生はより良いものになっていく。


なぜなら、圧倒的に出会う量、経験する量が多くなるから。


しかも、一つ一つから学び、自分自身を成長させていくから。


とにかく、すべては必要なもので、無駄なものなんて一つもない、という考え方を取り入れなよ。


また、この考えに基づいて、つまらない考え方や我は手放しなよ。


そうやっていると、人生は高い確率で、良いものになっていくから。


案外、そんなもの。



サコヤンの独り言

「すべて必要なもの」