嫌なことがあった時こそ謙虚な姿勢を強く意識すること。


すごく大事。


なんたって、自分に都合が悪いことが起き、これにそのまま反応してイライラすると、負の感情が湧き起こるから。


負の感情が湧き起こって、冷静な判断なんてできやしない。


大概、自分に都合が悪いことが起きたことを自分以外の何かのセイにしてしまう。


あれが原因だ、あの人が原因だといったように。


自分の気を収めるためにも、都合が悪いことが起きた理由を追求しようとする。


自分以外の何かに。


だが、自分以外の何かに理由を求めたって、正確な理由は見つからない。


最もそうな理由は見つかるが、それは本質を突いていない。


だって、本質を突く理由というのは自分自身の中にあるものだから。


自分以外の何かにあるわけではない。


ゆえに、自分以外の何かを探したところで、永久に本質を突く理由にたどりつくことはない。


なぜなら、自分の世界というのは、自分の心を反映しているから。


良いことが起きるのも、自分の心の反映。


都合が悪いことが起きるのも、自分の心の反映。


良くも悪くも、今の自分の心にあるものを映し出している。


良いことばかりが起きるのであれば、それだけ心が澄んでいる証。


都合が悪いことばかり起きるのであれば、それだけ心が澱んでいる証。


単にそれだけ。


良いことばかりが起きているのであれば、心が澄んでいる状態を保ち続ければ良い。


すると、これからも良いことばかりが起きるはずだから。


ただ、都合が悪いことばかりが起きているのであれば、心が澄むように意識して過ごしなよ。


少しずつでも良いから、心が澱んでいる状態を改善しなよ。


じゃなきゃ、いつまで経っても、都合が悪いことばかりが起きてしまうから。


自分が直接的な原因ではないとしても、自分に起きることは、何かしら自分に原因がある。


なんせ、どんなことも自分の心に呼応して起きているから。


自分にそういう要素がなければ、初めから起きやしない。


起きるということは、自分自身に引き寄せる要素があるからなんよね。


ゆえに、何かが起きても、まずは、自分の心に意識を向けること。


自分の心に問い、自分の心に答えを探すこと。


もちろん、問いを投げかけたからといって、即、答えるが見つかるものではない。


だが、問いを投げかけることで、脳はその答えを一生懸命見つけようとする。


脳には、こういう性質があるんよね。


だから、この性質を目一杯使えば良い。


問いを投げかけると、普段からその問いを意識するから、この問いに関する情報が集まりやすくなる。


ゆえに、投げかけた問いの答えが見つかりやすくなる。


しかも、何度も問いを投げかけると、その問いが重要なものだと判断され、より見つかりやすくなる。


ただ、脳は、プラスかマイナスかを判断することができない。


そのため、プラスの問いを投げかけるか、マイナスな問いを投げかけるかは、すごく重要。


だって、プラスな問いを投げかけると、プラスな答えを導き出し、マイナスな問いを投げかけると、マイナスな答えを導き出すから。


都合が悪いことが起きた時に、「どうして都合が悪いことが起きたのか」と問えば、その原因を探そうとする。


もちろん、原因を追究することは大事だが、これだけでは、マイナスな想いを強くするだけ。


よって、マイナスな問いで終わらないこと。


仮に、マイナスな問いをした時には、その直後にプラスな問いをする。


例えば、「どうすれば、良くなるようにできたのか」といったように。


プラスな問いを投げかけることで、プラスな答えを探そうとする。


これは、すごく大事なことなんよね。


なんたって、普段の生活で、マイナスな答えを探すのか、プラスな答えを探すのかでは人生が大きく変わるから。


脳は、問いを投げかけた直後から、その答えを探そうとする。


無意識とはいえ、それからの時間、マイナスのことを考えるのか、プラスなことを考えるのかが決まってくる。


そして、マイナスなことを多く考えれば、マイナスなことがよく起きる。


プラスなことを多く考えれば、プラスなことがよく起きる。


どんな問いを投げかけるかによって、何を意識するかが変わってくる。


ゆえに、自分がどんな言葉を使うは、ちゃんと意識した方が良いんよね。


なんせ、自分が思っている以上に、否定的な言葉を使い、否定的な問いを投げかけていたりするものだから。


また、自分が使っている言葉通りの世界になっているものだから。


自分の心は、言葉、行動、想い、意識といったものに現れる。


不思議とそうなっている。


もし、今、都合が悪いことばかり起きているなら、高い確率で、言葉、行動、想い、意識といったものに、自分の世界を作っている要因が含まれているもの。


都合が悪いことが起きても、その原因は、自分の中にある場合が多い。


だから、まずは、自分の心と向き合うんやで。


自分の中に原因を探そうとするんやで。


そのためにも、何かが起きた時には、謙虚な姿勢でいること。


なぜなら、謙虚さを失うと、冷静な判断ができなくなるから。


乱れた感情で判断するようになるから。


そんなことをしても、自分のためにはなりやしない。


このことを自覚して生きなよ。


きっと、自分のためになるから。



サコヤンの独り言

「自分の心に原因を探そうとすること」