今まで受け入れることができなかったことを受け入れる。
明らかな成長の証。
ただ、何もせずにいて受け入れることができるようになるわけではない。
受け入れようと意識して、少しずつ近づくからこそ受け入れることができるもの。
日々の成長の積み重ねで受け入れることができるようになるもの。
受け入れることができていない事実の背景にある想いに気づくことで、受け入れることができるもの。
人それぞれ、現時点で受け入れることができていないものを持っている。
それに対して、どんな意識を持って、どう関わるのか。
ものすごく大事。
もちろん、避けることも、逃げることも選択肢としてある。
だが、逃げていては、自分の力が伸びていかない。
自分の器が大きくならない。
自分の幅が広がっていかない。
むしろ、小さくなっていく。
たとえ、今の自分の力ではできないことであっても、気持ちだけでは負けてはいけない。
後ろを向いてはいけない。
そうなれば、諦めることとなり、受け入れることができなくなるから。
最初から、選択肢から排除することになるから。
受け入れることができていないものに出会うと、それをチャンスとしてとらえよう。
自分を大きくすることができる機会としてとらえよう。
嫌なものとして、とらえるのではなく。
上を目指して生きていると、前に進もうとして生きていると、必ずといって、その時の自分の力では乗り越えることができないものに出会う。
受け入れることができないものに出会う。
その時にどうするのか。
これによって、その後の人生は大きく変わっていく。
乗り越えるために、受け入れることができるために、その壁と向き合うのか。
最初から諦め、別な道を探すのか。
天と地ほどの差を生む。
なんたって、その壁を受け入れ、乗り越えると、自分は大きく成長する。
自分が思っている以上に格段と。
しかも、気持ちは前を向くし、心は強くなる。
この先も、挑戦し続けるような人生を歩む。
だが、壁に萎縮し、別な道に逃げると、どうしても逃げ癖がついちゃう。
再び、壁が現れるとまた逃げてしまう。
逃げることで、自分の身を守ることはできるが、それによって心をボロボロにしたら意味がない。
長い人生を考えると、こちらの方が、大きな損を被る。
だから、壁が現れた時には、それと向き合った方が良い。
なんたって、乗り越えることができない壁なんて存在しないんやから。
自分の世界に現れる壁は、必ず乗り越えることができるものになっているんやから。
乗り越えることができていないのは、単に、何かを受け入れることができていないため。
何を受け入れることができていないのか、知らないから受け入れることができていないため。
だったら、知るよう努めたら良い。
自分自身と向き合い続けて。
漠然と壁をとらえていても、何も見つからない。
ゆえに、今まで以上に突っ込んで壁をとらえること。
今までと違った視点で壁をとらえること。
すると、これまでと違ったことに気づけるようになるから。
壁を乗り越えようとする想いは、前向きな想い。
でも、前向きな想いを抱きつつ前に進めないのであれば、高い確率で後向きな想いを抱えている。
そして、この後向きな想いがブレーキとなり、前向きな想いから生まれるエネルギーと相殺している。
本当に意識する必要があるのは、無意識の内に抱いている後向きな想いなんよね。
後向きな想いを抱いていることを前提として、その想いを抱く背景になっているものに意識を向ける。
これによって、後向きな想いのエネルギーを弱めることができる。
人は、前に進むようにできているから、何も弊害がなければ、自ずと前に進む。
けど、前に進めないのであれば、何かしらの弊害があるととらえても良い。
だから、前に進むのであれば、弊害があってもものともしない強さで前に進むか、弊害を取り除いて前に進むしかない。
ただ、弊害を寄せつけないほどの強いエネルギーを出すことは、皆が皆今やれることではない。
そのため、現実的なのは、前に進む上で、弊害になっているものを取り除くこと。
それに、弊害といっても、自分の中に備わっているマイナスな想いである場合が多いから。
育つ過程で無意識の内に抱いたマイナスな想いである場合が多いから。
誰かに邪魔をされているわけではない。
邪魔をしているのは、過去の自分。
過去の自分が抱いた想い等に気づきさえすれば、弊害はなくなっていく。
これは、誰にでもできること。
しかも、弊害をなくしていけばいくほど、より前に進みやすくなる。
なんたって、前に進もうとするエネルギーを抑えることができなくなっちゃうから。
ブレーキが効かなくなり、自ずと前に進むようになる。
だから、今、受け入れることができていないことを受け入れることは重要なことなんやで。
無意識の内に抱いている後向きな想いを受け入れることは重要なことなんやで。
これによって、前に進めるようになるんやから。
前に進もうとして進めないのであれば、いつまでも、同じやり方で臨んでも前に進めるものではない。
視点を変え、自分の中にある後向きな想いに意識を向け、これを受け入れる。
こういう視点でとらえることも大事。
様々な視点でとらえ、前に進めるよう最大限に工夫しなよ。
突破口は一つにあらず。
一つに固執する必要はない。
視点を変え、やり方を変えることで見えてくるものはあるんやから。
上手くいっていない時ほど、視野が狭くなり一つの方法にこだわりやすくなるから要注意。
いつでも、視点を変えることができるくらいの余裕を持つよう意識しなよ。
そのゆとりが、明暗を分けたりするものだから。
案外、そんなものなんやで。
サコヤンの独り言
「受け入れることで前に進める」