自分をより深く知るほど、想いは強くなる。
逆に言うと、想いが弱いのは、自分のことを深く知っていないとも言える。
このことに気づくかどうかは、すごく大事。
なんせ、想いが弱いことを、他の原因としてあさっての方向に探すことは大いにあり得るから。
そうなれば、多くの時間をロスしてしまう。
大切で貴重な時間というのに…
想いの弱さの原因って、外的な要因ではなく、内的な要因が多かったりする。
だから、想いを強くするには、自分と向き合うことが非常に大事になる。
ゆえに、自分は何のためにやるのか。
何をするのか。
どうやってするのか。
といったことを考えることをお薦めする。
想いが強い人ほど、こういった問いの答えを自分なりに見つけている。
そのため、今、自分が何をしたら良いのか。
これから何をしたら良いのか。
どこを目指して進めば良いのか。
などを理解しながら目の前のことに取り組んでいる。
一方、想いが弱い人は、上記の問いに答えることができずに、ただ、なんとなくな思いで目の前のことに取り組んでいることが多い。
よって、自分でも何をしたら良いのか分かっておらず、どこに進めば良いのかも分かっていない。
おまけに、今やっていることが正しいのか、間違っているのかさえも判断できていなかったりする。
自分のことを深く突っ込んで知っている人とそうではない人では、考え方から心構え、行動において、あらゆる面で違いが現れる。
もちろん、結果にも大きな差となって現れる。
当たり前と言えば当たり前。
だが、この当たり前なことを疎かにしている人は多い。
なんたって、そんなことを教わったことがない人は多いから。
世間の当たり前でも、自分にとっては当たり前でないことは山ほどある。
知らないということは、ある意味罪なんよね。
だって、知っているか知らないかで、大きな差を生み出してしまうんやから。
だからこそ、情報には価値がつく。
貴重な情報であればあるほど、その価値は高まる。
これが世間の常識。
そして、自分は、どれほど価値ある情報を集めることができるのか。
それによって、自分の戦いが大きく変わる。
価値ある情報をつかむことができれば、事を有利に進めることができる。
でも、価値ある情報をつかめなければ、ハンデを負った状態で進む必要がある。
ただ、自分がハンデを負っている状態であることを自分では知ることはできないのだが…
形にはない情報が、勝負の結果を左右する。
現代の勝負のほとんどが情報戦と言っても過言ではない。
受験であれ、就活であれ、プレゼンのコンペであれ、ほとんどが情報戦。
どんな情報を集め、どの情報に基づいてどんな対策を練るか、それにかかっている。
上手くいけば、より良い結果として反映される。
上手くいかなければ、望む結果がこぼれ落ちる。
単純明快。
ゆえに、シビアなんよね。
なんたって、より良い情報を集める能力が求められているんやから。
とはいえ、良質な情報が自然と自分の下にやって来ることはあまり考えにくい。
一般的には…
もちろん、例外はある。
それは、良質な情報を発信している人。
こういう人には、自ずと良質な情報が集まっちゃう。
自分が探そうとしなくとも、向こうの方から勝手にやってきちゃう。
だって、与える人は、より多くを与えられるから。
情報の性質をとらえている行動とも言える。
ただ、すべての人が良質な情報を発信できるわけではない。
むしろ、発信していない人の方が多い。
では、良質な情報を発信していない人は、どうやって良質な情報を得たら良いのか。
それは、様々なことに興味を持ち、自分自身のアンテナを広く、かつ、感度を鋭くすること。
もしくは、良質な情報が集まる人と仲良くなること。
仲良くなりさえすれば、その人を通じて良質な情報を得ることができる。
だが、良質な情報が集まる人と仲良くなるためには、自分自身が魅力ある人として映る必要がある。
じゃなきゃ、仲良くなることなんてできやしない。
しかも、良質な情報が集まる人と仲よくなる場合、そのチャンスは出会った直後の数分間だけだったりする。
この数分間の間に、自分をアピールする必要がある。
上手くアピールできれば、見事、仲良くなれるだろう。
たった数分間のために、日々、自分を磨く。
その意識が大事になる。
この意識があるかないかで、あらゆる面において大きな違いが現れるんよね。
とにかく、内なる情報、外なる情報の両方において価値ある情報を集める習慣を持ちなよ。
この習慣が、広い世界に自分を導いてくれるから。
案外、そんなものなんやで。
サコヤンの独り言
「自分の内にある大切な情報に敏感になりなよ」