自分の中で、結果至上主義を崩すこと。


ものすごく大事。


なんせ、結果至上主義でいると、自分に膨大なプレッシャーを与え続けるから。


「結果を出さなければならない」という脅迫概念がつきまとい、休まる時間がないから。


確かに、資本主義社会で生きている以上、結果を出すことは大切。


なんたって、評価の対象が結果だったりするから。


だが、結果を出し続けなければならない環境というのは、次第に精神を追い込む。


結果を出し続けることに生きがいを感じている人を除いては…


多くの人が結果を出したいと思い、次第に、結果を出さなければならない、と思い込むようになる。


すると、失敗することに対して、極端に怖れるようになってしまう。


失敗する自分を許すことができなくて…


周囲にどのように見られるのかが気になって…


失敗することはいけないものだと思い込んで…


人は未熟な存在のため、生きていると、失敗はする。


どんなにすごい人であっても失敗はする。


失敗は、普通に起きるものなんよね。


だが、精神が追い込まれ、心に余裕がない人は、失敗に対して過剰にとらえている。


ただ、こんな状態では、今の力でやれることや、やれる確率が高いものばかりしかやらなくなってしまう。


何かをやる際には、確実性を求めるようになってしまう。


小さな失敗をする可能性があるだけで、やることをためらうようになってしまう。


何か、大きなことを成し遂げるには、失敗をたくさん積み上げていく必要があるというのに…


今、大きなことを任されている人だって、最初から大きなことができていたわけではない。


そこに至るまで、たくさんの失敗を重ね、それらを糧にしながら少しずつステップアップしているんよね。


失敗をすることは、自分をより大きくさせる。


もちろん、失敗すれば、何かしら痛手を負う。


怒られることも、ひんしゅくを買うことだってある。


だからといって、失敗を避けていると、そこであなたの成長は止まってしまう。


成長は、失敗があって成り立つもの。


大成功を収めている人ほど、たくさんの失敗を重ねていたりする。


成長だけを得ることなんてできやしないんやで。


良いところだけ取ろうとするなんて、ムシが良すぎる。


ただ、評価を求められるあまり、結果を出さなければならない、失敗をしてはいけない、と思い込んでいる人がいるのも事実。


こんな精神状態では、いずれ、あなたの身体が持ちやしない。


時を重ねるごとに、苦しい状態で生きるようになってしまう。


だからこそ、今、失敗する自分を許そうではないか。


結果至上主義から脱却する自分を許そうではないか。


結果なんて、やることやっていれば、失敗を糧にし続けていれば、いずれ出るようになっているんやから。


目先の結果に焦点を合わせるのではなく、遠く先にある大きな結果を得ることに焦点を合わせようではないか。


すると、目先の結果にとらわれることなく、失敗に関しても広い心で、受け入れることができるようになるから。


ただし、同じ失敗を何度も何度も繰り返さないよう意識すること。


なんせ、同じ失敗を何度もしていると、周りの人にやる気がない人として思われてしまうから。


そうなると、孤立した状態になってしまう。


これでは、自分を成長させるどころではない。


だから、失敗したら失敗したで、素直にアドバイスを請おう。


失敗した時には、失敗したことを受け入れ、次どうしたら良いのかを知っている人に聞こう。


そうやっていると、着実に失敗を糧にすることができるから。


失敗したら失敗したで、その時にちゃんと整理するからこそ、肥やしにすることができるんやで。


放ったらかしにしていると、また、同じ過ちを繰り返すことになってしまう。


それでは、一向に成長を見込めない、という自覚を持ちなよ。


失敗はしても良いんやで。


失敗して学ぶことはたくさんあるんやから。


多くの失敗が、一つの成功につながるとそれでOK


また、一つの成功を出すためには、多くの失敗が必要なんやで。


これを頭に入れていると、失敗したとしても、今の失敗は少し先の結果を得るために必要な経験だったんだ。


と、思うことができる。


失敗を一つの点でとらえるのではなく、線上にある一つの点でとらえる意識を持つことが大事。


ある失敗を独立した点でとらえると、それだけに意識が向くから、嫌な思い、負の感情を大きく膨らませることにつながってしまう。


だが、失敗をつながり(連合体)の一部としてとらえると、案外、冷静にとらえることができ、プラスにとらえることができることが多い。


そもそも、どんな結果であろうと、独立した結果ではないんよね。


なんせ、どんな結果を出そうと、人生は続いているんやから。


過去に出した結果が、後になって生きることなんてザラにある。


すべてはつながっており、無駄なことなんて一切ない。


それが、生きるということ。


物事を点でとれるのではなく、つながりの一部としてとらえる意識を持ちなよ。


この意識は、あなたに心のゆとりをもたらしてくれるはずだから。


どんな結果であれ、その時にすべてが決まるわけではない。


出した結果を、次につなげ続けることを実際にできる人が、最終的に素晴らしい結果を手にすることができるんやで。


そして、次につなげるためにも、物事のつながりを意識して過ごしなよ。


それが、後々になって活きてくるから。



サコヤンの独り言

「物事のつながりを意識すると結果至上主義の価値観が崩れる」