人は皆、人と人との間で生きている。
お互いが助け合い、支え合い、共に協力しながら。
だが、節目節目では、各々がやるっきゃない。
あなたの人生では、あなががやるっきゃない。
受験であれ、レギュラー争いであれ、就活であれ、告白であれ、独立して起業することであれ、あなたがやるっきゃない。
なんせ、あなたの代わりにやってくれる人は一人もいないんやから。
節目節目では、必ずそう。
普段、どんなに人と協力していようと、協力できないこともある。
あなたがあなたの力で勝ち取る必要があるんやで。
なんたって、あなた自身のチャンスであり、あなた自身の勝負なんやから。
勝つも負けるも、得るも失うも、あなたの肩にかかっている。
不安だからといってやらなければ、あなたの目の前からチャンスは離れていく。
怖れを抱いているからといってやらなければ、現実は何も変わらない。
いや、衰退していくもの。
不安があろうと、怖れがあろうと、あなたの勝負ではあなたがやるっきゃない。
あなたしか、その勝負に参加できないんやから。
周りにいる人は、あなたを応援することしかできない。
代わりに参加したくとも、参加できないんやで。
だから、あなたは、あなた自身の意思で参加し、チャンスをつかめるよう一生懸命に行動する必要があるんやで。
なぜなら、節目節目にある出来事は、適当にやっていると通過できないものが多いから。
日々、一生懸命に生き、少しずつ力を上げていくことでようやく通過することができるもの。
不思議と、多くのことがそうなっている。
普段の生活では、覚悟を決める必要性はほとんどない。
だが、いざという時は、節目節目ではそうはいかない。
むしろ、いざという時ほど、覚悟を決めている人が強い。
自分がやるっきゃない、と腹を括っている人が強い。
ゆえに、今、あなたが、人生の節目にいるのなら、できる限り早く覚悟を決めなよ。
その覚悟が、あなたを導いてくれるから。
一度、覚悟が決まると、迷わなくなる。
不安を抱いて慄くことがなくなる。
怖れに負けて、何もしない、ということがなくなる。
覚悟は、自分が思っている以上に膨大なエネルギーを生み出す。
だからこそ、覚悟を決めることは、一筋縄ではいかないんよね。
覚悟を決めた方が良い、ということは、多くの人が知っている。
でも、言われたくらいでは、覚悟を決めることができるものではない。
そんな簡単に決めることができるのなら、皆が皆、覚悟を決めて取り組んでいる。
だが、実際は、覚悟を決めて取り組んでいる人は、少数派。
では、どうしたら覚悟を決めることができるようになるのか。
それは、自分がやるっきゃない、と腹を括ること。
自分しかやれる人がいない、と自覚すること。
自分の人生は自分が当事者であることを強く意識すること。
こういったことを何度も何度も想い、自分の中に浸透させていく。
すると、少しずつ、覚悟が決まるようになる。
こうなれば、しめたもの。
なんせ、覚悟の前では、不安も怖れも恥じらいも太刀打ちすることはできないから。
覚悟という力は、こういったものを一蹴する。
だから、揺るがない覚悟が決まっていると、その人を、今に留めることができなくなる。
留めようとしても、振り切られ前に進んでしまう。
何をしようと、留めることはできず、潜在意識も成す術がなくなる。
そのため、自然とドンドン前に進んでいく。
しかも、覚悟が決まる前より圧倒的なスピードで…
覚悟が決まる前と後では、もはや別人。
そう言っても過言ではない。
ただ、今は、覚悟を決めることができない人が増え続けている。
なぜなら、極端に、覚悟を決める必要性がなくなってきているから。
受験では、現時点でいける学校を選ぶ人は多い。
告白だって、電話やメールで伝える人もいる。
覚悟を決めることなく、節目節目を乗り切ろうする傾向がある。
ゆえに、覚悟を決められずにいるんよね。
なんせ、覚悟を決めた経験が乏しいから。
覚悟を決められなければ、いざ、という時に困るのはあなた自身。
もちろん、覚悟がない人生や、覚悟が少ない人生を歩むことはできる。
だが、そんな人生は、どこか薄っぺらいものになってしまう。
覚悟を決めて臨むのは、あなたの人生ではあなたにしかできないこと。
そして、あなたにしかできないことをやるからこそ、あなたの命の輝きが増すんやで。
そもそも、人は皆、その人にしかできないことをやるためにこの世に誕生している。
よって、覚悟を決めず、なんとなく生きるのはあなた自身に対して失礼な行為になる。
このことを自覚して普段から過ごしなよ。
そうやって生きていると、いざ、という時に覚悟を決めて臨むことができるようになるから。
とにかく、あなたの人生はあなたのものであり、あなたが主役。
ゆえに、あなたの人生では、あなたがやらなければ、良い人生にならないんやで。
だって、あなたの代わりにあなたの人生を生きてくれる人は、世界中探しても一人もいないんやから。
あなたとしてこの世を生きることができるのは、あなたが唯一の存在なんやで。
そのため、あなたがやるっきゃない。
あなたにしか、あなたの人生を生きる権利はないんやから。
また、あなたにしか、あなたの勝負に参加することができないんやから。
こういった世界に、あなたは生を受け、今を生きているんやで。
あなたの命がより一層輝くために、あなたがやるっきゃない。
これは、明らかな事実なんやで。
サコヤンの独り言
「あなたの人生では、あなたがやるっきゃない」