勇気を出した後の世界。
それは、勇気を出した者にしか分からない。
勇気を出さない者にとっては生涯分からないこと。
ただ、誰にだって勇気を出すことはできる。
だって、元々、人に備わっている能力だから。
でも、勇気を出していない人は、意外と多い。
勇気を出した方が良い、と頭では分かっているのに。
頭では分かっているのに、行動が伴わなかったりする。
たった一歩踏み出すだけなのに…
この一歩に、躊躇してしまうんよね。
勇気を出すことなく、長い間過ぎている人は…
勇気の出し方を忘れてしまった人は…
勇気を出すことなく、日々の出来事をこなしている人は…
日々の生活では、勇気を要することなんて、滅多にない。
滅多にないがゆえに、時と共に、勇気を出しにくくなる。
なんせ、勇気を出さずに過ごすため、勇気を出す力が衰えるから。
また、時を刻み、歳を重ねていくうちに、守るものが少しずつ増えていくから。
自分の現在の地位だったり、新たな家族だったりと、何もない時に比べ、大切なものが増えていくんよね。
そのため、勇気を出す行動と、大切なものを守ることとを天秤にかけてしまう。
そして、大切なものを守るため、勇気を出す行動を諦めてしまう。
勇気を出して、上手くいかなかった時に、大切なものを失うことを考えて…
時に、自分にとって大切なものが、自分のしがらみにもなる。
大切なものに対して、想いが強ければ強いほど、自分のしがらみも強くなる。
ただ、守るものがあっても、勇気を出して、攻めに転じている人もいる。
だとしたら、「守るものがある」ということは、勇気を出さないことの言い訳に過ぎないんよね。
一見、「守るものがある」という理由は、まともな答えに聞こえる。
だが、本当の理由は、勇気を出して、失敗して自分自身が傷つくことを怖れているのだろう。
それを、何かのセイにしているだけなのではないか。
なんたって、その方が、格好良く映るから。
逆に、「怖れることが嫌だから勇気を出さないんだ」と言えば、ものすごく格好悪い。
多くの人が、周りの目を気にするから、少しでも、格好良く映ろうとする。
不思議と、人は、小さなところで見栄が出てきちゃう。
その傾向は、女性よりは、男性の方が多いであろう。
ただ、今がどんな状況であろうと、勇気を出すことは、大事なことなんよね。
何歳になったとしても…
なぜなら、勇気を出して動くことで、今までの流れに変化の兆しが芽生えるから。
この変化の兆しを育むと、今までの流れが変化していく。
出会う人も、出会う出来事も変わり、自分自身の環境も変わっていく。
それほどの力を持っている。
勇気を出す行動というものには…
もちろん、勇気を出す行動それだけでは、大きな力を持っているわけではない。
だが、勇気を出す行動には、ある流れを作る力が含まれている。
いわば、始まりなんよね。
勇気を出す行動がキッカケとなり、何かが芽生え、ストーリが生まれていく。
そして、こうしたストーリーをどれほど深く、どれほどの数作っていくかが、その人の人としての深みとなる。
魅力を感じる人ほど、自分だけのストーリーをたくさん持っているもの。
しかも、その内容が深かったりもする。
勇気を出す者、出さない者、最初の時点ではほとんど何も変わらない。
でも、勇気を出す者が、一つ一つ勇気ある行動を重ねていくにつれ、双方の差は、開くばかり。
いつしか、とんでもない差になることもある。
比べることを諦めることだってある。
最初は、同程度であったにもかかわらず。
もちろん、勇気を出した者は、すべてを上手くやっているわけではない。
何度も痛い目に遭っている。
けど、諦めることなく、勇気ある行動を出し続け、前に進み続ける。
すると、不思議と、周りからは、楽しそうに、幸せそうに見えたりするもの。
勇気ある行動は、自分を活性化させるんよね。
しかも、人が見ても分かるほどに…
だからこそ、勇気を出すことは、大事なんよね。
これからは、勇気を出して生きていこうではないか。
言い訳することを止めて…
自分を正当化することを止めて…
過去、傷ついたことを理由に過去に縛られることを止めて…
なんたって、誰もが、今から未来に向けて生きているんやから。
過去は過去。
大切なのは、今からどうするか。
今から未来に向けて考えると、勇気ある行動は、重要なファクターとなる。
ゆえに、普段から、勇気を出すよう心がけて、実際に勇気を出して生きなよ。
それが、あなたの人生に大きな変化を生み出し、あなた自身に多くのものをもたらしてくれるから。
案外、そうなっているものなんやで。
サコヤンの独り言
「勇気ある行動が今までの人生に変化のキッカケをもたらす」