過去、心に深い傷を負い、未だに心に傷を抱えたままの人は要注意。


なぜなら、その心の傷が、前に進む大きな妨げとなっているから。


とはいえ、普段は、ほとんど気にしなくても大丈夫。


なんせ、心に傷を抱えていようと、ちゃんと生きることはできるから。


ただし、心に傷を抱えていれば、節目節目で大きなブレーキがかかり、前に進みずらくなる。


一番最初に、大きなブレーキがかかるのは、就職活動の時であろう。


なんたって、それまでは、学力だけを見られていたから。


自分の想いや行動が、評価されることはほとんどない。


だが、就職活動では、学力ではなく、人間性や総合力が問われる。


個としての力が試される。


ここで、心に傷がない人や、心の傷が浅い人は、情報が集まり、正攻法のやり方を学べば、意外と早くに、内定を勝ち取ることができるもの。


けど、心に深い傷を抱えている人は、そうではない。


たとえ、正攻法のやり方を学んだとしても、あまり上手くいかないことも多い。


なんせ、正攻法のやり方を信じ切ることができていなかったりするから。


自分を出すことに苦手意識を持ち、終始、躊躇する傾向があるから。


堂々と振る舞うことに対して、ブレーキをかけてしまうから。


過去に負った心の傷が猛威を振るうことになる。


なぜなら、心の傷は、思考や行動、習慣にも大きな影響を与えてしまうしね。


自分では気づいていないことも多いが、心に傷を負った時から、自分は様々な変化をしているもの。


おそらく、過剰に自分を守るような行動を取っているはず。


ただ、小さい時に、自分を守るためにとる手段というのは、極端なものが多い。


例えば、傷つくのが嫌だから、初めからやらない。


失敗する可能性があるものからは遠ざかる。


常に、誰かの後ろで比較的安全な場所を確保する。


といったように。


自分が傷つく可能性をできる限り排除する。


こうやっていると、自分を守れる確率は高くなる。


だが、自分を出せなくなってしまう。


自分を出さないことが、習慣となり、当たり前になってしまって。


そうやって、何年も過ごしていると、自分を出すことに違和感を抱くようになる。


自分を出すためには、無理をしなければいけなくなる。


でも、就職活動では、自分を出すことが求められている事実。


それが厄介なんよね。


だって、心に傷を抱えている人は、自分を出すことを否定していたにもかかわらず、就職活動では、それが求められているんやから。


ただ、大きなチャンスでもある。


なんせ、心の傷を癒す絶好の場だから。


就力活動を通じて、成長していると、心の傷が次第に癒される。


すると、不思議なことに、結果もついてくる。


案外、そんなもの。


もちろん、正攻法のやり方を学んで、十分な人もいる。


けど、正攻法のやり方だけでは、不十分な人もいる。


これは、心の傷の深さの度合いによって変わってくる。


自分自身と向き会い、心の傷と対峙すること。


すごく大事。


なんたって、心の傷が癒されれば癒されるほど、自分の行動の選択肢が増えていくから。


今まで、制限されていた行動が解放され、やれるようになるから。


ちなみに、わざわざ心の傷を癒さなくとも、行動を繰り返すことで、心の傷は自ずと癒えてくるもの。


でも、心に傷を抱えている人に新たな行動を求めるのは酷なことでもある。


おそらく、一人だけでは、やれる人は少ない。


だからこそ、サポートしてくれる人が大事になる、相談にのってくれる人が重要となる。


なぜなら、こういった人が、安心を支えてくれ、勇気を振り絞ることができるから。


心に深い傷を抱えている人ほど、一人で、就職活動をしない方がいいのかもしれない。


もちろん、心に傷を抱えていなくとも、就職活動は、一人でしない方が良い。


なんせ、一人でやるのと、誰かの力を借りるのでは、集まる情報に大きな差があるから。


人の力を借りた方が、成功する確率は高まるもの。


お金を払って力を借りることができるのなら、躊躇することなく力を借りた方が良い。


長い人生を考えると、この選択は、賢明な選択と言えるだろう。


おそらく、心の傷は、最初に、就職活動で猛威を振るう。


だが、決して、就職活動だけではないんよね。


恋愛でも、仕事でも、心の傷は大きく影響を与える。


だって、告白していれば、恋人に発展していた確率が高かったことを後で知ることもある。


自分が思っていたことを、他の同僚が手を挙げ、大成功を収めることもある。


ちょっとした勇気があれば人生が変わっていたかも知れない。


ただ、勇気が出せないことも、自分の心の傷が原因だったりする。


なんたって、勇気を出さないことで、自分を守っているんやから。


行動に移さないことで、傷つくことから自分を守っているんやから。


きっと、過去に、勇気を出して失敗した経験があるのだろう。


そこで得た心の傷によって、自分が踏み出すのに強力なブレーキがかかる。


だから、行動につながらない。


とはいえ、心に傷を抱えたままでも生きていくことはできる。


なぜなら、心の傷は、日常生活を過ごすことにおいては、ほとんど支障がないから。


でも、心の傷を癒すと、自分のステージが変わる。


一つか二つか、それ以上かは分からないが、ステージが上がり、人生が変わる。


心の傷を癒す効果は、これほどにもある。


だって、今まで自分を抑えつけていた制限がなくなり、解放されるんやから。


そして、自分の力を、今まで以上に発揮できるようになる。


しかも、抑えつけていた分、負荷がかかり、大きな力が解き放たれる。


心の傷によって、苦しめば苦しむほど、心の傷が癒され、本来の自分が解放された時、人生が一変する。


心の傷を活かすも殺すも自分次第。


ただ、心に傷を負っている人の方が、伸びしろが大きいのではないか。


なんだか、そんな気がする。


心の傷は、自分次第で、飛躍のキッカケとなるんやで。


だから、今ある心の傷と真剣に向き会い、ステップアップのキッカケとしなよ。


すると、自分の人生が、大きく展開していくから。



サコヤンの独り言

「心の傷を癒すと大きな力が発揮される」