相手の立場になって考える。
すると、見えてくるものがある。
今までにない発想や視点、自分の振るまいといったものが・・・
相手の立場になって物事を考えることで初めて、相手が何を嫌がり何で嬉しがるのかが分かるようになる。
上手くいかない場合、大概は、相手のことを無視した上で対処している。
自分の都合や自分の主観を優先し、自分勝手に事を進めてしまって・・・
もちろん、自分の都合や自分の主観を優先し、上手くいく人もいるし、上手くいく場合もある。
だが、そうなるには、確固とした力が必要なんよね。
力がある人がやるからこそ、上手くいく。
力がない人がこんなやり方をやると、相手の反感を買う。
また、力があっても、独裁者的なやり方を続けていると、時の流れと共に、周りの人が自分の下から離れていく。
だから、自分の都合や自分の主観を優先して、人と接し続けない方が良い。
だって、人と人との関係は、自分と相手があって初めて成り立つんやから。
相手の考えや想いを大切にしながら関わることが大事。
なんせ、自分だけが喜ぼうとしても、関係性は発展していかないものやしね。
自分も喜び、相手も喜ぶ。
その関係性がない限り、長続きはしない。
ゆえに、相手にも喜んでもらう意識を持つことが欠かせない。
そして、相手に喜んでもらうためには、相手のことを知る必要がある。
だが、相手のことを知ろうとしても、全てを知ることができるわけではない。
なんたって、四六時中一緒にいることはできないんやから。
知ることができない部分は、想像力でカバーする。
何をすれば喜んでもらえるのか。
何を提供すれば嬉しくなってもらえるのか。
どのように接すればお互いの関係性が深まるのか。
こういったことを意識しながら、人と接する。
すごく大事。
なぜなら、相手のことを考えながら接していると、次第に、相手が何で喜ぶのかが分かってくるから。
しかも、分かるだけでなく、実際に行動をして喜んでもらえるようになる。
すると、相手との距離はドンドン縮まっていく。
なんせ、相手が喜ぶことを先回りして提供しているんやから。
これを繰り返していると、いつしか、あなたは、相手の人にとって特別な存在になるだろう。
だって、何度も何度も喜ばせてくれているんやから。
人は喜びを与えてくれる人を、邪険には扱わない。
むしろ、人として好きになっていく。
だから、切っても切れない深い絆で結ばれた関係性に発展していくんよね。
ただ、自分のことばかり考えていると、相手の想いや状況、望みといったものを読み取ることができやしない。
なんたって、自分を優先し、相手をないがしろにしているから。
残念ながら、こういう姿勢は、ちゃんと相手も感じている。
感じているからこそ、それなりの対応をしているんよね。
でも、本気で喜ばせようしてくれている、というあなたの気持ちを感じると、その気持ちに全力で応えようとする。
案外、そういうものなんよね。
ゆえに、相手のことを全力で考え、相手に喜んでもらえるよう全力で取り組みなよ。
すると、必ずといって、自分のところに素晴らしいことが返ってくるから。
ただし、全力で喜んでもらうためには、相手の立場になって考える必要があるんやで。
なぜなら、相手のことを考えない自分勝手な親切は、親切と言えるものではないから。
そんなものは、親切の名を借りた迷惑行為に他ならない。
よくよく考えてみると、親切なつもりでやっていても、迷惑をかけていることが意外とある。
相手のことを無視して、自分の都合だけで判断してしまって・・・
相手がいてこそ、人間関係が成り立つ、ということを忘れてしまって・・・
相手の立場が分からないほどに、傲慢になってしまって・・・
おそらく、自分のことばかり考えていた結果なのだろう。
自分のことを考えることも大事だが、相手のことを考えることも大事。
なんせ、自分一人で生きているわけではないから。
自分がいて、相手がいる。
両者がいて、初めて、人間関係が成立する。
そのため、自分から相手に歩み寄る必要があるんよね。
最初から、自分の世界観を豪語したところで、相手は良い気はしない。
まずは、相手の世界観を認めること。
そして、お互いの距離が縮まってくると、そこで、自分の世界観を知ってもらう。
それが大事なんよね。
人間関係は、相手ありき。
いくら自分がすごかろうと、相手がいなければ、人間関係は成り立たない。
また、相手に認められ続けなければ、長続きしやしない。
ゆえに、相手の立場になって考え、相手に喜んでもらえるよう全力を尽くしなよ。
こうしていると、必ずといって、お互いの関係は発展し続けるから。
なぜなら、何かをしてくれたら、何かを返したくなるのが人の性だから。
自然と、喜びの与え合いが続く。
よって、お互いの関係性は、ドンドン深いものになっていく。
ただ、始まりは、相手の立場になって考え、相手に喜んでもらえるために行動していることなんやで。
そのことを忘れてはならない。
とにかく、相手の立場になって考え、相手に喜んでもらえることを一つずつ積み重ねなよ。
これが、自分のためになることはまちがいないから。
サコヤンの独り言
「相手の立場になって考えると今までにない発想に気づくことができる」