どちらが人として格好良いのか。
失敗を怖れて何にも挑戦しない人と次から次と挑戦している人。
自分のことしか考えていない人と周囲の人のために汗水流して動く人。
口は威勢が良いのだが何もしない人と言葉は少ないのだが行動で示す人。
一度、意識してみると、どんなことをすると人として格好良いのかは一目瞭然。
でも、今までちゃんと意識したことがなかった。
また、人としての格好良さなんて求めていなかった。
ものすごく重要なことであるにもかかわらず。
そのため、人としての格好良さなんて関係ないような生き方をしていた自分がいる。
今までの自分の生き方に胸を張ることができない自分がいる。
人として格好悪い生き方をしていたことに気づかなかった自分がいる。
なんと、情けない生き方をしていたのだろう。
自分が得することばかりを考え、自分の都合に沿って動き、自分勝手極まりない。
人は自分の人生を生きているが、自分の欲だけを追及する人はあまり魅力を感じないものなんよね。
たとえ、どんなに優れた経営者であっても・・・
自分の欲だけを追求している人に群がっている人は、その人ではなく、その人の肩書きや地位、お金といったものに群がっている場合が多い。
ゆえに、肩書きが外れれば、瞬時に多くの人がその人の下から去っていくであろう。
けど、周囲の喜びや幸せ、成長を追及している人は違う。
肩書きなど関係なく、一人の人間として認めてくれている。
だから、周囲のことにも意識を向けることができる人には、多くの人が集まるようになっているんよね。
なんたって、周囲の人の喜びや幸せ、成長を考えている人の側にいるとすごく楽しいから。
多くの人が楽しさを求めているため、楽しさを提供できる人には自ずと人は集まり、多くの仲間が自ずと形成されていく。
案外、そんなものなんよね。
しかも、楽しさを提供できている人は、人として格好良く映る。
そして、冷静にその人を見てみると、人として格好良い行動を選んでいることに気づかされる。
一つ一つの行動を選ぶ基準が、多くの人と異なっている。
なんせ、損得勘定に重きを置いていないから。
周囲の人のためになるなら、損することだって平気で選ぶ。
この姿勢が素晴らしい。
だって、多くの人は、損することを平気で選ぶことはできないものだから。
むしろ、なるべく損しないように頭を働かせている。
損して得をとる、という発想がないんよね。
ゆえに、どうしても、両者の差を感じずにはいられない。
なんたって、両者の懐の深さが決定的に異なるから。
ただ、よくよく考えてみると、人として格好良い生き方というのは、本来当たり前な行動なのかもしれない。
なぜなら、誰もが、大人になるまでにはできていたことが多いから。
小さい頃は、夢を発言し挑戦していたし、人のために汗水流すこともしていた。
また、嘘をつくこともほとんどなかったし、自分の可能性を信じとにかく動いていた。
けど、歳を重ね様々な経験を積んでいくごとに、こういったことを敬遠するようになっていたんよね。
自分の力を知り、自分に限界を設け、極力、傷つかずに済むために・・・
自分にとって、格好良い生き方というのは、無意識の内に、自分で放棄してしまったもの。
だからこそ、格好良い生き方をしている人に憧れを抱いていたのだろう。
自分が失ったものを今でも持っているから・・・
ただ、憧れを抱くだけで、自分自身が格好良い生き方をしよう、とは思わなかった。
この点が詰めの甘いところなんよね。
そもそも、人は、すべての人が素晴らしい可能性を秘め、独自の力を備えているもの。
ゆえに、誰にだって、人として格好良い生き方をすることができるんよね。
自分さえ、強く意識すれば・・・
そう、難しいことではない。
なんせ、複数の選択肢で迷ったとしても、どれが人として格好良い生き方かは、案外、簡単に分かるものだから。
そのため、人として格好良い生き方を一つの基準として物事を選びなよ。
すると、自ずと、格好良い選択肢を選び、格好良い生き方をできるようになっているから。
そして、格好良い生き方は、ある副産物を与えてくれる。
なんたって、自分の生き方に胸を張ることができるようになるから。
また、子供に対して誇ることができる自分になるから。
今、子供がいない人は、将来の子供に対して誇ることができるようになる。
これほど、素晴らしいことなんよね。
人として、格好良く生きるということは・・・
なのに、今まで意識することさえなかった。
だから、これからは、今までの分も含めて強く意識する。
なんせ、自分のためにも、将来の子供のためにもなるから。
人としてどのように生きるのか。
人としてどのように生きた方が良いのか。
今回、改めて考えさせられた。
だって、こういったことは、何か機会がなければ考えはしないから。
機会を得た時に考える。
それが大事。
とにかく、強く意識して、人として格好良い選択肢を選び、人として格好良い行動を一つ一つ積み重ねなよ。
これが、人として格好良い生き方に通じているから。
ゆえに、誰にだって格好良い生き方で生きることができるんやで。
だから、複数の選択肢がある場合、人として格好良い選択肢を堂々と選びなよ。
必ずや、自分のためになるから。
サコヤンの独り言
「人として格好良い道を歩みなよ」