相手のことを考えて動く。
ものすごく大事。
だって、相手のことを考えて動くと、自分が得られるものは多いから。
人は人との間で生きていく生き物のため、この能力は人間関係が生じる至るところで力を発揮する。
職場での関係であろうと、友達との関係であろうと、恋人との関係であろうと、様々なところで役に立つ。
なんせ、相手のことを考えた上で動くからこそ、相手を喜ばせることができるんやから。
各々には、その人独自の個性や好み、性格があり、それをふまえた上で動かなければかえって迷惑になることもある。
相手を不機嫌にさせることもある。
たとえ、こちらが親切のつもりでやったものであったとしても・・・
相手のことを考えない親切は、親切の押し売りであって、親切と呼べるものではないんよね。
このサジ加減は、すごく難しい。
なんたって、人によって微妙に異なるから。
普段から人をよく見ていなきゃできることではない。
だが、仮にできれば、人間関係において最強の武器となりうる。
なぜなら、普段から「人に喜んでもらおう」という意識を高く持っているから。
多くの人は、自分を喜ばせようとしてくれる人には、やはり、誠意を持って対応する。
喜びには喜びで返そうとする。
これが、普通の対応。
ゆえに、「人に喜んでもらおう」と意識している人は、人間関係が良好な人が多い。
人が望むことに敏感で、他の人より早く動くため、人から良い印象を受ける。
そして、それが嬉しいから、また、人に喜んでもらおうとする。
こうして、良いスパイラルが自分の中に形成されている。
だから、良いことばかりが起こる。
相手のことを考えて動く。
その効果は、自分が思っている以上に大きなもの。
「情けは人のためにあらず」という言葉があるように、良い行いはめぐりめぐって自分のところに返ってくる。
案外、そんなものなんよね。
もちろん、タイムラグはあるが・・・
おそらく、これは、良い行いを繰り返すことで「徳」を積んでいた結果であろう。
「徳」を積み、これがある程度たまると、「得」として形になって目で見えるようになっているのではないか。
なんだか、そんな気がする。
今の時代、あまり考えられなくなった「徳」。
だが、ものすごく重要な考えのような気もする。
心の時代と呼ばれることもある今だからこそ、必要な考えなのではないか。
相手のことを考え、相手に喜んでもらえるように動く。
この意識が、すごく大切。
だって、これが、経済社会の基本だから。
商人は、お客さんに喜んでもらえる商品を揃える。
これは、大手も中小も変わらない。
各々の好きなようにやっているだけでは、商売は成り立たない。
これができるのは、自分の好きなことを磨き上げ、それを人に喜んでもらえるものに昇華することができた人だけなんよね。
つまり、卓越した力を持っている人だけなんよね。
とはいえ、卓越した力を持っていようと、そういう人ほど、相手のことを考えて動いている人が多いのも事実。
仮に、今の自分の力を冷静に考えて、卓越した力があるかどうかを客観的に判断してみよう。
そして、卓越した力があるなら、多少強引でも、自分を貫く生き方をしても大丈夫であろう。
だが、そうでないなら、相手の立場を考えながら動くことをお薦めする。
これは、いつだってそう。
就活で選考を受けていようと、仕事をしていようと、友達といようと関係ない。
人と関わっている状態なら、相手のことを考えながら動くことは非常に大事。
なんたって、自分のことだけを考えて動いている時と、相手のことを考えながら動いている時では、どうしても、行動の質に差が生じるから。
ちょっとした行動の違いであっても、自分が思っている以上に差は大きい。
こういったことを意識できるかどうかで、自分の人生は大きく変わるのではないか。
なんだか、そんな気がする。
ひょっとすると、今、もがき苦しんでいる人の多くが、自分のことばかり考えて動いているのかもしれない。
また、自分のことばかり考えて、愚痴や不平不満、批判といったものを口から発しているのかもしれない。
そういう人ほど、今の生活を見直してもらいたい。
ちゃんと、相手の事を考えて動けているかどうかを。
相手を喜ばせようと考えて動けているかどうかを。
相手が自分を喜ばせようとしていないから自分もしない。
という考えでは、いつまで経っても何も変わらない。
人がどうであろうと、まずは、自分から相手のことを考えて動いてみる。
すると、少しずつ何かが変わっていくから。
自分が変われば、それに応じて相手も変わる。
相手が変わることを期待しても、そう上手くはいかないもの。
だからこそ、自分の行動を少し変えてみる。
それが大事。
とにかく、自分の人生を少しでも良くしようと思っているのなら、相手のことを考えて動きなよ。
そうやって過ごしていると、いつしか、自分の下に素晴らしいものが返ってくるものだから。
案外、そんなものなんやで
サコヤンの独り言
「誰もが人と人との間で生きていることを意識しよう」