未来を意識すること。


ものすごく重要。


だって、未来を意識するからこそ、そこまでの道筋ができ、少しずつ具現化することができるんやから。


全ては、未来を意識することから始まっている。


今は、物に溢れている時代。


だが、今の時代の物の一つ一つを見てみると、必ずといって、それを作り出し、世に広めた人がいる。


車だって、携帯だって、パソコンだって、見の周りにある物全てがそう。


自然が作り出した物以外は、誰かしらの想いが込められて、世に出ている。


これはまちがいない。


なんせ、理由もなく、突然現れることなんてないから。


「こういった物があったら便利だなぁ」


「こういった物があれば人は喜んでくれるだろう」


といった人の想いが、物を作り出している。


ひょっとすると、最初の頃は、未来なんて意識していないかもしれない。


ただ、ある想いを抱き、それをつき詰めていくと、自ずと未来を意識するようになる。


この想いが形になった時の社会を夢見て・・・


ゆえに、自分の想いを形にしようとしている人は、意識しているかどうかは分からないが、未来に働きかけている。


自分の想いを、未来で実現させようと今を動いている。


時代を作る力。


時代を先読みする力。


未来に働きかけている人に備わっている能力。


優れた経営者は皆この力を持っている。


そして、優れた経営者であればあるほど、未来に働きかけている。


なんたって、そういう人こそ、大勢の社員やその家族の生活を背負っているから。


未来に働きかけなければ、会社を存続させることはできなくなることを知っているから。


過去に生きても上手くはいかないもの。


案外、そうなっているんよね。


そして、多くの企業は、これを理解し、対処している。


だって、時代を読みながら、時代に合わせて変化していっているから。


未来に働きかけなければ、そんなことはできやしない。


なんたって、突然変化できるものではないから。


でも、多くの企業が未来に働きかけているのにも関わらず、人の場合、未来を意識して、未来に働きかけて生きている人は、結構、少ないもの。


どちらかというと、未来ではなく、過去に働きかけている人が多いのが現実。


過去に縛られ、過去を意識しながら今を生きる。


そういう人が、多いのではないか。


今の時代は・・・


なぜなら、過去の自分と同じように生き、それを、これからも続けようとしているから。


何も疑うことなく・・・


けど、誰もが、最初から未来を意識していなかったわけではない。


なんせ、どんな人も、小さい時は、未来に想いを馳せ、未来に働きかけていたから。


どんな夢でも口にすることができたし、叶うと思っていた。


実現すると心の底から信じていた。


だが、成長すると共に、夢を語ることに恥じらいを覚え、夢を口にしなくなる。


また、自分が望む物と現時点の実力とのギャップを考え、自分の望む物を諦める。


そうして、未来のことを意識することを止めてしまう。


現実を知り、自分が望む世界が訪れないことを受け入れてしまって・・・


自分が望む世界と現実との間に大きな差があると、次第にそれを感じることが苦しくなってしまう。


そして、苦しまないためにも、未来のことを意識しないようにする。


「現実は、こんなものなんだ」


と妥協し、無理矢理自分を納得させることで・・・


ただ、未来を意識し、未来に働きかけなければ、自分が望む世界は手に入らないし、望む自分になることなんてできやしない。


だって、何も思い描かなければ、そこに到達するための道がいつまで経ってもできやしないから。


ひょっとすると、未来を意識することというのは、橋を架けることに似ているのかもしれない。


なぜなら、橋を架ける場合、まず、橋を架けようと思うことから始まる。


この想いが生じなければ永久的に橋が架かることはない。


だが、橋を架けようと想うと、どうやったら橋が架かるかがわかってくる。


そして、着実に少しずつ築いていくとちゃんと、橋が架かり、双方がつながる。


もちろん、途中で諦めたら、橋としての意味は成さない。


これを、将来どんな自分になりたいのか、という視点で同様にを考えてみる。


すると、将来の自分を考えることで、自分が望む自分象が出来上がり、どうやったらそこに近づけるかが分かるようになる。


あとは、その道筋を着実に進みさえすれば、自分が望む自分象になっていくもの。


でも、自分が望む自分象を思い描かなければ、いつまで経っても、中途半端な自分のまま過ごさざるをえなくなるんよね。


目指すものもなく、求めるものもなくて・・・


最悪、今やることをこなすだけの生活を送ってしまうことにも・・・


人には、生きていく中で、未来に働きかけることをやめてしまう傾向がある。


未来に働きかけることが辛くなって・・・


でも、これが、自分の生活に閉塞感を生んでいる原因の一つになっているんよね。


なんたって、未来に働きかけることを止めれば、どうしても、選択肢は限られてくるから。


狭い世界の中で、窮屈な世界の中で生きる。


いつしか、そうした生活を続けている人は多いのではないか。


未来に働きかけることを止めてしまったことで・・・


ゆえに、未来に働きかけることは、いくつになっても重要なことなんやで。


これによって、自分が成長できる道筋を作ることが可能になるんやから。


過去に縛られるのでもなく、今に忙殺されるのでもなく、未来に働きかけなよ。


きっと、自分のタメになるから・・・



サコヤンの独り言

「未来に働きかけることで道筋ができる」