今、やるべきことは何なのか、強く意識すること。


ものすごく大事。


本来なら、基本的なことなのかもしれないが、結構できていなかったりする。


なんたって、今目の前にあることよりも、この先に予定してあることの方が気になったりするから。


後のことが気になり、予定をこなすために、今に臨む。


無意識の内に、そういったことをしている自分がいる。


もちろん、多くの人が様々な予定を抱えている。


だからといって、予定をこなすためだけに、今に臨んで良いわけではない。


だって、予定をこなすために今に臨めば、必ずといって、今目の前にあることに、自分の力のすべてを注げていないから。


自分では、一生懸命やっているつもりでも、高い確率で力を抜いている。


だって、後のことを計算しながら今に取り組んでいるから。


その時点で、意識が分散されてしまっている。


それで、100%の力を出すなんて、ほとんどできやしない。


もし、それが、相手がいる場合のことなら、何かに気をとられている雰囲気は、必ずといって、相手にも伝わっているだろう。


よくよく考えてみれば、ものすごく相手に対して失礼なことをしているんよね。


自分ではちゃんと取り組んでいるつもりであっても、相手はぞんざいに扱われていると思うようなことをしているんやから。


予定をこなすことに意識が向き過ぎると、それにとらわれて、今を疎かにしてしまう。


今を疎かにして、先のことを考えたところで、おそらく、先のことも疎かにしてしまうことになる可能性は高いのではないか。


なんたって、今を大切にすることができない人が、後の時間を大切にすることができるとは思えないから。


だって、少し先の未来だって、今を積み重ねた先にあるんやから。


人の身体は一つ。


今やれることも一つ。


だから、いついかなる時も、今自分がやるべきことだけに意識を向ければエェ。


それが、今に集中するコツであり、今を大切にする術であり、自分の人生を大事にすることにつながるんやから。


だが、自分の一生が長く感じるがゆえに、今を疎かにしてしまうことは多々ある。


なんせ、時間はまだあるから今やる必要はない、と思ってしまうから。


確かに、自分の一生は長く感じる。


なんたって、今、自分が命を落とすことなんて考えることはないから。


何十年後に訪れるものという、どこか遠いもののように感じている。


それは、いささか仕方がないのかも知れない。


だからといって、今を疎かにしていい理由にはならない。


なぜなら、今を疎かにして生きていれば、まちがいなく、自分の一生を、後悔するものにしてしまうから。


だって、今を疎かに生きれば、疎かにした今が積み上がる。


ゆえに、疎かにした人生ができあがる。


また、今、本気を出す時ではない、と思って手を抜いている人には、本気を出す場面などやってきやしない。


ましてや、大事な場面など訪れはしない。


なんせ、手を抜いていることを、周りの人はよく知っているから。


そんな人に、大事な場面など任せたりはしない。


どんなに力があっても・・・


手を抜く人とは、一蓮托生とはなれない。


それが普通。


今、自分がやるべきことは何なのか、強く意識し、実際に目の前にあることに全力で取りかかる。


そうやってこそ、自分の道は切り拓けていけるもの。


また、人から信頼される人間になれるもの。


だからこそ、今、自分がやるべきことは何なのか、強く意識することはものすごく大事なことなんやで。


それができるかどうかで、まちがいなく、今後の人生は大きく変わるだろう。


人生を長くとらえることはもちろん大切なことだが、それよりも、今。


今、どのように、何を取り組むか。


それが重要。


今、自分が何をするべきで、実際に、やるべきことに取りかかることができる人は、やはり、いつの時代も強い。


ゆえに、いついかなる時も、今、自分が何をするべきなのか、見極めることができるように、普段から強く意識して過ごしなよ。


そうやって意識を持って生きることが、自分の道を大きく拓いていくことにつながるんやから。


これは、ものすごく重要なことなんやで。


よって、強く意識することを自分に定着させるんやで。


必ず、自分のためになるから・・・



サコヤンの独り言

「今やるべきことだけを考えよ」