なぜ、あんな簡単なことができなかったのだろう。


どうして、こんな簡単なことに気づくことができなかったのだろう。


目の前にあった壁を乗り越えて、自分の周りにあった殻を破って、はじめて、理解した。


壁や殻に対して、過大評価していたことに・・・


実際は、大したことでもないのに・・・


でも、これは、いささか仕方がないことなのだろう。


なんたって、上から見れば下のことはよく分かるが、下から見れば上のことなんて全然分からないから。


上のレベルに住む人にとっては、簡単なことであっても、下のレベルに住む人にとっては難しいことは山ほどある。


だって、見えている世界が異なっているから。


では、どうやったら、下のレベルに住む者が上のレベルで住めるようになるのか。


それは、上のレベルに住む人に引き上げてもらうか、自力で上がるか、とてつもない幸運が起こるかのどれかだろう。


時間をほとんどかけずに上のレベルに行くためには、上のレベルに住む人に引き上げてもらうか、とてつもない幸運が起こることだろう。


確かに、時間はかからないかもしれないが、可能性は結構低い。


なんたって、上のレベルに住む人は、同じ位のレベルの人と頻繁にいるから、中々、出逢う機会がない。


仮に出逢ったとしても、多くの場合、チャンスは数分。


この少しの時間で相手に気に入ってもらう必要がある。


これが、結構難しい。


なんせ、自分に光るものが何かなければ、相手の記憶には残ることはなく、せっかくのチャンスを活かせなくなるから。


ゆえに、引き上げてもらうには、日頃から、自分を磨いておく必要があるんよね。


小さなチャンスを活かすために、普段から、どれだけ準備をしているのか。


それによって、チャンスを活かすことができる確率は大きく変わってくる。


また、とてつもない幸運を起こることを期待するには、あまりにも確率が低すぎる。


これを真剣に狙ったところで、現実味がない。


だから、自分が今よりも上のレベルの世界に住むためには、自らの力を高め上がることが最も現実性が高いのではないか。


なんたって、自分の力を高めれば高めるほど、上のレベルが近づいてくるから。


そして、自分の力を高め続けている限り、必ず、上のレベルの世界に行ける日がやってくる。


自分が諦めさえしなければ・・・


もしくは、自分の力を高めている途中で、上の人の目に留まり引き上げてくれる。


ゆえに、自分の力を高め続けていることが、上のレベルの世界に行くことにおいて、現実性があるのだろう。


もちろん、多くの時間がかかる。


だが、一番確実性がある。


なんせ、一歩ずつ着実に上っていくんやから。


ただ、上を目指すことなく、現状を維持していたら、いつまで経っても、現状を維持したままになっちゃう。


だから、どこを目指すか、普段どう想うかは、ものすごく重要なことなんやで。


なぜなら、それによって、自分がいる場所が決まっちゃうから。


今、壁や殻を感じている人は、すごくもどかしく感じているだろう。


その先に行きたいのに行けなくて、今に留まっているんやから。


でも、決して諦めてはいけない。


だって、壁や殻の向こうには、自分が輝く道が拓けているんやから。


それは、まちがいない。


どんなに高い壁であろうと乗り越えることができない壁はない。


どんなに硬い殻であろうと破ることができない殻はない。


なんたって、人の可能性や、人の成長力は、計ることができないから。


人はナンボでも伸びていく。


案外、そんもの。


また、世の中には、今の自分より先に行っている人は山ほどいるから。


誰かにできているのなら、自分にだってできるはず。


人の基本的能力なんてそないに変わりはしないんやから、自分にだって、それができるほどの力は備わっている。


そう考えても、何らおかしなことではない。


ただ、今できていないのは、できる方法を知らないだけなんよね。


ゆえに、時間をかけてでも、その方法を学べばエェ。


そうすれば、一つ上の世界に行けるようになるから。


とにかく、上を目指し、自分の力を高め続けておくんやで。


それが、自分を一つ上の世界に導く、確実性のある手段だから。


諦めずに、果敢に挑んでいたら、いつしか、目の前にある壁が、自分の周りにある殻が幼稚なものに感じるはずじゃから。


あれほど、苦戦していたものなのに・・・


乗り越えることができない壁がなければ、破ることができない殻もない。


だから、自分ならこの壁を乗り越えて先に進むことができる。


自分なら、この殻を破って、先に進むことができる。


そう想って、取り組みなよ。


なんたって、プラスな想いで取り組むと、短い時間で大きく成長するから。


そもそも、自分の目の前に現れるものはどんなものであろうと、自分ならできるものばかりなんやで。


なんせ、自分の範疇を超えたものは、自分の世界に現れることはないから。


現れている時点で、自分ならできることの証なんやで。


ゆえに、どんなことであろうと、堂々と取り組めばエェ。


たとえ、それが、今の自分のレベルでは手に負えないものであっても・・・


ゆくゆくは、必ず、できるようになるから。


ただし、自分なら必ずできる、という想いを持って臨み続けさえいれば・・・


それに、壁や殻というのは、限界ではなく、限界値を引き上げてくれる存在なんやで。


そのため、感謝して挑めばエェ。


だって、自分を高めるために存在してくれているんやから・・・



サコヤンの独り言

「自分を高めれば高めるほど、見えるものが多くなる」