フォトジャーナリズムのクラスで町外れの高台にあるForte Belvedereでやっていた写真展に行くことになり、そこで出会ったのがNan Goldinでした。Sexやドラッグ中毒者を被写体にした彼女の過激な写真たちがスライドショーで映し出され、BGMのビョークの不気味な曲と妙にマッチしていたのを覚えています。教会のひんやりした石畳に座って1時間ほどみんなでそれを眺めていました。


まさか彼女の作品たちに今の会社からほど近い表参道で会うことになるなんて・・・!
ランチの帰りに同僚が「ディオールで写真展やってるから立ち寄ってこうよ」って言うから行ってみたらNan Goldinでした。「Wild Horses」と題されたその展示はディオール・オムのモデルたちのバックステージでの姿を映し出したもの。最初にディオールのランウェイで大まじめな顔をしたモデルたちの映像を見た後に、Nanがバックステージで撮った10代の少年に戻ったモデルたちの姿を見るとすごい衝撃を受けます。逆立ちをしてばか騒ぎをしたりジョークを飛ばし合ったり、ランウェイでのあの気取った表情が嘘みたい。わずか11枚の写真で世の中の常識をくつがえすNanはやっぱり天才だわ・・・

フィレンツェ留学中この高台でその後radioheadのコンサートも見ることができました。それ以来、すっかり虜になり、また絶対行きたいと5年間思い続けてやっと、そのチャンスが東京で訪れました。
10月4日(土)さいたまスーパーアリーナ



3月にチケットを取っていたお陰でステージの目の前。2時間おしくらまんじゅう状態で、前回のフィレンツェのワインを飲みながらの野外ピクニックコンサートとは雲泥の差でしたが、やっぱり最高でした☆































