この人の芥川賞候補作品は確かに読みました。
変なタイトルだったことだけ覚えていましたが、
内容はほとんど記憶に残っていません。
先日この作品の大々的な新聞広告を目撃して
ついつられて買ってみたのですが、
すごかったです。壮絶。
私は小説の中の「狂気」というものに弱くて、
読んでいるとつい思考が乗り移ってしまい、
そのうち何がおかしいのかわからなくなってしまいます。
例えば三島由紀夫の「金閣寺」なんかはその典型です。
まだこの小説は救いがあったのでよかったです。
でも怖かった。
この人の芥川賞候補作品は確かに読みました。
変なタイトルだったことだけ覚えていましたが、
内容はほとんど記憶に残っていません。
先日この作品の大々的な新聞広告を目撃して
ついつられて買ってみたのですが、
すごかったです。壮絶。
私は小説の中の「狂気」というものに弱くて、
読んでいるとつい思考が乗り移ってしまい、
そのうち何がおかしいのかわからなくなってしまいます。
例えば三島由紀夫の「金閣寺」なんかはその典型です。
まだこの小説は救いがあったのでよかったです。
でも怖かった。
現在入院されているYさん(67歳・女性)から教えていただいた本。
Yさんは私が伺うと毎日本を読んでいらっしゃいます。
よっぽど好きみたいです。
この本読みました?
あの本読みました?
って聞いてみたら、
私が読んだ本はたいてい読んでらっしゃいました。
特にジャンルは問わず、何でも読むらしいです。
この本は「最近読んだ中で一番面白かった本」だそうです。
浅田次郎は『鉄道員』くらいしか読んだことはありません。
実は私も、ちょっと思い切って
大好きな小説をYさんにお貸ししてしまいました。
こういう関係で本の貸し借りって、
本当は読みたくもないのに無理矢理貸してしまって、
気を使わせたりしたらどうしようって不安だったのですが、
Yさんは快く「読みたい」って言ってくださいました。
毎日ちょっとずつ読んで、感想も言ってくれて、
嬉しいです。
何の本を貸したかは内緒です。
今のところお互い
「山崎豊子の新しい本読みたいですねー。」
なんて話をしています。
明日から私は夏休みですが、
戻る頃にはYさんは退院していると思います。
うちの病院の、私が入局しようとしている医局の
先生が書かれた本だそうです。
先生は現在大学院にいらっしゃっていて、
私も何回か顔をあわせたことがあるらしいです。
感動作でした。
でも現実はもっともっといろいろなことが起こっています。
あまりにもたくさんのことが起こりすぎて、
少し感覚がマヒしてしまっているのかもしれない、と思いました。
基本に立ち返りたいときに
読み返そうと思いました。
「癒し系患者さん」として看護師さんからも医師の間でも
大人気だったTさん(60代)が読まれていた本です。
飄々としていつも面白いことを言っていました。
まだ慣れなくて、震える手で採血をしに行くと、
「ここが人気スポットだよ。」
と採れやすい部位を教えてくれました。
この本は、
「死ぬまでに何か大作を読もうと思って選んだ。」
そうです。
「面白いんですか?」と聞くと
「あんまり面白くない。」とおっしゃっていました。
それでも「1年かけて37巻までたどり着いた」と
喜んでいました。
内容を伺ったのですが、
世界史が苦手な私には
さっぱり?な感じでした。
私だったら、「死ぬまでに読みたい大作」として選ぶのは
「大菩薩峠」でしょうか。
まあいつか、機会があれば。
これは面白かったです。マンガですが。
水戸黄門と鬼平犯科帳が大好きなMさん(76歳)からお借りしました。
Mさんは、かなり状態がまずいのに
「ヒトサマの世話になってまで長生きしたいとは思わねえ」
とかおっしゃっていて、まわりをひやひやさせていました。
でもすごくいいおじいさんで、いろいろな話を聞かせて頂きました。
Mさんとのおしゃべりはとても楽しかったです。
この本を読んで、
「ちゃんとした日本語をしゃべろう。」
と決意しました。
敬語の本なんかも買ってみました。
いざというときにも恥ずかしくない話し方をしたいです。
発売時に新聞広告で見かけてから
ずっと読みたいと思っていました。
読んでいると、戸塚先生の
「透き通った力強さ」に心を打たれました。
先生が「患者として知りたい情報」と書かれていたことが、
医療者サイドではそれほど重要視されていないという現実に
気付くことができました。
「個人差」
という言葉は、非常に便利な言葉です。
全体を説明しているようで、
実は個人に対しては何も説明できていません。
確率も同じです。
「5年生存率は30%です。」
と医者から言われたとき、
自分がその30%になるかならないかは
誰にもわかりません。
結局何もわからないのです。
血液内科の患者さんだったK君(26歳)が読んでいた本です。
K君はものすごい読書家で、しかも
聞いたこともないようなマニアックな本ばっかり読んでいました。
タイトルを見たときにぎょっとしたんですけど、
中身もあまり穏やかではない内容でした。
ただほんの一瞬、「あ、わかる」と思える文章がありました。
忘れてしまいましたが。
研修医になって6ヶ月目。
日々すくすくと成長しております。
毎日病棟で働いている中で
ささやかな楽しみとしているのが、
患者さんの読んでいる本をチェックすることです。
入院生活というのは基本的にヒマそうなので
皆様実にさまざまな本を読んでいらっしゃいます。
そしてそんな患者さんたちから
いろいろと教えていただいて、
読みたいと思った本がたくさんあります。
「本を読んでいる」=「元気」
という単純な事実にも気付きました。
体調が悪ければ本を読めないし、
気力が低下していても読む気にはなりません。
それは患者でも研修医でも同じこと。
忙しさや疲労を言い訳にすると
なかなか思うようには読めませんが、
読みたいと思った本をメモしておいたり
読んだ本を記録しておこうかなと思いました。
ぼちぼちと更新してまいります。
よろしくお願いします。