・3月4日(日)
9時半頃、東京駅に着いた。
地下鉄に乗って清澄白河で降りる。
私は、この辺りの町の感じが好きだ。
最近、小さくて軽くて
いいレンズのフィルムカメラを中古で買った。
そのカメラでパシャパシャ撮りながら
東京都現代美術館に向かう。
寄り道が楽しい。
(このブログに載せている写真は、全部ケータイやデジカメで撮ったものです)
美術館もじっくり見て、
写真を撮りながら
午前中だけで随分歩いた。
いろいろ美術館めぐりをしようと思っていたのだけど(原美術館とか森美術館とか)
なんだか、もう疲れてしまった。
なんとか気力を振り絞って表参道の高橋恭司さんの写真展を見に行く。
吉祥寺に着く頃、雨が降り出した。
トムズボックスで及川賢治さんの個展を見る。
それからキチムで一休み。
原田郁子ちゃんの私物の本とか置いてあって
ふむー。となる。
カバンからタイチくんが書いた小説の始まりの部分を取り出して
読み返してみた。
えーっと。
これからRanちゃんとRanちゃんの旦那さんとタイチくんと
新宿の池林房で会うことになっているのです。
Ranちゃん以外の人とは初めましてなので
印象良くしとかねばってことで
小説を読み返す。
池林房に入って行くと
奥に男の人が二人いて
お。あれが初めましてのふたりかと思い
名前を名乗る。と、
ひとりはお店の人だったみたいで
え。。。。となる。
お店の人にはじめましてとか言って大変恥ずかしい。
タイチくんは、「生活」っていう同人誌を作るらしく
そのメンバーの書いた詩を肴に
これがいいとかあぁだこうだ言って
最終的に直接本人に感想を言おうということになり
電話して、この詩がいいです。とか順番に言っていったり
あとは、Ranちゃんとこの馴れ初めを訊いたり
あっという間に楽しい時間は過ぎていった。
Ranちゃんと会うのは一年ぶりくらいやったんやけど
なんだか前に会ったときよりナチュラルになってた。
本人はアメリカに戻りたいって言うてるけど
結婚して日本に帰ってきて
いい感じに力が抜けてる状態なんちゃうかなぁなどと思う。
Ranちゃんの旦那さんが清澄庭園がいいよって教えてくれる。
ホテルの部屋の壁に飾られた写真は
清澄庭園じゃないのかな。
・3月5日(月)
今日も雨。
かなり降っている。
9時頃ホテルを出て
散歩がてら近くの清澄庭園に行ってみた。
誰もいない。
寒い。
雨音と自分の吐く息。
それだけ。
俄然、写真を撮る気分になる。
スイッチ入った。
夢中でシャッターを切りながら歩く。
雨音と自分の吐く息。
ふと、今、何時なのか
ここはどこなのかわからなくなって
ものすごく不安になる。
この庭園の出口はどこなのだろう。
どこに繋がっているのだろう。
不安でも一歩一歩進むしかなくて
歩いて、写真を撮って、
気づいたら2時間もそこにいた。
やばい。
12時半にみなとみらい駅で待ち合わせしているのに!
渋谷の乗り換えで迷い
案の定、遅刻で
harukaさんと雅ちゃんと再会。
お昼を食べてから、横浜美術館に松井冬子展を見に行く。
下絵とかデッサンも見ることができて
それが面白かった。
いいなって思ったのは、
人を見ているようで骨を描いたの。
人は皆、結局のところ骨なのだと思う。
服や皮膚や内臓や心や
全部取っ払ったら骨がある。
夕方、相模原から I さん合流。
杏仁豆腐がウリのお店で中華を食す。
すごくすごくお酒を呑みたい気分だったので
たくさん呑む。
・3月6日(火)
harukaさんと11時、新宿で待ち合わせ。
小田急線に乗って参宮橋で降りる。
とてもいい町並みがそこにあった。
目指すは「ももちどり」
パンケーキ、おいしくて幸せ。
心がゆるゆるほぐれて
明治神宮行こっか。とかのんきに言ったら
harukaさんが冷静に
それはいいね。でも時間がないよって告げる。
時間。
時間。
そうだ、忘れてた。
ワタリウム美術館に行くんだった。
ワタリウム美術館で重森三玲の北斗七星の庭_展を
見に行くんだった。
庭の展覧会ってどんなのだろう。
細野さんが会場の音楽を担当しているのも楽しみのひとつ。
って、期待大やってんけど・・・。
庭はやっぱり
現地に行って、そこに自分が立って
肌で感じなくちゃだめですね。
昨日、清澄庭園で
なんかすごく印象的な体験をしてたから
余計にそう思えて
本当、展示がちゃっちく思えて残念でした。
まぁ、庭以外のインテリアデザインのコーナーにあった
地袋とか天袋はめっちゃ良かった。
あと、地元の団地の中にある庭(以楽園)が
重森三玲の作って初めて知った。
休みの日って、ほんと早く過ぎてしまうなぁ。
時間を忘れるほど遊んで
とっても楽しかった。
いつもと違って
たくさんの人と会って賑やかな旅行でした。
また、がんばって働く元気をもらったよ。
ありがとう。