イギリスに来て1年半が経ちました。

ウエールズでの大学院生活も一筋縄では行きませんでしたが、ロンドンに移ってきてから、毎日毎日がストレスで強迫観念に襲われているような気持ちになり、昨日なんか朝起きると同時に吐き気を催しました。


こちらに来てからは、取引先の会社と接したり、買い付けに行くことくらいしか、「人とかかわる」ということがなくなってしまい、歳寄りの知り合いしか増えません。

もっとナウでヤングなにーちゃんと知り合えたりなんだりしたら、ロンドン生活もうきうきウォッチングなのかもしれませんが、よく見ると巷にいるナウでヤングなにーちゃんは「雰囲気イケメン」だということに、気付いてしまいました。

イギリスに男前はいません! 

いたとしても140%女の子には興味がありませんし、もちろん私にも興味がありません。

もう私はあきらめました。

次、生まれ変わったらイタリアに行きます。


いや、そんなことはどうでもいいんです。

今日は、イギリスで体験した「おんどれなめとんのかダボ!(播州弁で「貴方、なめてかかっておられるのですか、バカ」の意)」というエピソードを書きたいと思ったのです。


仕事柄、既存の小売業者や、卸業者とかかわることが多いのですが、もう、私は「イギリスの会社」に期待することはやめました。

「フランスの会社」に期待することはとっくの昔にやめました。

というのも、前回フランスでヨーロッパ1大きなトレードショーに参加して、いくつかの企業から商品を卸すことになったのですが、

トレードショーではお互い、片言ながらも英語をしゃべってやっとこさ取引を開始したにも関わらず、

後日、イギリスに帰ってきてからフランスの企業から送られてきたメールはフランス語。

バカにするのもいい加減にしてくれという感じです。

それがお客様に対する敬意か。

フランス語が分かるなら最初からフランス語しゃべっとるやろ、ダボ。

日本人でも同じ立場なら慣れない英語で送ろうとするはず。

フランスには何一ついいイメージがない私ですが、今回こういう小さなことがたくさん重なり、

申し訳ありませんがかなりの「アンチフランス」になりました。

で、この会社には「私たち英語で話したよね?英語で送ってくれませんか?」というと、


「give me creditcard」という返信が。


いやいやいやいやいや。

もっとオレオレ詐欺のノウハウを習った方がいいんでないかい?と言わんばかりのメールに呆れてしまいました。

クレジットカードで払うことにしていたんですが、もっと言い方あるやろ、

カード詳細教えてくださいとかなんとかさ。

請求書と一緒にこのメールだったのですが、

請求書の宛先が間違いだらけでしかもやはり内容はフランス語でわけわからんから

ちゃんとしたやつ送ってくれって言ってるのに2週間経てども送ってきません。

別に急ぐ商品ではないのでいいのですが、こうやって1通でもメールを送ってきた会社はまだしも

まったく音沙汰なしの会社もあります。

あ、これはフランスでのトレードショーの話。


私が今日書きたかったのは、イギリスにある「日系」の会社について。

もうね、イギリスの会社がいい加減なのは目をつむります。

丁寧な会社に出会ったことは正直ありません。

でもね、たとえば、日本では名が知れている大きな会社のイギリス支店がロンドンにあるとしたら

日本人なら「それなりのサービス」をそこの会社に求めてしまいませんか?

イギリスはええ加減、だから日系に頼もう、という方程式は少なからずこちらに住んでいる人にはあると思うんです。


それがどうでしょう。

もちろん全部の会社とは言いません。

日本食のレストランに行って、英語も日本語もできない中国人が働いていて、オーダーができなかった、

それもご愛嬌です。

そんなことも許せてしまう国、ザ・イギリスです。


しかし、私にはどうしても許せない会社があります。

名前をここに載せてしまいたいくらいの気持ちではありますが、ここはイギリスなのであと3回くらいの不祥事は許したろうかなと思えてしまう国、ザ・イギリスです。


まぁ、その会社は、要するに「運送会社」なのですが、

もちろん名前を出せば100人が100人知っている日本の大手の運送会社です。

大量のアンティークやイギリスの雑貨を買い付けるので、

今まで何回かこの会社に日本への運送をお願いしましたが、文句を言わずすんなり行ったことは一度もありません。


一番許せなかった事件。

この会社は「何箱でもまとめて100キロ送ればお得」なサービスを展開していて、アンティークなんかはすぐに100キロ行くので重宝はしているんです。

ただ、100キロのつもりで8箱ほど集荷をお願いして、その会社が事務所に持って帰ってはかったら

「100.8キロ」だったことがあるんです。

こんなもん、


許容範囲内じゃないんですか??



私がおーさかのおばちゃんすぎるだけなんですか??


それをね、こちらの会社はバカ正直に、ご丁寧に、50キロと51キロに分けて送ってしまおうとされたわけです。

こちらの許可なしに。

こちとら、100キロまとめて送ればお得なサービスだから利用しているだけなのです。

50キロと51キロのセットを2口送りたかったわけではないんです。

こちらは商売でやっているんです。

たった1キロのオーバーに5000円も払えるかボケ。って思いませんか?

それをこちらの会社は平気な顔してやってしまわれたのです。

もちろん、2口に分けますよという許可があっても私は断じて許しませんし、それで通せと駄々をこねるつもりです。

そうするのが正しいと、大阪では道徳の時間に習います。

最終的に値段の請求が来て、5000円も予算からオーバーしていてなんじゃらほい?と電話をかけたら

「ですからオーバーしておりまして・・・」


「悪気でオーバーしたんじゃありません、他の会社だったら25キロのところを26キロあっても送ってくれましたよ!これからも御社のサービスを使うつもりでしたがもう一回その会社に戻しましょうか? しかも、勝手に2口に分けて送ることにされるのって日本だったらありえませんよ、他人の財布を勝手に使ってるようなもんでしょう?」


と言ってみても

「ですがオーバーしておりましてどうのこうの・・・・次回からは少なめに入れてもらえればこのようなことは避けられると思います」


次回からぁぁああ??


あぁああああああ??


次回があると思っとんのかダボが! と心の中では思いましたが、そこはヤマトナデシコ。

冷静を装い


「申し訳ありませんがあなたとはお話になりませんので上の方で日本人の方にかわっていただけませんか?直接交渉します」

と言うと、


「今、上の者が電話中ですので、伝えておきます。すぐ折り返します」

と言われました。


しかし、待てど暮らせど電話はかかってこず、しびれを切らした私は電話をかけ直しました。


するとまたその女。


「上の人とお話がしたいと言いましたよね?それをかけてこないなんてバカにされてるんですか?」


するとその女はこう言いました。

「上の者はイギリス人ですよ? あなた英語話せるんですか?」


カチーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!


私は最初にその女にお願いしたときに日本人の上司と話したいとお願いしました。

そのときに、日本人の上司がいないならいないで言えばいいし、

英語話せないと思ってかけ直してこないというその無礼さ。

江戸時代なら確実に切腹モノですよ。


正直言葉を失いました。

これが日本人の対応か。

確かに重量をオーバーして悪かったのは私。

しかし、このような仕打ちをされるほどその1キロは重たかったのでしょうか。


この会社は比較的安く商業用の貨物を送ってくれるので使わざるを得ないのですが

本当に自力でシッピングカンパニーを立ち上げたいと思ってしまっているところです。


日本を代表する運送会社のイギリス支店の社員が、このようなことでは、と

小娘ながら同情してしまします。


もちろん、この会社にこのようなおもてなしを受けたのはこれだけではありません。

思いだしただけではらわたが煮えくりかえる思いがするので今日はこれだけにしときますが、

イギリスに来て、日本人の心を忘れてしまう日本人にはなりたくないと心から思います。


ちなみにこの話を東京の人に話してみたのですが

「普通だったら2つに分けて送ることを言うよね」との回答がさらっと返ってき、

やはり私が間違っているということを遠回しに言われたような気がしました。


「損して得とれ」という言葉、大阪でだけ有効なんですか?

早いもので、イギリスに来て1年半ほどが経ちますが

まったくといっていいほど発音がダメダメな私です。

特にRとL、SHとSIなどは全く区別がつきません。

他の人が言っているときは、文脈で判断するので問題はないのですが、

RIGHT, LIGHT, SITなど発音するときは、心の中で通じてほしい方に願いを込めながら発音しています(笑)

周りの人も

「そんなこと気にしなくても大した問題じゃないよ」「何言いたいか全部分かるから」と言ってくれるのですが

なんか、そういわれるのもすごくさみしい。

「あんたのことなんかどうでもいいから、適当に発音しときなよ」って言われてるみたいで。

たとえば、大事な友達がずっと意味を勘違いしたまま日本語しゃべってたら

絶対直すでしょ?

直してくれない、どうでもいいって言われることは、そこまで大事に思われていないような気がしてしまうのです。

そして、名前にRやLが入っている友達の名前を呼べないということは失礼なことだと思うのです。


先日、うちに泊まりに来た友達がABCを紙に書いて、その下に発音記号を書いて一から教えてくれました。

発音記号なんて1度も習ったことがない典型的な大学受験目当ての中高だったので

発音記号を覚えることが数学のように感じ、彼にも「素質ないなー」と言われてしまいました(笑)

高校のとき、単語を覚えることは大得意だったのですが、たとえば「Apple」だと「アップレ」、「Chair」だと「チャイル」

など、スペル重視で覚えてきたため、今さら発音記号となると、また1から単語を覚えるのと同じような気持ちになり、すごく遠ーーーい話のように感じてしまいます。

というか、発音記号も読めずに良く大学院修了したな。

情けないわ。


で、4時間ほど発音記号を夜中じゅう教えてもらい、なんとか時間をかければ「正解に近い発音」ができるようになってきました。

もちろん、一連の会話の中では時間をかけている場合ではないのでLもRもごっちゃに戻ってしまいます。

共通の友達に「Ray(レイ)」という台湾人の男の子がいたんですが、

「じゃあレイの名前はどう発音するかやってみて?」

と言うと、彼は、舌を口の中で奥の方に巻く感じで

「レイ」と発音しました。


私が

「でも、みんなレイの名前呼ぶとき、そんなやり方で名前呼んでなくなかった?もっとナチュラルにレイって呼んでたじゃん」


と言うと、なんと彼。


「咲がレイを呼ぶ発音がかわいくておかしいから、みんなまねしてそう呼んでた。最初はレイは注意してきたけど、すぐに何も言わなくなった(笑)」


って・・・・・笑


えええええええええええええ!!!

衝撃の事実なんですけど!!!!!


私が彼の名前を呼べないことは知っていましたが、みんながみんな、彼の名前を「Lay」と呼んでいたなんて・・・・

失礼にもほどがある!!!!!

ていうかまねすんなや!笑


もう私は家に引きこもって誰とも話さず手紙ばかり書いていたい気持ちです。



発音を4時間教えてくれた彼は、レッスン?が終わったあと

「ていうか、なんでそんなに発音にこだわるの? 日本人にしたらかなり上手だよ。

他の日本人見てみなよ、彼らの発音ひどすぎだよ」

という上から目線のコメントをくれました(笑)


本気で英語習おうかなー><





ここ一週間は人生で最大のピンチであったといってもいいくらい人生で最大のピンチで

一生分の迷惑を周りの人にかけた。

生きている気持ちがしなかった。

みんなの優しさが身に染みて自分の愚かさを思い知った。

私は死ぬまで彼らに感謝していたいと思ったけど、

その「死ぬまで」がもしかしたら5時間後とか明日とか

そんなことになるんじゃないかと思うくらいパニックだった。


今はだいぶ落ち着いてるけど精神はかさかさ。

気になる人が久しぶりに

「さあああああああああああきいいいいいいいい!! 今日咲のこと考えてたんだよ」

って私がオンラインになるやいなやチャットをしてきて

弱ったときに惚れてしまう心理ってこういうのだと思った。

彼も私も同じようなことでみじめさを感じていることを話してくれて

彼と私は鏡のように同じ気持ちになっていることを知った。

「僕ら兄弟みたいだね」って。

外国人には言葉足らずで私の気持ちなんか分かってもらえないと思っていたけど

今日はそれで満足だった。


でも私は恋なんかする身分でも

イギリスに住み続ける身分でもないような気がした。

もう本当にuselessな人間。

本当にみなさんごめんなさい。

なんで私なんかの周りにい続けてくれるんだろう・・・涙