私の人生に現れた1冊
[森絵都]カラフル
出会いは中学生時代
中学校の図書館でした。
入荷したてで誰の名前も書いてない図書カードに自分の名前を書いたのを思い出します。
この本のことを思うと未だに心の奥の方がきゅっと掴まれるような気分
切ないとか悲しいとか悔しいとか
嬉しいとか幸せとかありがとうとか
そういう色んな引っかかりのある感情を配合したような、言葉にならない感情
でもその居心地が悪いような感覚だけはずっと残っている感情
泣きたいのになんで泣きたいのか分からない
不幸じゃないのに幸せじゃない
後悔することでしか愛を感じれない
すっごくツライのに希望だけはある
なんかそんな複雑な感情を抱えているのは私だけじゃなくて
それを浮かび上がらせる作家さんがいるんだ!って思春期さきこは衝撃を受けました。
森絵都さんとの出会いが私に読書の喜びを始めて感じさせてくれた
カラフルは中学生のお話で、世界はまさにカラフルでどんな可能性もあって、そんな世界で自分で進んでいくんだねーみたいな感じで、、んー?そんなんか?な?
中学生の子供にも、かつて中学生だった人にもおススメです。
ホントに言葉にできない感情が読後に残り続ける作家さんです。