☆☆☆前回までのあらすじ☆☆☆
さわやか好青年風の元夫に心底ほれ込み課金しまくる私!
底辺OLの生活では課金しまくり気付けば貯金は0!
妊娠したら心を入れ替えると思いきや、臨月の妊婦を働かせておいて仕事中でも不倫三昧だった元夫!
元夫への制裁で次やったら慰謝料1000万払うという誓約書をゲットするも・・・
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「私は出会い系サイトに3件登録して、不倫相手を日々探していました」
「私は不倫行為を出会い系サイトで2回、援助交際で2回、(株)〇〇での勤務中に顧客と4回行いました」
「今後、不貞行為を行った場合慰謝料を一括で1000万支払います。分割の場合は別途協議書を作成することを同意します」
「元夫有責で離婚するときは、親権は妻に譲渡することに同意します」
こういった内容を書いた誓約書は、私の怨念、義母の握り込んだ跡、元夫の体液、義父の怒号による体液など、色々なよくないものが混ざり合ったA4用紙2枚の呪物と化した
勝ち誇った気でいたし、これで次何かあってもとりあえずお金の心配はしなくていい、と安易に考えていました
それから2~3日経ったころ、元夫がどうしても会いたいというので私の実家に迎え入れました
この頃、臨月になって骨盤が広がったことにより持病のヘルニアが悪化して母によく病院に連れていってもらっていました
「こんなにお腹が大きくなっても働かないといけないのかね・・・」と母は心配してくれましたが、
私は「これだから専業主婦は・・・こちとら部下がいるんだから・・・」となめた態度で適当な相槌を打っていました
その日も整形外科と産婦人科をはしごして帰宅する予定だったのですが、病院に来るとまでいうのでしぶしぶ整形外科をキャンセルして実家に帰りました
元夫は開口一番「慰謝料の1000万は無かったことにしてくれ」と言ってきました
理由を聞くと、義父母には実は借金がすでに1000万以上あり、もし支払わないといけなくなっても払えない、そのことが不安で心労がたまる
という一方的な内容でした
そして、義父母の借金の理由は義父が転職しまくった挙句に事業を起こすも長続きせず失敗、
義母の稼ぎだけでは兄弟4人を養えずに親兄弟・親戚一同に借金しまくっている
そのうえで先祖代々続く土地も家も、すでに銀行の担保になっている
さらには、元夫名義で借金もある(他の兄弟は未成年のためなし)
生活保護は恥ずかしいから入れないから、今でも借金が膨らんでいる
「え・・・・・えぇ・・・・・・」と思わず声が出ました
(もうこの時点でどう考えても離婚した方がいいですよね)
更に元夫はこう告げます
「実は・・・・俺の名義の借金も結構あって、もう、家族全員で自己破産するしかないのかもしれない・・・」
いやいや、先日おたくの家車買い換えたいとか言ってたじゃないですか・・・どういう神経???
「それと、今日、こんな手紙がきて、なんか、結構やばいんじゃないかと思って・・・見てほしくて」
元夫が手渡してきた書類には「固定資産税 督促状」の文字が
「え・・・・・これは・・・・(さすがにやばい)」
元夫は「こんな風に、俺の家も家族もマジで、全然だめで、夏子に頼るに頼れないし、そんなストレスもあって、本当にごめんで。出来心で、それでこんな結果になってしまって。だから、頼れる義理じゃないんだけど、力になってもらたらと思って・・・」
(いや、臨月の妊婦になんてことを言ってんの。とりあえずあんたも一緒に泥船に沈みな!と言ってやりたい)
元夫はまたさめざめと泣きながら、膝から崩れ落ちましたorz
大袈裟な演出がお好きな元夫、そして私はこう思いました「やばい!元夫の実家の土地と家があれば1000万なんぞすぐ手に入ると思ってたのに、もうすでに他の人の手に渡りかけている!」・・・と
それと同時に再構築すると決めたのだから、こんな簡単に元夫を捨ててはいけないと思い
「私で協力できることはまず無い。慰謝料の請求は、あなたがまた同じことをしなければいいだけだから。」と伝えました
元夫は「ありがとう。心を入れ替えて、子どものためにもがんばるよ!!」と言って出ていきました
恐らく、すぐには請求されないことが分かり安心したのでしょう
そして、私は翌週には出産に臨むことになります
しかし、出産時も大変な騒ぎになるのでした・・・・
~本日のよりみち~
元夫は当時新卒採用された会社から4つ目の会社で働いていました
4年に1度の頻度で転職するので、オリンピックのように感じていました
そして、実は義父も同じように転職を繰り返していました
義母は義父が転職を繰り返していることや事業に失敗したことを子ども達にはひた隠しにしてきたそうです
稼がない・女遊びをする・愛人と県外へ逃亡・いずれ戻る・愛人と結婚し愛人家族と婿養子状態になる・50を過ぎると無職になり女遊びは落ち着き酒におぼれだす・死因はほぼ心筋梗塞が脳卒中か肝硬変
これが実は義父の先祖代々の経歴だそうです
義父が私と義母にだけ言いました「だから、あいつ(元夫)も、そのうち逃げるかもしれないから酒はたくさん飲ませなさい」と言ってました(当たったけどwwww)
血がそうさせるのでしょうか・・・義父の家系の男性は皆そうみたいです・・・
こどもには元夫のようにならないでほしいと思いすぎるせいか
元夫の影を感じるような悪さをしたとき、必要以上に怒ってしまいます
未だに何かに怯えている自分を恥じていますが、同じように元夫のような無責任な人間になって欲しくないとも思います
子育てって、本当に難しいですね
親が育てられるというのは本当だと思いますし、そしていつになったら立派な人間になれるのだろうと夜な夜な自問自答してしまいます