いちごちゃんが、一人っ子のままなら、今、
こうなっていなかったのかなって思うときがある。
でも、ライオンくんが産まれてくれたから、いちごちゃんが良くなった部分ももちろんたくさんある。
ようは、ライオンくんが産まれて
今までのいちごちゃんに対する接し方はガラリと変わったことが、問題なわけで。
小学校四年のときにライオンくんが産まれたんだけど。
女の子が一番精神的にも肉体的にも変わり始める時期に、しっかりと向き合える環境になかったこと。
超がつくほど寂しい思いをさせたこと。
ママ、ごめんね。ママ、ライオンくんのお世話で大変なのわかってるのに、ごめんね。
でも、寂しいの。
そう言って、涙をボロボロ流して泣くいちごちゃんの姿が、今でも脳裏に焼きつきまくっているよ。
未熟なママのキャバは、あの頃MAXに達していて…いや、遥かにキャパオーバーで。
いちごちゃんの心のケアが全然できていなかったんだね。
ライオンくんは本当にママにべったり。
生後二ヶ月からママ以外には抱かれなくなったんだ。
お風呂もパパがいれたら恐ろしいくらいに泣く。
また、声がでかいっ! 今でもだけど
たまには、いちごちゃんと二人でゆっくり出かけたり。
お風呂にはいったりしたかった。
お風呂も今までずっと一緒にはいっていたのにね、
いちごちゃん、一人で入ってねって。
妊娠中、
頭を自分で洗うのを練習して。
でもそれがまた寂しかったんだよね。
弟ができて、一人でできることが増えた一方で。
過干渉な一人っ子生活が、突然突き放された生活に変化したんだよね。
そのギャップが極端すぎて。いちごちゃんは必要な段階の階段を数段飛ばして中学生になったんだ。
ライオンくんが産まれてから、ママとの時間が止まっているの。
学校を休みがちになったある日、いちごちゃんはママにそう言ったんだ。
ずっとずっと、分かっていたんだよ。
いちごちゃんが寂しがっていたのは。
もちろん、
すべてを突き放したわけではないよ。
たくさん抱きしめたし、お話もたくさんしたよね。
ただ、いちごちゃんの心を満たすだけのハグがなったんだね。
ママは、自分では一生懸命な
つもりだったけど。
いちごちゃんと、二人でお洋服を買いにいったりパフェデートをしたり…って時間が一気になくなって。
そして、もう、久々の赤ちゃん育児で睡眠不足やらなにやら、自分の時間なんてまったくなくなりで。
いちごちゃんに対して、なんにもしてやれない焦りと、自分の生活の変化に自分自身がやられちゃってたんだ。
赤ちゃんなんて泣いてもいいやん。
パパに預けて、たまにはいちごちゃんと出かけたらいいやん。
パパにまかせて寝たらいいやん。
周囲にはそう言われるけど、
ライオンくんがあんりにもギャン泣きが続くと、引きつけないか心配だし。
だって三時間、用事で外出したとき、パパに預かってもらってみたんだけど。
三時間、泣きっぱなしで。
パパもつかれきっちゃって。
帰宅しておっぱいあげたら数秒で泣きやむんだもん。
びっくりだよ。
それでも、パパに預けてはできなかったんだ。
ごめんね、いちごちゃん。
でも、兄弟ができたら、そんな我慢もして、自分はお姉ちゃんになった! たって自覚を持って強くたくましく成長できるんじゃないか?
なんて、安易な感がえしていたんだ。
でもそれは、本に書いてあるように、よそ様が上手くいったように、我が家庭では上手くいかなかったの。
私が未熟だったから、なのかもしれないね。
でもね。
愛情が消えたわけじゃない。
いつかわかってくれるよね。
いちごちゃんがママになったら。
兄弟ができたら。
愛情か50%50%になるんじゃない。
100%100%になるってことに。
ママは毎晩、右にいちごちゃん、左にライオンくんの寝息を感じ、200%の愛情を感じそして、あなたたちが奇跡的に私のそばにいてくれることに感謝しているんだよ。
他人さんはどうであれ、いちごちゃんが辛かった事実は存在する。
そして私がいちごちゃんを苦しめた事実も存在する。
そして、いちごちゃんが、ライオンくんにママを取られた気分になった反面、ライオンくんを可愛いと感じている事実も、確かに存在してるんだ。
抜けた階段を上がりなおそうね。いちごちゃん。
そして、あなたらしい優しい強さを取り戻そう。
愛しているよ。