⒈ TOEFLってなに?
まずは一般的に海外大学受験に必要なTOEFLとは何かということをお話ししますね!
インターナショナル生(留学生)はアメリカの大学に出願する際に、大学の授業を受けるのに十分な英語力があるということを証明しなければなりません。そこで、英語の4技能試験を事前に受けておく必要があります。日本ではTOEICや英検が有名ですが、海外大学学部進学の場合はTOEFL iBT、もしくはIELTS を受けることが主流です。日本人が多い学校の中には英検を英語力証明として受け入れている学校もなくはないですが、英検だけで受けようとするのは厳しいです。残念ながら、私はIELTSを受けた経験がないので、今回はTOEFL iBTについてのお話が基本になると思います。
TOEFLとはTest of English as a Foreign Languageの略です。つまり、英語圏の大学やそこでの研究を希望するが、第一言語は英語ではないという人向けの英語のテストです。アメリカ人の友達にTOEFLを知っているかと聞いたら、全く聞いたこともないようだったので、英語が第一言語の人たちからすると全く馴染みのないことみたいです。 iBTというのはInternet-Based Testの意味で、紙とペンを使って解くものではなく、全てインターネット上で行われるというテスト形式です。
海外大学と一概に言っても、多様な大学があるので全てに通用するとは言えませんが、120点中100点以上がいわゆるトップレベルの大学に挑戦する一つの基準であると言えます。60点より高ければ、コミュニティカレッジという2年生の語学学校のような大学に通い、3年生から編入という形を取って海外大進学をすることができると思います。80点以上あれば、ある程度のレベルの大学には挑戦できると思います。
いつからTOEFLの勉強を始め、どのレベルの大学を目指すかにもよりますが、自分の目標をたて、それに向けて対策していくことが大事です。
テストの形態など内容のことはhttps://ja.wikipedia.org/wiki/TOEFLや
をチェックしてください。
⒉ TOEFL対策
次に私のTOEFLの対策についてお話しします。私は主にAGOS(予備校)の授業を取ることで点数を上げました。2020年2月〜2021年1月までが私のTOEFL勉強期間でした。
2〜3月は週に3時間の授業とあとは自習というコースの取り方をし、初めはリスニングとリーディングを伸ばしました。4月以降は週に2つのコース(週6時間)を取ることで、スタートが遅れた自分の英語力4技能全てを伸ばしました。実際にやったこととしては以下のようなことです。
*Reading
TPO(TOEFL Practice Online)*や塾が作成したオリジナルの教材を週2〜4つほど解いていました。復習が大切です。どこに答えのキーがあったのか、分からない単語や熟語はなかったか、とひとつひとつの文章をしっかり復習します。単語は毎週テストがあったので私はそれで満点を取るように頑張りました。授業を取り終えてからは、旺文社のTOEFLテスト英単語3800を使っていました。 私の場合、それ以前の問題として、日本の大学を受けるのにも足りないくらいの語彙力しかなかったこともあり、学校の英語の授業も全力で取り組みました。小テストはとにかく満点、大きいテストも上のクラスの平均以上など、危機感を持って勉強していました。
*TPO(TOEFL Practice Online)は過去の実際の問題を同じ形式でパソコン上で受けられるというサービスです。値段は5000円前後だったと記憶しています!
*Listening
まずは耳がなれることが大切なので、洋楽を聞いたり、洋画を見たり、TED Talkを聞いてみたりと英語に毎日必ず何か触れることから始めました。
テスト対策としては、
❶問題を解く(1回目)
❷答えを見る前にもう1度解く
❸答えあせ→スクリプト(原稿)を見ながら、答えのキーとなる部分と聞き取れなかった単語・熟語の確認
❹発音練習も兼ねて音読(ゆっくりでいいので、意味を確認しながら)
❺音声を流しながらシャドーイング(聞いた音声をそのまま音声の少しをついていきながら復唱する)この際、ついていけなくてもある程度のところまで(例えば段落など)は音声を止めずにいきます。何度かやってついていけるようになったら、意味を考えながらシャドーイングすることも効果的だと思います。
他にもたくさん対策としてできることはありますが、私はとにかく毎日何か英語を聞くことに触れることを大切にしていました。
*Speaking
方法は一つです。「同じ問題を何回も解く」これにつきます!満足いく答えができるまで解きます。自分の言いたい言葉を英語で知らない場合は学校で使う教科書や辞書から探し、そこでも見つからない場合はネットを使います。繰り返すことが大切な理由は、赤ちゃんが言葉をどう覚えていくのかということと同じです。お母さんが「ママ」という言葉を繰り返し赤ちゃんに教えていれば、赤ちゃんは「ママ」と言えるようになり、そのうち、お母さんお父さんが話す言葉や話し方を真似しながら学んでいきます。つまり、繰り返し使っているフレーズや単語はいつしか考えなくても自然と出てくるようになるのです。TOEFLに置き換えてみると、お題が少し似ていれば、もしくは全く異なっていても、過去に使ったことのあるフレーズを組み合わせて答えを作り出すことができます。
SpeakingもListeningと同じで、毎日触れることが大切です。ネットで検索すれば多くの問題が出てくるので、毎日話すことを意識してください。一つ注意点があるとすれば、言いたいことを文字で書き起こさないこと。自分の頭の中で考えて言葉にするという練習の方が書くことより大切です。
*Writing
Writingは実は私はあまり点数が伸びませんでした。自分の語彙力と読解力が上がったのと共に少しだけ上がりました。とにかく問題を解くこと。そして、誰かに採点/チェックしてもらうことが必要です。TOEFLに関していえば、高得点を取りやすい型のようなものもあるので、必要であれば塾なり先生なりをネットで探せば、すぐに見つかると思います。
⒊ 実際の点数変化
今までのブログで特に明確に言っては来ませんでしたが、正直受験する1年前に52点でそこから100点前後を目指して頑張るというのは少し無謀です。もちろんその人のポテンシャルや最終的に目指したいレベルによりますが、本来であれば、TOEFL対策は高校2年生までや高校3年生の夏までに終わらせるのが理想的です。
「え〜もうその時期過ぎちゃったよ…」
という方へ、大丈夫です。私は100点までは届きませんでしたが、97点まで点を伸ばせました。点数が低い人ほどやることがたくさんあるわけですから、やる気さえあればすぐに点数は伸びます。
2020.1→52(R11 L12 S15 W14) (4月TPO 72←曖昧な記憶です💦)
2020.5→79(R19 L20 S19 W21)
2020.7→83(R16 L24 S21 W22)
2020.8→90(R23 L25 S19 W23)
2020.9→87(R20 L23 S25 W19)
2020.11→97(R23 L26 S25 W23)←My Best Scoreでの点数。要は各セクションの最も良かった点数を集めたもの。
100点までたかが3点、されど3点。今思うと、100点まで頑張れたんじゃないかなという気がしますが、97点をとってから、TOEFLが本当に嫌で精神的にも辛いし点数も上がらない暗黒期でした。辛いから勉強したくなくなるし、でも勉強しないと点数上がらないし、でもやりたくないしのような悪循環でした。
その辛さに耐えられなかった自分の未熟さも今後成長したいポイントです!