こんにちは
入院生活もあと少し。
回復してきたこともあり
暇をを持て余して
ニュースやSNSにのまれています
そして、最近いくつかの新しい出会いがあり
話題に上がった
"子供の夢(スポーツ)"
について少し考えを書きたいと思います
私は小学生の頃からゴルフを始めましたが
そのほかにも有難いことに
ピアノ、英会話、水泳、そろばん
硬筆、テニス
の習い事をさせて貰いました。
楽しい習い事もあれば
正直苦手なものもありました
そんな中、ゴルフと出会い
将来の夢がプロゴルファーと
口にするようになり
家族総出で応援してくれました
私の場合、小学生の頃に抱いた
プロゴルファーになりたい夢を
叶えることができましたが
山あり谷あり
子供時代もプロ時代も
嬉しい事、苦しい事を沢山経験しました。
しかし、子供が夢を追う過程で
沢山のお金と時間が必要で
家族の負担は計り知れません。
そういった代償が大きければ大きいほど
親は子供の夢に固執し
実際に親が経験してきたような
年相応の少年少女時代とはかけ離れた
日々が始まります。
子供の夢と言っても
昨日まではプロ野球選手になりたかったけど
今日はピアニストになりたい
なんて事もあると思うんです。
私はプロゴルフファーの他に
歌手や自衛隊の音楽隊など
たくさんの夢を抱いてきましたよ
子供自身も、夢に向かって頑張ってみたけど
遊びから本気になった途端に楽しめなくなったり
苦しくなって、
夢を変更したいと思う事がたくさんあると思います。
子供なりに空気を読んで
それを言い出せずにいる子もいれば
強制的にプロになる為に
育てられる子も居るようです。
私も辛くてゴルフをやめたくなったことが
何度もありましたし
クラブを綺麗に磨いて
屋根裏部屋へ片付けて
ゴルフやめます宣言した事もあります
中学生くらいの時でしょうか。
(誰も反対せず、
お疲れ様〜みたいな感じの両親でしたw)
何が言いたいかというと
ようは、"やらされる"と言うのは
間違っている、と私は思っています。
子供の頃の夢を叶えることが幸せですか？
子供の頃の目標を達成することが正義ですか？
好きな事を仕事にするのが
必ずしも幸せではないし
逆に、わざわざ嫌いな仕事をする必要も
ないと思うんです。
ただ、好きであっても嫌いであっても
自分がやりたいかどうかが重要だと
私は思います。
勝っても負けても、
嬉しい、楽しい、辛い。苦しいのは
やってる本人が1番感じています。
だから、結果だけをみて
よければチヤホヤ
ダメだったらガミガミ言うのは
本当にやめてほしいと心から思います。
(実際にそんな状況の子をたくさん見てきました)
私には子供が居ませんが
夫婦揃ってアスリート。
お互いが現役選手の時なんて
それはそれは、お互いの仕事について
アドバイスや意見が募ることがありました。
なんでもっとこうしないの？
なんでいつもこうなの？
それを言っても意味がないのを知っていたし
嬉しいのも悔しいのも本人なので
本人がどんな考えや、気持ちでいるのかを
質問したりする事が多かったかと振り返ります。
そうして、ただ、私も夫もお互いを支えることに
徹してきました。
だからこそ、その時の嬉しさ
辛さを同じように味わい
支え合ってきたので
心の底から感謝していますし
自分の理解者であり味方だと
身体で感じます。
今、未来のアスリートを育てている
ご家族や指導者の方には
是非、その子の一番の理解者であり
味方でありケアをしてあげられる人に
なって頂けたらと思います。
何よりも、苦しい事こそ
痛みこそを一緒に同じように感じてほしい。
そうしているつもりの方はいると思いますが
つもりではなく、
相手(その子やその人)がそう感じていなければ
意味がありません。
本当にその子にとってそんな人になれているか
常に気を配り、考えてあげてください。
スポーツに限らず
どんな分野でも
夢を追う人は大人も子供も
同じように大きなプレッシャーと責任に
押し潰されそうになるものです。
今一度、子供、ではなく
夢を追う"ひとりの人間"として
大切にサポートしてあげてください
きっと、心も体も豊かで
健やかな未来が待っていると思います
以上、
最近アスリートを目指すお子さんを
お持ちの方から頂くことが増えたご相談を元に
私の気持ちを書かせて頂きました
読んで頂きありがとうございました
Saki.