山口県にある周防大島
この島から明治18年~27年にかけて約3900人がハワイに移民として渡っています。
日本ハワイ移民資料館を見学しました。
見学者は私と息子の二人だけだったので案内の方に詳しく説明していただきました。
話の中で「どなたか身内でハワイに行かれた方はありませんか?」と問われたので
「ハワイじゃないけど私の祖父がアメリカに行ってたそうです」と話したら
「名前は?ちょっと見てみましょうね
何かわかるかもしれないから」
「そういえば伯父はブラジルに移住しています」と
ついでに言いました。
見学が終わって「ありがとうございました」と挨拶したら
「わかりましたよ」と印刷したぺーパーを見せてくれました。
祖父は1898年にホノルルに上陸してサトウキビの畑か工場かはわかりませんがそこで働いていたようです。
私は祖父がとても手先が器用だったので床屋で稼いで帰国して
田んぼと家、土地を買ったと聞いていました。
思うにサトウキビから脱却してアメリカ本土に渡ったのかも・・・
一人もんだったから身軽だったのでしょうね。
10年ほどで帰国して結婚して生まれたのがブラジルに渡った伯父
1913年に産まれて1937年にブラジルサンパウロに着いたようです。
一度も日本に帰国することはありませんでした。
なので私はあったことがありませんが
向こうで産まれた従妹が実家に来たことがありました。
お土産にコーヒーを貰ったことだけ覚えています。
伯父がブラジルに渡ったのは後妻である私の父親の母
祖母がなさぬ仲の伯父に財産を渡したくなくて
ブラジルに行くことを薦めたと私の母が言っておりました。
母も人から聞いた話でしょうし真偽はわかりません。
父の兄弟も今は誰もいなくなってしまったのでほんとのことは・・・・・
でも現代の情報力は凄いですね。
当時の渡航書類みたいなのも出るんですから・・・