A-9【2020.6.19】ドタキャンと締め出し事件【就労可能期日付き診断書】 | 息子がアルコール依存症になった日・・・母の記録

息子がアルコール依存症になった日・・・母の記録

息子が重度のアルコール依存症になり、相談した元夫(父親)も程度は違えどアルコール依存症とわかり私の苦しみは何倍にもなった。

会社と長期休職の届けのための診断書を出す話を何度かしているのは聞いていました。

息子に「診断書取りに行かなくていいの?」とたずねると

「書式は何でもいいんだ」「いつ誰が行ってもいいんだ」とかどうも要領がえません。

 

会社の方と話してみると、
「就労可能な期日が書いてある【就労可能期日付き診断書】が必要」だと言う事で、

何度請求しても優一君は出さないと言われました。

この時ようやくわかりました。

 

会社の休職届を出すために必要な診断書さえも、

変な言い訳をして取りに行っていなかったことを・・・

 

大幅に提出が遅れていたので、かかりつけの内科に私が11時に予約を取り、

一緒に行くことになりました。ところが泥酔して動きません。またドタキャンです。

しかたなく私が一人で行きました。
待合室で待っている時に、泥酔して煙草を吸っていないかとか、

どうしても気になり、一度マンションの様子を見に戻ります。

焦って道を間違え時間を気にしながら走りました。

ドアを開けると内カギ(U字鍵)がかかっていました。

ドアの隙間からのぞくとぐっしり寝ているのだけは確認できたのですぐに病院に戻りました。

また走りました。

  
6月4日にはこの内科の先生は息子の様子を「特におかしくない」と診断されました。

日に日に悪化して専門クリニックで6.17にアルコール依存症と診断されたので、
「先生!助けてください。私が心配したとおりだったじゃないですか!!!」
と思わず言ってしまいました。

 

先生からは「私は内科ですから」と一言・・・

本人も診ずに診断書は書いてくれましたが

現在当院診はていないので就労可能期日は不明という診断書になりました・・・

 

【締め出し事件】

 6月8日から「これから2週間滞在して腰痛とアルコール疾患の通院先を決めてから私は東京に帰ります。」と会社に約束して4回目の神戸に来ましたが、なにひとつ決められませんでした。予約をしてもドタキャンばかりでした。

アルコール依存症の息子とは予約・予定・約束が成り立たなくなってしまいました。

 

今日の診断書を取りに行った報告も会社にしなければなりませんが、

マンションに戻っても内カギがかけられていて中に入れません。

ちょうど次男も帰ってきてドアの隙間から「おい!開けろ!」と怒鳴ります。

泥酔で寝ているとそんなことではびくともしません。いつ起きるかもわからない・・・

どうしたものか・・・
 

・管理会社に連絡して開けてもらう?

→・いや大事になってしまう

→・とりあえず昼食を食べて落ち着こう(何とも味のしないピザでした)

→・ド〇キで長い棒やら音の出るものやらを買い込む

→・まだまだ起きる様子もない

→夜になるかもしれないのでツインのホテルの部屋を取る

→・ホテルの部屋に入ったとたんに長男から電話

→ツインの部屋は次男が一人で泊まることに

→マンションに戻ったら、11時の診療後の連絡を待っていた会社から業を煮やして電話が入る。
とりあえずこの騒動は会社にばれずに済みました。
 

この締め出し事件があったので入院前日の【内カギ開けmission】となったわけです。

いつか長男に笑い話として話せる日が来るのでしょうか?

 

 ・会社報告は、最初のうちは酔っぱらっていても連絡時になるときりっと切り替えて電話していたので、まだ可能性を感じていましたが、やがてろれつが回らない状態で電話しだしたので

私が代わってするようになりました。


・ドタキャンとかの動かなくなる様は、会社の人に言っても伝わりません。説明のしようがありません。

 

・「なぜ一家総出でも連れて帰れないのか?」とも言われました。新幹線、夜行バス、

タクシー考えました。でもたとえ強制的に連れて帰っても途中で戻るでしょう。大人なんだから。


・「うちの会社働かなくても給料出ちゃうんですよね」そんな嫌みも言われました。

 

・動かない説得も約束も通じない何もやらない長男と、

病気を病気とも思わず復職復職ばかり言う元夫と、

おっしゃることはごもっともなんですがアルコール依存症の実態を知らない会社との

板挟みで、私はどうにもならないくらいに心身ともに疲れて行きました。

舌が紫色に変色していました。