旦那の事故 
三年前(2011年)の7月2日土曜日、
この日は、私にとって忘れられない日になっています。

これは、旦那が左下肢の手術後の写真です。
この前に、牽引の手術をしています。
事故当日市内の病院で対応できず、
県外(隣の県)の救急病院に転送され、
ICUに入院。
(県外に救急車で依頼する時は、医師かナースが同乗します。
この時は、ドクターが同乗)。

私は、様々な対応に追われ、不安と失望で
奈落の底に突き落とされました。
当日、私の施設での看取りも重なり、
病院には何往復もしました。

本人の病状より、明後日からの診療、患者さんの事、
そればかりを考えていました。

診断名は、肝臓・肺挫傷・左肋骨骨折(6本)、
左脛骨・腓骨遠位部粉砕骨折
1400ccのバイク自損事故です。
(まだ、買って1年の新しいの。現在は2台に)
退院したのが、8月18日。

バイクに怪我は、つき物です。
転倒による骨折、打撲は、何回目でしょう。
一人しかいない医者、自覚を持って欲しいです。
どんなに、職場の方々、患者さんに迷惑が掛かったか、考えないのか・・
私は、謝罪と診療の依頼、バイク屋、警察の対応など、全部やりました。
彼は、ベッドで管だらけ(まさにスパゲティー状態)で、眠っています。


診療所は、休診。大型タクシーでの、町内の診療所2ヶ所に
患者さんの送迎をお願いしました。
(元々週2回診療所の巡回バスの分を
町内2ヶ所に行ってもらえるように、市と交渉しました。)

しかし、
他所の診療所には行きたくない、待たされる、
1から病歴を話すのが面倒、
検査を何度もさせられる、
(開業医さんは、検査が多めです)、再診が早い
(30日処方をしてくれない)など、
不満や苦情が寄せられました。

薬だけの処方は、許されませんので、
私は、自分の仕事の後、勤務していたクリニックから処方し、
患者さんの家に持参し、診察し旦那の病状の説明と謝罪をしました。
(患者さんがに了承してもらい、私のクリニックを受診した形にしました)

私は、この診療所の所長を4年していましたので、
ある程度患者さんの病状や自宅は分かります。
山間部の高齢者、車も無く、
この診療所しか関わった事のない方達、
私に頼りたくなるのが当然です。

事故から3年。 
ボルト抜きの手術は、2013年1月23日から28日の入院で
行いました。
今は、完治してます。

こんな、旦那です。
まだ、バイクに乗り続ける気違いさん、不治の病です。
たった一度の人生だから、楽しみたいと彼は言います。

私は、気が小さいので、好きには生きられません。

今日は、旦那にいらっときたので、
吐き出して、みました。

こんな、自由人、羨ましいです。