起業時に知っておきたい 資格ビジネスのワナ
起業する時って資格を取ってそれを肩書きにして独立という道を選ぶ方も多いかと思います 私も以前は資格コレクターでした 資格を持っていないと信用してもらえないのではないか資格を名刺にたくさん書けば安心 そんな上っ面な理由から アロマテラピーアドバイザーケトジェニックダイエットアドバイザー温熱療法イトオテルミー療術師美容科学指導士これだけあれば何か仕事に繋がるそう信じて疑わず それぞれの協会に属して資格を維持するための年会費も当然毎年払っていました 年会費だけで年間のトータル5万円くらい 起業当初にはまってしまうワナの一つに協会ビジネスに巻き込まれてしまうというパターンがあります 「この資格を取れば 開業してすぐにお客様がつき 安定した収入が得られます」 という触れ込みで最初から生徒を募集している協会もあります 私も上記4つの協会に属していましたが実は資格を取っても経験を積むための修行期間は必要ですし お客様を紹介してもらえる制度などはほとんどの場合ないので 結果としては集客も大変 さらに同じ資格を持っている人はわんさかいるので 地域によっては生徒の取り合いになったりどうしてもベテランな資格者にお客様が流れる しかもリピーターになってくれるお客様がいなければ常にご新規さんを獲得しなければならないという非常に辛い起業になってしまいます じゃあどうしてこんなに役に立たないのに資格取得ビジネスが横行しているのか 「協会の理事が大儲けする」 そういう仕組みを作って資格試験受講代金や更新料などで「ストックビジネス」を確保するためです 「ストックビジネス」とは「蓄積型」のビジネス つまり資格保有者が増えれば増えるほど安定的に毎月必ず協会理事の懐には何にもしなくても収入が入ってくる そういう仕組みです 世の中にはこうした会員数を増やしてストック型の収入を得るやり方は数多く存在しているのでビジネスのあり方としては何も間違っていないし否定もしません ここで考えていただきたいのは 「起業して収入を得るためだったのに 会費を払う1会員として ストックビジネスの顧客側になっていて良いのか?」という話です もちろん弁護士とか教師とか資格がなければ勤められない職業はあります でも、もしあなたが何か売り上げを作るために自分の能力を活かすとしたら本当にその資格が必要なのか?? ということを考えて見ると 別に資格がなくてもできることはたくさんあるので 資格を取るためだけに費やす時間も労力もお金も無駄にしてしまっていないかどうか立ち止まって考えていただきたいのです実際に私が今コンサル契約を結んでいる企業のイベント企画をサポートしたり新規事業拡大のための各所との調整役などの仕事は 公の資格もあるわけではないし秘書検定を受けたわけでもないしどこかの企業で経営戦略室のような部署にいた経歴も特にありません 自分の得意なことが人様から必要とされて収入に繋がるのは ひとえに何か活動を通して自分の特性をアピールしていき人の目に触れていたからこそ 資格コレクターになるよりもどんどん活動の場を増やして自分が何に向いているのか人よりも優れてどんなことができるのか それを繰り返しリサーチしながら時には客観的な視点からのアドバイスもいただいて ようやく仕事として成り立つ仕事を見つけることができた これが独立であり起業するってことなんだと思います つい自分自身に実績がないと自信がなくて資格をとって箔をつけようと必死になりがちですが 人様が見ているのは「資格」ではなく「行動力」 そして行動の結果身についた「経験値」です 起業のステージに立ったなら売り込むことよりもまずは経験 どんどん外の世界に出て行って自分の特性を知るところからはじめてみてください