(菊口の投稿です)
始まりました、グッさんとタイ(戴)さんの海外sake日記!
何故、海外の市場に日本酒を出そうと思ったのか。
後々詳しくは書くけど、ここではサクッと経緯を書いておきますね~。
まず僕(グッさん)は、新潟の田舎の小さな酒屋をやっていて、
また某蔵元で4年間蔵人として働いていたこともあり、蔵の情報も入りやすい。
知り合いの蔵元(新潟)は、どんどん海外へ輸出しているのを聞いてました。
そうか~ 海外か~ すげ~な~ 憧れるな~
香港、シンガポール、タイ、ベトナム、台湾、韓国、アメリカ…
そんなに日本酒って売れてるんだ!動いてるんだ!すげぇ~!!
と何年も思ってました。僕もいつかそんな事が出来たらいいな~と。
そんな時に共通の友人Kちゃんから紹介してもらったのが、戴社長でした。
貿易をずっとやってきて、キレッキレのイケメン社長。歳は一回りも違いますが
同じ男として凄く尊敬出来る社長です、勢いとどんぶり勘定でやってきた僕には刺激が多い。
出会ってから、まるでカップルのように、毎日電話やFacebookでのメッセなどで
会議をしてきて、本気で海外を目指そうということになりました。
とは言っても、僕も新潟の蔵元の話しか知らないと、ホントにどうなのか?
自分の目と体で体験したいと思って、戴社長とシンガポールへ市場調査に行きました。
(シンガポールへのフライト前日、東京神田の知り合いの焼き鳥やで飲んでて、
酔っ払ってエレベーターの扉の下の隙間にスマホを落とし破壊し、シンガポールでの
スケジュールが全部吹っ飛んだ時は焦りまくりました。戴社長は前日入りだったので、
合流場所に行けるか不安たっぷりw 英語が話せない僕はいつもの愛想笑いとハイタッチで
ピンチを切り抜け、無事に合流出来ました。)
シンガポールからスタートして、単独でタイ、台湾。二人で香港、北京、上海と見てきました。
まずシンガポールにビックリ!聞いてる情報と大きく異なってる。おいおい!全然ちゃうやん!
まず数量、蔵元レベルで720mlを年間◯◯ケース?一回のフライトで利益吹っ飛ぶじゃん。
と思ってたら、色んな税金を使って行ってるところ多い。ただの旅行じゃんかよ!
そして現地の酒の管理やサービス。完全に丸投げ、現地の状況全く知ってない。
数字が伸びてるって言っても、ただ国内の落ち込んでる数字がそのまま海外へ
行ってるだけなんじゃないの?(笑)
あと確かに高所得者はいるけど、市場規模としてはどうなのかな..?
そして当然僕らがやろうとしてるプレーヤーがシンガポールや香港などすでに存在する。
後発組としてはリスクがありすぎる…。本丸はどこなのか、どこで体力を付けるべきか。
僕らは身銭を切ってるので、一瞬一瞬が本気。
ただ単に「輸出してま~す」という所とは全く違います。
2年かけて市場を調査してやっと見えてきた。
あとカネセ商店が海外へ日本酒を販売するということのほんとの意味。
これはまた後で。
つづく…