酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)の教本で難しいところを解説します。今回は「滓引き」の解説です。一次対策の参考にしてください。
酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)公式教本に
滓引き
の説明があります。
Third Editionだと95ページです。
今回は「滓引き」についての簡単な解説のため、
・滓引きのタイミングが分かる方
・滓引きの作業内容が分かる方
は、続きを読まなくても大丈夫です。
教本に「滓引き」の項目があるけれど、読んでもイマイチ分からない方は、続きをお読みくださいね。参考にしていただけると思います。
「滓引き」について、解説しますね。
酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)一次対策の参考にしてください。
滓引きのタイミング
滓引きを行うのは「上槽」の後です
ところで、上槽を覚えていますか?
上槽とは、完成した醪を、液状(清酒)部分とかす部分に分けることで
このときに清酒が製成されたことになります。
上槽をした段階の清酒は「滓」つまりでんぷんや不溶性たんぱく質、酵母などが残っていて少しにごりがあります。
そこで行うのが「滓引き」です。
タンクに数日間静かにおいて置き、
滓を沈殿させます。
滓より上にある飲み穴から酒を抽出することで、
滓成分を含まない酒を得ることができます。
呑み穴の名前 上呑み・下呑み を覚えておきましょう
造り時期に酒蔵見学に行くと、
この滓引き用タンクを見ることができるときがあります。
通常は、呑み穴は2つついていて、
滓に触れない、上部についている呑み穴を「上呑み」、下の呑み穴を「下呑み」と言います。
おりがらみ・おり酒とは
「滓引き」をせずにそのまま瓶詰めしたり、
上呑みから抽出した酒と下呑みから抽出した酒をブレンドしたものは「おりがらみ」「おり酒」と言われます
ろ過は、滓引きの後におこないます
滓引きで取り切れなかった米の破片など不要な固形物を取り除くために行われるのが「ろ過」です。
まとめ
- 滓引きのタイミング
上槽の後、ろ過の前 - 滓引きの意味
搾って得られた清酒に含まれる滓(でんぷん・不溶性たんぱく質・酵母)を取り除く目的で、タンクに酒を静かに置き、滓を沈殿させ、滓に触れない呑み穴「上呑み」から酒を抽出する
「滓引き」について、動画でも解説しています。
酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)一次対策の参考にしてくださいね。
酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)一次対策でいちばんネックなのは、教本が難しいことではないでしょうか?
文字を読んでいてもイマイチ意味がつかみにくくても、
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