解剖学という学問も、日進月歩で新たな事実が発見されている分野の一つ。医療に携わる限り、この基礎医学分野の勉強も一生続いていきます。
そこで今回、かねてから熱望していた、
とある国で解剖実習の機会を得ました。
日本においては基本的に、医学生・医師・歯科医師の教育や研究のためにしか許されていない解剖実習。国家医療資格とはいえ我々のような資格者が実習をするのは難しく、養成学校での解剖実習と称される授業は、医・歯学部の解剖実習室での「見学」で「医学生が解剖した御献体を1〜2時間ほど触らせて頂く」のみで切るなどの行為ができないのはもちろん。見たい組織を自由に見れる訳ではない。
そこで今回は、
医師のキャダバートレーニングとしても極僅かな場所でしかできないと言われている、
「未固定凍結保存」の御献体による解剖実習。
感染の危険性に対して十分な対策が必要となりますが、組織はほぼ実際と同じ状態と柔らかさを有し、関節の動きとそれに伴う軟部組織の動きもそのままのものを観察出来るという代え難い利点があります。そこにエコーも持ち込み、必要に応じて自由に観察をするなど、非常に貴重な経験をすることができました。
この一回だけで全てを見れた訳ではないですが、日頃の疑問や不明確だった事の多くがクリアーになったのはまちがいありません。
もっと何回も勉強させて頂きたいと願う想いが一層強くなりました。
しっかりと臨床効果に活かすべく、
気持ちも新たに治療に取り組んでおります。

