下田温泉の近くに転勤してきた友人を訪ねたのですが、こんな場所まではまたいつ来るか分からないのでと、さらに足を伸ばして世界文化遺産に登録された天草の崎津集落にある崎津諏訪神社へ参拝して来ました。
世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の12の構成資産のうちの1つで、崎津諏訪神社はその天草の崎津集落の重要スポットとされています。
小さな漁港に面した集落で、向こうに教会が見えます。
一の鳥居です。
階段を上ったところにある二の鳥居は1685年のもので、天草市内で最古の鳥居です。
二の鳥居から振り返ると崎津教会が見えます。
拝殿~本殿、拝殿内の様子です。
祭神:健御名方大命
1647年に、大漁および海上航海安全を祈願して信濃上諏訪宮より勧請。
1801年に地域に疱瘡が流行した際に、神嶋神(疱瘡神)を勧請し併祀。
キリスト教が禁じられる中、住民信者は仏教徒を装い、また神社の氏子となり、参拝時には「あんめんりうす(Amen Deus)」と唱えて密かに祈りを捧げていた場所とされます。
創建以来、﨑津集落の守り神として受け継がれており、日本の伝統宗教と潜伏キリシタンの共存という独特な伝統文化がある神社です。
境内には稲荷神社と思しき社殿もあります。
稲荷神社と本殿の間には鳥居とそこから登る階段が続き、鳥居の額束には「金刀比羅宮」とあります。
約500段の階段で標高90.3mの丘の上に登ると、金比羅宮(こちらの額束には「金比羅宮」表記)とチャペルの鐘展望公園があります。
ここから崎津集落, 東シナ海~天草湾の絶景が広がります。
崎津集落自体まで来るのも大変ですが、ここまで来たら頑張って展望台へ登りましょう。
「神の道」と呼ばれている崎津諏訪神社から民家の間をまっすぐに通る道を行くと崎津教会があります。(写真は教会側から)
1934年に建てられた教会の壁の色が前部と後部で違うのは、前部の濃い色の部分はコンクリート製、後部の薄い色の部分は木造であるためで、建設資金不足を補うために資材を変えてでも是が非でも完成させたかったという信念の表れだそうです。
崎津諏訪神社の一の鳥居の隣にマリア像が立つ家があったのですが、それが現在の崎津教会が建てられる前の木造崎津教会跡だそうです。
ここ崎津集落には唯一無二の三宗教(仏教, キリスト教, 神道)の御朱印があり、普応軒というお寺でいただけるとのことで行きました。
街を歩いていると、普通の墓石に十字架の墓石が混在する独特の墓地が見えます。
お寺へは、通り沿いの民家の間の細い道から入るのですが、分かりにくいです。
( ̄ロ ̄lll) ガビーン(死語?)
熊本のほぼ最西端と言っても過言では無い場所までやって来ましたが、ここにもコロナの影響が...。
googleマップの計測で熊本市内から所要時間2時間29分、当日天草は大雪で路面凍結の恐れあるため迂回して3時間以上かけてわざわざ来たのに...。
何と「3月末日まで御朱印所は閉鎖」とのことです...。(参拝は1月)
郵送対応するとのことで、実際に参拝してますし堂々と申し込んで良いのですが、またそのうちに実際に伺ってからいただこうと思い、申し込んでいません。
またここまで来るのか?!
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