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震災から7年。

2018年3月19.20日に、岩手県釜石市に被災者の方にマッサージのボランティアに参加させて頂きました。

 

震災からちょうど約7年。初めて被災地に足を運べた。ずっと何かチカラに

なりたいと思ってはいたけれど、日常の生活の中で何かしらの言い訳をつけて

何も出来ていなかった自分がおり、今回、職場の人で震災後ずっとボランティア活動を

してる人が誘ってくれたので参加出来た次第。

 

実際に行ってみると、夜行バスから降りて正直に思った感想は、震災前の釜石市を

知らないので、まばらにホテルやマンション、ローソンもあり田舎の風景で震災が

あった町なのかわからない感じでした。

 

しかし、町を歩いてると至る所に、津波による浸水の高さの標識があり、自分の

倍以上ある高さに凍える程冷たく勢いのある波が来たのを想像すると恐怖を感じます。


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そのまま、施術所となる施設に行き、ボランティアを受け入れてくださっている

会長さんに挨拶をさせて頂き、準備をしていると、朝から続々とマッサージを楽しみに

してくださる方々が来て下さいました。

 

今回は僕と誘ってくれた同僚のマッサージ師2人と、大阪から美容師の方で

髪をカット出来る方の3人での参加予定だったのですが、美容師の方が直前に

インフルエンザにかかり来ることが出来ず、事前告知してる為、髪を切って

もらえるのを楽しみにしてくださる方も多くいて、髪を切るなど、都会では当たり前の

お店も当たり前ではないし、色々なチカラのなり方があるし、必要と

されている需要性を改めて知りました。

 

患者さんは多くが高齢者の方で、腰痛や肩、膝の痛みの主訴がほぼでした。
1人に対して、30分の施術時間に設定し、鍼灸の免許はないので、疼痛動作に

対して、筋肉や神経をアプローチをするマッサージ、ストレッチを行う手技療法を

行い、施術後に少しでも楽になって喜んで頂けるように、全身全霊で挑んだので、

施術後の皆さんの笑顔にこちらも救われたのが本音。


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施術中もお話しをさせて頂き、震災の話しを色々聞かせもらいました。

行く前に1番考えたのは、会話の内容。震災の事を思い出したくなかったり、

ボランティアとはどういう立場で、話せばいいのか正解が全くわからなかったからです。

事前の結論としては、治療に専念するだけで、状況に合わせて笑顔や言葉に

気をつけるしかないなと思ってました。


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↑事前にもらっていた資料

 

多くの方とお話をさせて頂いたり、患者さんのお話を聞く中で、一番感じたのは

全ての中に時間軸が、震災前、震災後という言葉が出る事でした。

問診の際も「いつから痛くなりましたか?」とお聞きすると

「震災後から足が辛くなった」

「震災前から肩の痛みはあったけど、震災後から頭痛も酷くなった」など

必ずそこにその言葉が入るの印象に残るものでした。



町を歩いてみて、初めてこの地に来た僕には、復興は少しづつでも進んでいるんだろうと感じました。住居や施設、食料とかはある程度、確保されてきているし、思っていたよりも皆さんの笑顔が多くありました。しかし、数年前からすでに問題にはなっているように、復興は物資や住居の建設よりも、もう次の段階になってるんだろなと。行政や政治的なもの、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を患う子供達のケア等、まだまだ金銭的なものだけでなく、皆で協力し合って考えていかないといけない問題が沢山あると改めて感じました。


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↑解体か保存か問題渦中の大槌町の旧庁舎。


ボランティアが被災地に携わるのも本当に難しく、今回は何度も行ってる人と行ったから良いけど、もうボランティアを役所が拒否したり、なかなか施設も借りれなかったりしてます。でも、少なからず本当に僕らを必要としてくれる人や、ほんの僅かでも楽になりたい方はまだまだ沢山いるのが現状です。震災直後は沢山のボランティアが来たけど、今はたまにしかいないらしいです。

 

 

今の自分に出来る事は、柔道整復師としての手技で、患者さんに少しでも楽になってもらえたら幸いだし、必要としてくれるなら、またこの地に戻って来たいです。その時には、更にもっともっともっと多くの技術を習得して、皆さんに還元していければと思いました。


今回、初めてブログに認めたのは、日常の中で薄れていくかもしれない今の気持ちを忘れない為でもあります。


日々是精進。