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八幡町PHOTO歩記。+

仙台市青葉区八幡町のこと。

 護摩祈祷というと修験道や密教といったイメージがあります。仙台市青葉区八幡町界隈では丘陵地から広瀬川へと流れ落ちる小河川や湧水地があり、また仙台城下の西方に位置することも要因してか、由緒ある不動明王が祀られる地がいくつかあります。不動明王と滝や水辺が結び付いていることには諸説ありますが、西の方角は十二支に当てはめると酉(とり)であり、仙台卦体神では酉年生まれの守り本尊は不動明王とされていることからも、地形的にも仙台城下の西に位置する地勢的にも八幡町界隈に不動明王が多く祀られていることに不思議はなく、むしろ好適地として不動明王信仰が栄えたのではないかと思っています。

 

 不動明王というと滝に打たれているイメージがあり、修験者たちの姿にも重なります。実際かつては八幡町に隣接する三居澤大聖不動尊の滝では修験者たちが滝行をしていた話が伝わっていますし、八幡町西部の旧三瀧不動尊にも修験者たちの修業の場であったという話が残っています。神仏習合の信仰であった修験道は明治維新後の神仏判然令によって神仏分離が行われ打撃を受けて衰退しますが、それまでの八幡町界隈では護摩行などが行われていることもあったのかなぁと思ったこともありました。八幡町に生まれ育った私にとって、護摩行や護摩祈祷という存在は「ありそうでなかったもの」だったのです。

 

 それが近年、とても身近な存在となりました。密教を基盤としている真言宗のお寺である恵澤山・龍寶寺さんに護摩堂が出来たのです。

 

龍寶寺不動堂

 

 真言宗御室派別格本山・龍寶寺に「八幡厄除不動明王」が勧請され護摩堂「不動堂」の落慶法会が行われたのは令和元年10月26日。以降、月に1回の定例護摩供養と、大晦日の晩、正月三が日に護摩供養が行われています。

 

 不動堂は令和元年10月の落慶以前、割と前には建物としては出来上がっており、既に護摩行が行われていました。時々散策コースに龍寶寺さんを歩く私、平成31年1月2日にふらりと立ち寄った際にも護摩祈祷をしていただいております。(→Twitter

 

 

 龍寶寺さんの説明を引用させてもらいますと「護摩供養は密教独自の秘法であり、供物・お香・護摩木などを焚き神仏を供養いたします。護摩供養のご本尊様である八幡厄除け不動明王様は、護摩の炎によって悪しきものや不浄なものを浄化し、煩悩を焼き払い『転禍為福(てんかいふく)=禍(わざわい)転じて福と為す』により皆様のお願い事を成就します。」とのこと。不動堂が落慶して、私はご近所ということもあり、令和になってからは大晦日の晩の護摩供養(除夜会)と除夜の鐘に足を運び、龍寶寺さんで新年を迎える年が続いています。

 

 そんな折、今年(令和4年)の正月護摩供養を撮影する機会を頂戴いたしました。

 

※撮影後、画像データを龍寶寺さんに納めて、1月14日の大崎八幡宮どんと祭裸参りを撮影し、その後に護摩祈祷の様子をブログ記事にしようと思っていたのですが、コロナ禍の拡大もあって二の足を踏んでいるうちに画像処理用パソコンの電源が入らなくなり、やっとPC復旧した先日からの今回記事掲載にございます(汗)。

 

 龍寶寺さんの護摩供養の様子、厳選画像にてご紹介させていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 流行り病や戦争等の不穏な話題が続く中でも、いよいよ令和5年です。伊達家祈願寺として長い歴史を持つ、かつては大崎八幡宮別当寺も務めた由緒あるお寺で、護摩木に願いを記してみてはいかがでしょうか。

 

※令和4年~5年の年末年始の予定はこちら → 龍寶寺サイト新着情報

 



真言宗御室派 別格本山 龍寶寺
〒980-0871 仙台市青葉区八幡四丁目8-32
TEL:022-234-0005

 


 


 

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