今年学んだこと 2024年度 その1


今年も無事に終わりました。


今年は不登校の子がいたので、

皆様の合格もいつもとは違った感じがします。


合格したことが嬉しいというよりは、

単純に笑顔が増えた、

いろいろと自分のことを話してくれるようになった、

少しずつ学校にも行くようになったことが、

本当に嬉しかったです。


受験を経て新しい学校に入学して、

新しい友達と学校生活を楽しんで欲しいです。


また、

今年は偏差値という数字に

とても振り回されました。


模試でミスして偏差値が下がった時は、

素直にアドバイスを聞いてくれるのですが、

良い偏差値が出ると、

いくらアドバイスをしても聞き流されてしまうご家庭がありました。


『偏差値では志望校に届いていますが、

志望校の問題とは質や傾向が違うので、

こういう対策をしませんか?』


とお願いしても、


『そこは大丈夫だと思います。

偏差値も届いていますし、

それほど気にしなくて大丈夫だと思います。』


『ですが、模試でもこの傾向のところはできていません、、、』


とお伝えしても、聞き流されてしまいます。


お母様が聞き流していることは、

当然子供も聞き流します。


子供からしたら苦手なところですから、

当然あまりやりたくないので

気分も乗らずふてくされています。


『(点数取れてるんだから、やらなくていいんじゃないの、、、めんどくさいな、、、)』

という顔をしています。


ここでお母様にご相談して、

『多少時間がかかってもいいので、一日一問でもやらせませんか?』


子供が自分の言うことを聞かないし、

不機嫌な娘を相手にしたくないため、


『本人に聞いてみて、本人の判断に任せます』

と有耶無耶にされてしまいます、、、。


それでも合格させないといけないので、

授業の中で気づかれないように

ひっそりと対策をします。


第一志望に合格させると自分たちの考えが正しかったと勘違いしてしまいますので、

影の努力のことは本人たちは気が付かないので、なんとも寂しいものです。


やることをやれば、

もっともっと伸びたのにな、、、


入学してから行き詰まって挫折しなければいいな、、、

と心配になります。


このように他人に対する礼節の有無で、

本人の成長の度合いが大きく変わるということを痛感しました。


本当にもったいないなと思いつつも、


合格してくれればそれでいい!


縁の下の力持ちに徹しよう!


と自分に言い聞かせながら、志望校対策をひっそりとやり続けます。


坂田幸司教育研究所


2024年度 合格校

 吉祥女子中学

浦和明の星中学

大宮開成中学

淑徳与野中学

鎌倉女学院中学

聖園女学院中学

和洋国府台女子中学

品川女子学院中学

開智中学

開智所沢中学

埼玉栄中学医学クラス

三輪田中学

光塩女子学院中学

跡見学園中学

京華中学

昭和女子大学国際学部国際学科

大東文化大学外国語学科中国語科