この時期に点数が上がらないと、ほんとうにヘコみますよね。
そうすると、直近の模試の点数を上げようと、
模試の勉強ばかりしてしまう。
また、クラス分け試験があると、そればかりに目が行ってしまい、
自分の点数がなぜ上がらないかを考えずに、
ただやみくもに解かせる、解きまくる・・・・・(身についていませんが・・・・)
お母様も焦っていますし、本人はまだ子供ですから、仕方ないですよね。
初めてのお子さんの受験なら、特に迷うと思います。
ネットで都合の良い情報を見つけてきてはやらせてしまい、長期的な軸がなくブレまくります。

こういう場合、ほとんどのお子さんは、
やろうとしていることが多すぎて、解き方などを暗記できていません。
簡単に言えば、キャパを超えてしまっています。
では、どうするか???
答えは簡単です。
やる量を少なくして、反復の回数を増やすだけです。
ただ、この時期にこれをするには勇気が要ります。
「こんな基本問題ばかりで大丈夫ですか?」
「こんなに少なくてだいじょうぶですか?」
などなど、お母さまから苦情が来ます。
ここで考えてみてください。
いままでこなせていなかったものが、これからこなせるようになるのでしょうか?
基本ができていないのに、応用ができるのでしょうか?
塾のカリキュラム通りにやっていて、成績は上がったのでしょうか?
「どうせこのままやってもダメなら、おもいきって変えてみるか?」と
大胆に変化させるご家庭の方が、良い結果につながりやすいです。
もっとも、今まであまりやってこなかった子ですから、
量を少なくしても、なかなか一人ではやり切れませんので、
ここでも大人の強制が必要になってきます。
ご両親の負担はゼロにはなりません。
塾の場合には、何人かが塾のカリキュラム通りに合格すれば、
そのカリキュラムがすべて正しくなってしまいます。
ただ、実際にはその成功した子供の影には、
必ず失敗した子供がいます。
この点に注意してくださいね。
自分のお子さんにあった方法を選んであげてください。
当然ですが、うまく行っているお子さんは、
そのまま塾の成功パターンに乗っかってがんばって下さいね!!