日曜日、明治記念館で開催された「酒人好の会」へ行ってきました。

町田の酒屋、まさるやさんが主催する蔵元の会だったのですが、
当初行く予定だった方が、来れなくなったとかで、
急きょ、ピンチヒッターとして出席です。

それにしても、かなり大規模なイベントでした。
この会に参加するのは、初めてのことだったのですが、
参加蔵元は23蔵、お客様の数も350名と、
ひとつの酒屋さんが主催するイベントとは思えないほど。

ちなみに参加した蔵元の銘柄を挙げると・・・

南部美人、黒龍、御湖鶴、賀茂金秀、雑賀、大那、
十四代、鳳凰美田、〆張鶴、貴、国権、くどき上手、
紀土、山本、早瀬浦、寫楽、明鏡止水、菊姫、
東洋美人、初亀、山形正宗、田酒、墨廼江

といったところ。

特に面白かったと思ったのが、菊姫と紀土の２銘柄です。

菊姫は、誰もが知っている有名銘柄ですが、
この日いただいた「菊」という普通酒がすばらしい味わい。

四段仕込みとも言われるもち米を加え、アル添をしたものですが、
酒母はちゃんと山廃ですし、とても普通酒のクオリティじゃありません。
燗上りもすばらしく、これで一升2,000円ですからね。
まさに毎日の晩酌にピッタリのお酒です。

そしてもうひとつが和歌山の紀土。
中でも21BYの純米酒の燗上りには驚かされました。
あれほど柔らく、且つ全体の味わいが締まっているお燗って、
記憶を辿ってみても、思いつくような銘柄がないほど。

掛米に一般米を使っているから、雑味が出ると思いきや、
精米歩合が60％と磨いているから、思いほかきれいな酒質。
その上、酵母が7号系というのがすばらしいじゃないですか。
他は9号系で唯一この純米酒のみが7号系だったのですが、
香りが控え目な分、食中酒として性能も大幅にアップです。

しかもこれで一升1,890円とは、あり得ない安さ・・・。
いや、これは本当にすばらしい一本です。
お金があれば、買い占めたいほど、笑。

そんなこんなで、終わった酒人好の会。
この他にも面白い発見がたくさんありましたから、
急きょ来れなくなったという方には、感謝、感謝です、笑。