妄想です。




自己満足のBLです。



妄想ですから…お願いアセアセ

お立ち寄りいただき
ありがとうございます。




チクチクする心を引きずったままに


大野さんの絵を見ていた


「大野さんの絵…本格的ですね」


「いや…恥ずかしいな…


自分の安定剤と言うか

集中を高める時間と言うか…

んふふふっ


描くのが

好きなんですよね


ブルーインパルスも

空に描くのが得意な編隊と

言われてます


スモークは

風や気温で変化するからなかなか

難しいです


スモークを合わせるタイミングも

いつも

チェックして


アーチに星やハートを

青空に

編隊一心で描く


ワンスモーク

ナウ

 サイド ウィーーーン」


模型を部屋の中で飛ばし

アクロバット飛行を行いながら笑う

大野さんに


胸がチクチク


こんなに信頼されてる編隊

その中でも


シンメのような相手か… チクチク


「やっぱ

岡田さんみたいな人は


モテるんですよね」


なんで今そんなことを言うのか

恋して制御を無くしたな



大野さんは模型を回転させながら


「マッスルは結婚してますから

どうなんだろう

…そうか

モテたから結婚出来たんだろうな…」


「へぇぇっ


あっ 失礼しました。

そうですね

モテたんですね」



思わず変な声が出る

結婚してる?何?

そうなんだ


大野さんが同性を恋愛対象になるかも

わからないのに



凄い嬉しい


携帯の着信がなる


「あれっ 噂をすればマッスルからだ

はい

大野です」


携帯から漏れる声が聞こえる

結婚を聞いていなければ

…どんな事になっていたのか…


訓練の事らしいけど

大野さんが


「櫻井さんを自分が

はい

是非


説明ですか

大丈夫かな…頑張ります


はい

そうですか

了解致しました…」



私の名前が聞こえた気がするけど何?

大野さん?

ニコニコ

この笑顔も良いな…


「櫻井さん

C-1の輸送機の搭乗を希望してたんですね


幕僚の広報から

輸送機ならいつでも搭乗していただけるので


それなら

ブルーインパルスの訓練にも試乗してはどうか?


って話しなんですよ…」


「えっえっえっ


私が音速の世界を見る

あの

ブルーインパルスに…」


乗ってみたい気もしていたけど

実は私は高所恐怖症…


でも

こんなチャンスは無い

復興を続けてる

この地域も空から

見れる


大野さんは


「もし良かったら

私の三番機に乗りませんか?」


私の顔の前

最高の笑顔で誘ってくれている



「大野さんの飛行機に

乗れるんですか…それなら


何がなんでも

乗りたいです…死んでも乗りたい」



うわぁ…本音が

大野さんはそんなこと気にしてないのか


「ふふっ

死んだらダメですよ

楽しみですね」


…両手を握ってぶんぶんしてくれてる


「色々

気圧の訓練があるんですけど

自分が着いているんで


楽しんで一緒にイルカになりましょう」



凄い嬉しいけど

訓練?

しまった…ぞ…