「ベッドから降りるのに1時間」引退も覚悟した米倉涼子、本誌に語っていた厳しすぎる闘病生活


 6月14日、米倉涼子が『あさイチ』(NHK)に生出演。2019年に発症した「低髄液圧症候群」の症状を詳細に明かした。

【写真あり】ロケの合間にアキレス腱ストレッチをおこなう米倉涼子 

「ドクターX」打ち上げ

45才誕生日 1人で墓参


ブルーのストライプのシャツに、鮮やかなイエローのロングスカート、足元はサンダルといういでたちで登場した米倉。

生放送のトーク番組はほとんど出ないと言うだけあり、この日はやや緊張気味。 


鈴木奈穂子アナウンサーから「体調はいかがでしょうか」と聞かれると、

「5年前から引きずっていましたが、去年、素晴らしい先生に出会うことができて、8月に手術みたいなものをして。今年の5月ぐらいから急に元気になってきました」と笑顔をのぞかせた。


 病状については、「止まっているエスカレーターって上がったことあります? 本当はダメなんですけど、そういう(不安定な)感じがずーっと続く。


車のライトとかも全部つながって見えて、自分がどこにいるのか、わからなくなる。座っていることすらできなくなっちゃう」 

と明かした。


発症当初は治療を受けながら仕事をしたが、ドラマ『ドクターX』の撮影時は「下を向きながらだから、つらかった」とし、「治療を受けてから1カ月寝たきり」だったため、引退を覚悟した時期もあったという。


「低髄液圧症候群」は、脳と脊髄の周りにある髄液が減少してしまうことで起きる病気。


博多大吉が「ニュースで目にしていた以上に深刻な……」と心配すると、米倉は「わかってもらえないことが多い」と打ち明けた。 


このニュースを報じたYahoo!ニュースのコメント欄には


《周りから中々理解してもらえない病は、その病状だけでなく精神的に物凄く辛いのでしょうね。 

そんな中で全く素振りも見せずにドラマなどで見事に演じ切る米倉さんに大きな拍手とエールを送りたいです!》


どういう状況かなと思ったけど、身体の制御もできないとんでもないご苦労のある状況もあったようで。(中略)

名医の方との出会いで治療に光が差したくだりは、同じ病気に悩む方々にも希望になったでしょうね》 


など、多くの応援が寄せられていた。

「米倉さんが抱える病気は『低髄液圧症候群』だけではありません。

2022年10月には、『急性腰痛症』『仙腸関節障害』による運動機能障害のため、ブロードウェイミュージカル『シカゴ』を降板。


2023年秋におこなわれた劇場版『ドクターX~外科医・大門未知子』の撮影も短時間になったとされ、病状が心配されていました」(芸能記者) 


米倉は、2023年3月、本誌インタビューで、「ベッドから降りるのに1時間かかるほどの痛みがありました。車椅子や杖が必要な生活でした。呼吸することでさえ痛みをともなっていたので、もう消えたいって思ったほどでした」と明かしている。


こうした体調不良のなか、『エンジェルフライト』(NHK BSほかで放送中)の撮影に臨んだ。


国境を越えて遺体を遺族の元へ送り届ける国際霊柩送還士を演じているが、

「生きていることを大切にしなきゃいけないと思わせてくれる作品です。体が動かない状態でしたが、死ぬ気でやりました」とも話していた。 

病状が快方に向かっているのか、2024年に入ってからイベントなどにも出席し、元気な姿を目にする機会も増えている。


5月19日には自身のInstagramを更新し、サンディエゴで《パドレス対ドジャース戦を観戦しました!》などと明かしてもいる。 


厳しい体調のなかで撮影した劇場版『ドクターX~外科医・大門未知子』は2024年冬の公開が予定されている。


はやく名セリフ「わたし、失敗しないので」を聞きたいところだ。