シャドウボクサー
夏川椎菜の必殺技。あとで振り返ったときにこれをライブでやらなかったら「今日のライブ、シャドウボクサーやらなかったねえ」と言われるような曲。あとで振り返ったときに「え。夏川椎菜のライブってシャドウボクサーがなかった頃があるんですかっ」って言われるような曲。ケーブルサラダのアルバムツアー『ケーブルモンスター』で強靭な進化を遂げた音楽体験としての『夏川椎菜』がノーモーションで繰り出した必殺パンチが『シャドウボクサー』だ。いや、音楽ってさ!情報を詰め込めば詰め込むほど良くなるもんじゃないじゃない?シンプルな方が「こんなんでいいのよ」みたいに言われるもんじゃない?シャドウボクサーは詰め込められたエッセンスが完全に過多で!キメは多いし、文字数多いし、曲の展開激エグイし、完全にtoo muchなのにそのすべてがプラスに作用し曲の魅力の底上げに貢献している。火力を上げている。「なし」を「あり」にしている。これはきっと作曲者が夏川椎菜に全面の信頼を寄せているから。彼女なら応えてくれるだろう、だからこれもこれもこれも入れてしまおうという信頼。その頼もしさとクリエイターの「悪ふざけ」が音楽の純粋な、最も原始的な楽しさを表現することに成功しているのだ!!1ミクロも可愛げのない歌詞をハイパーキュートな歌声で乗り切る夏川らしさ全開のアッパーチューン。女に生まれなくてよかった。夏川の歌声にきっと嫉妬してしまうから。