酒井ファーム:お米農家の日常  

酒井ファーム:お米農家の日常  

北海道の北西の海岸沿いにある町羽幌町というところでお米農家をしています。
お米を食べてくれている一人一人を笑顔にする為をモットーに日々農作業をしています。

こんにちは、酒井ファームです。

9月10日から始まった稲刈りも9月25日で無事何事も無く終わりました。

 

今年の稲刈りは、稲刈りが始まる前から雨が多くなかなか田んぼが乾かないまま稲刈りに突入し、稲刈り中も雨が多く田んぼがぐちゃぐちゃになりながらの稲刈りとなりました。

 

今現在は皆さまに新米をお届けする為の準備とお取引しているお米屋さんに出荷する為に籾摺り作業をメインにまだまだ日々バタバタとしております。

 

さて、今年のお米不足農家からみてどうなの?

 

8月頃からお米が買えない、お店で売っていないなんて話をちらほら

SNSで見るようになり、まさか~そんな訳ないじゃん!なんて正直思っていたら・・・・あれ?あれ?超田舎町の羽幌町のスーパーでもお米が売っていないではないですか!

 

「本当にお米が売っていなかった!!」

 

そして、今現在お米の価格昨年に比べて1.5倍から2倍近くになっている。

 

お米農家としては嬉しいことなんですが、買う皆様からしたら超痛手ですよね。

 

何故お米不足になんてなってしまったの?と思われる人がほとんどだと思います。

 

原因だと言われているのはコロナ明けで外国人のインバウンド、そして昨年のお米の収穫量が少なかったことが原因と言われているが果たして、本当にそうなのか・・・・?

 

一説には、8月にあった地震の影響で不安になり、お米を買いだめしている方が多くいてその影響とも言われています。

 

さて、ここからはあくまで個人的な考えになります。

 

「お米不足は遅かれ早かれ起きる!」です。

 

何故そう思えるか。

 

実際今のお米農家は赤字経営ながらも、畑作等でその赤字分を補って農業経営をしている方が多数だからです。

 

お米単体で利益を出すのはかなり厳しいのが現実です。

お米作りに欠かせない機械

大きい物だけで

トラクター;1000万

田植え機500万ー700万

コンバイン;2000万

その他にも乾燥機や籾摺り機、細かい物等いろんな機械設備が必要になります。

 

これを1回入れて20年、30年使えるならいいですが、長くて10年、15年が限界というところです。

 

かかる経費が莫大なのに対して利益はというと・・・・うーん、正直会社員やっていた方が生活楽だよね・・・ってところです。

 

これが大きな面積を持つようになるとなんとかかんとか利益を生み出してくれるのですが、小さな農家がそこを目指すには投資に対してのリターンが少なすぎてそれなら農家辞める!って選択肢をするのが大半ではないのでしょうか?

 

そんな経営、収入的な理由からお米農家は間違い無く今のままでは減って行き、お米農家が減る=お米の供給量が減る=お米が足りなくなるという未来が自然と生じるのではないかと個人的に思っています。

 

上記は農家の経営的な面での話ですが、お米自体の消費量が減ってきているというのも原因の一つとしてあります。

 

糖質制限やダイエットでお米を食べると太るというイメージも付いてきてしまった為にお米よりパン食にするという若い人達も増え段々とお米が消費されなくなってきてしまうと、お米を作るな!お米より麦等を作れ!という施策にもなってしまいます。

 

結局今のまんまだとまた数年後には間違いなくお米不足は発生します!

 

それに対して、どう対策するか・・・どうあるべきなのか?

お米農家である我々もそうですし、お米を消費する皆様も考える良い機会なのではないでしょうか?

 

お米農家視点抜きの話で、本気でお米が好き!美味しいお米が食べたいっていう方には農家さんと年間契約(サブスク)を結ぶのがいいと思います!

 

今時期かもう少し早い時期ですと結構いろんな農家さんが年間契約的な売り方をしている方が多いです。

そこで購入されておくと安心かと思います。

 

酒井ファームでももう1週間から10日程でしたら、お米の定期購入を間違いなく受け入れることが出来ます!

その後も受け付けてはいますが、最低限の在庫で残りはほとんどお世話になっているお米屋さんに出荷する形になってしまいますので、来年の新米が収穫出来るまでお届け出来るという保証はどこにもありません!

 

なので是非下記リンクより定期購入のお申込みお待ちしております。