こちらの記事の続きです。
スタッフを雇っているお店だと、オーナーだけ高単価で予約が取れなくて、スタッフの予約が空いているってお店多いじゃないですか。
なぜそんなことが起きるのかというと、オーナーとスタッフでは人間的なステージが違うからです。
例えば、ショートケーキの話なら、オーナーは近くの百貨店のショートケーキを全て買ってきて食べくらべるなんてことが容易にできます。
1万円あればできるし、お客さんに出してしまえば経費でもいけますよね。
10店舗のショートケーキを食べて「あそこのが美味しいですよ」って言っている人と、2~3店舗のショートケーキしか食べたことがなくて「あそこのが美味しいですよ」って言っている人だったら、前者のほうが説得力があるし、話が面白そうじゃないですか。
その経験をベースに接客をしているから、接客のクオリティが高いわけですね。
なので、ホスピタリティとか仕事に向かう姿勢が違うことが問題なんじゃなくて、人間力が違うことが問題なんです。
仕事に向かう姿勢なんてどうでもいい(もしそれが重要なら僕は1円も稼げていないですw)し、ホスピタリティなんてマニュアルでカバーできます。
それよりも人間としての魅力(知識+経験がベース)のほうが何倍の重要です。
例えば、
なんでそのポールペンを使っているのか?
なんでその制服を着ているのか?
なんでその観葉植物を置いているのか?
などは、オーナーなら説明はできますよね?
これをスタッフも同じ説明をできる状態に持っていかなければいけないです。
これは店内のものなので最低限です。
本当は1個前に書いたショートケーキの話とか、お店には一見関係無いような知識を蓄えてほしいんですが、スタッフの給料で経験できることって限られていますよね。
そこを補ってあげるのがオーナーの役目かなと個人的には思います。
女性の場合は旦那や彼氏がそういう存在でいるのがベターなんですけどね。
この話をすると「そんないい男いない!」って一刀両断されるので、オーナーさんが頑張ってください(笑)
ちなみにこの話は、オーナーとスタッフの関係だけではなく、僕みたいなコンサルタントやセミナー講師みたいに教える仕事をしている人とクライアント(生徒)の関係にも当て嵌まります。
僕の仕事は集客させることではなくて、クライアントの人生を変えるきっかけになることだと思っています。
で、人生を変えるには人としてのステージを上げるしかありません。
月商100万円超えているのにコンビニ弁当を食べて、無印良品で雑貨を買い、ユニクロで洋服を買っていては、人生は変わらないですからね。
僕はよくクラアントに売り上げが上がったお礼として食事をご馳走してもらうことが多いんですけど、そういう時は遠慮なく1人5万円オーバーのお店をチョイスします。
それはもちろん、僕が食べたいってのもあるんですけど、クライアント自身がそういう時じゃないとそういうお店に行く機会がないと思うので、最初の1歩を歩んでもらうためにあえてチョイスしています。(そこまでが僕の仕事だと思っているので)
これって男女関係にも同じことが言えて、アゲチン、サゲチン、アゲマン、サゲマンという言葉がありますよね。
あれって、要はステージが高い人が、引っ張り上げてくれる関係だったらアゲチン、アゲマンということになります。
ここで勘違いしないでほしいのが、相手のステージが高いからといって、必ずしも引き上げてくれるわけではないということ。
そもそもパートナーを引き上げようという感覚がない人もいて(常にマウントを取っていたいとか)、相手が上がってきたら落としはしないし相手はするけど、自分からは引き上げにいかないという人もいます。
最悪パターンになってくると、サゲチン、サゲマンみたいな、相手がやろうとしていることの足を引っ張る人というのもいます。
その結果、あなたには何が起こるのかというと、お店の売り上げが下がります。
日本人って、わりとなんでも自己責任の風潮があるので、売り上げが上がっていないとか、売り上げが落ちていることを自分のせいにする人が多いんですけど、実はパートナーの影響を凄く受けているというパターンも多いです。
だから、彼氏と別れたり、離婚したりした瞬間から売り上げが右肩上がりで上がっていく人もいます。
もちろん、僕みたいなコンサルタントも相性があるので、相性良く上がっていく人もいれば、相性が合わずに売り上げが上がらないこともあります。
その誤差をできる限り小さくするために、僕だったら審査を導入しているし、お店の人は面談や試用期間があるし、恋愛ならデートを繰り返しているんだと思います。
それでも上手くいかないことがあるのが人間関係の難しいところですけど、引き上げるという感覚を持ち続けていれば最終的に上手くいくと思うので頑張ってくださいね。
ショートケーキを通じて、接客の本質について解説していきます。
お客さんとの会話でショートケーキの話が出たとして、どこのショートケーキが思い浮かびますか?
☑️スーパー
☑️コンビニ
☑️コージーコーナーや不二家などの洋菓子店
☑️地元のカフェ
☑️地元のパティスリー
☑️地元の百貨店
☑️全国的に有名なパティスリー
あたりでしょうか。
おそらく、下に行けば行くほど高い金額を払ってくれます。
そして、下に行けば行くほど論理的にショートケーキを選んでいます。
ただ感情的に「美味しいから」という理由では選びません。
例えば、スイーツ好きの人にとっては全国的に有名な「パティスリーSATSUKI」というお店がありますが、そこの「新エクストラスーパーあまおうショートケーキ」1ピースで3000円します。
1ホールではなくて1ピースで3000円です。
よほどの金持ちじゃない限り、「買う理由(というか自分を説得する理由)」を探しますよね。
で、その納得する理由が思い浮かんだから購買に至ると思います。
つまり、その納得させるロジックを説明できるのが高額を支払ってくれる人たちです。
ここで、ショートケーキという食べ物を掘り下げていきたいと思います。
まず、僕の価値観では、ショートケーキというのは、生クリームとスポンジを食べさせるものだと思っています。
シュークリームはクリーム(カスタード+生クリーム)と記事を食べさせるもの、クッキーは小麦粉とバターを食べさせるものという認識です。
なので、ショートケーキにおいて、生クリームとスポンジ以外のものが入っている時点で、それはまがい物ということになります。
その時点で、みんなが大好きな苺が乗ったショートケーキは、僕の中では質が低いものということになります。
あれは、生クリームとスポンジの美味しく無さを苺でごまかしているだけの商品だと思っています。
で、今度は美味しい生クリームと美味しいスポンジってなんだって話になってくるんですが、僕にとって市販の生クリームってめっちゃ重いんですよね。
多分、一番有名で美味しいと思われるのが、タカナシの特選シリーズだと思うんですけど、あれの35%でも僕の中ではかなり重い。
ちなみに僕は、ホイップクリームは論外として、スタバのフラペチーノの上に乗っている コンパウンドクリームも重すぎて食べられません。
スーパーやコンビニのショートケーキも、ほとんど純粋な生クリームだけでは作っていないと思うので食べることはないです。
僕にとっては35%でも重いので、ちゃんとしたパティスリーで純生クリームで作られているショートケーキも重いと思うことがほとんどなんですよね。
ということで、25%以下くらいが僕にとっての生クリームのベストということになります。
続いてスポンジですが、スポンジは香ばしさと甘さと水分量が重要な要素になってきます。
ほとんどのスポンジは、甘さと水分量を満たすためにシロップに付け込んでしまうので、香ばしさが損なわれています。
さらに言うと、謎シロップに漬けているので、人工的な甘さです。
かといって、水分が足らないと、口の中の水分が持っていかれる問題があるので、それはそれで美味しくないということになります。
僕は、こんな判断基準を持ってショートケーキを選んでいるわけですが、おそらく高い単価を支払うお客さんというのは、興味の度合いによって大小はありますが、あらゆる物事に何かしらの明確な判断基準を持っています。
そういう人だからこそ、収入が多いし、高い金額を使えるので。
そして、高単価を払う人は、自分の価値観に本当の意味で共感してくれる人を求めています。
なぜなら、自分と同じレベルで考えている人があまりいないので、日常的に孤独を感じているからです。
だからこそ、その孤独感を満たしてくれる人と長く関係を続けたがるんです。
今回なショートケーキを例に話しましたけど、高単価での接客やリピート率を考えたら、サロン内で起こるであろう会話のテーマの全てに対してこの感覚を持っているのかが重要になってきます。
一番近くないといけない感覚は、あなたの職業は〇〇であるという感覚。
ショートケーキの例でいうなら、ショートケーキの本質は生クリームとスポンジを食べさせるものだという感覚です。
☑️マツエクの本質は〇〇である
☑️ネイルの本質は〇〇である
☑️エステの本質は〇〇である
これらが言語化できていて、それが集客時や接客時に伝わっていることが重要です。
勘違いしないでほしいのが、客観的な正解があるわけではないので、そこを追い求めてはいけません。
あくまで自分なりの正解を定義できればOKなので、難しく考えずに定義してみてください。
自分事で考えてみればわかると思うんですけど、
「高品質(or最高級)で低価格」
というのは、お客さん的には無しです。
「最高級セーブルが5000円」
みたいな打ち出し方は無しってことです。
おそらく自分事で考えられないから、こんな感じの打ち出し方になってしまっているお店が多いと思うんですけど、
「最高級松阪牛を使った牛丼が880円で食べられます!」
みたいなキャッチコピーがあったら、まず疑うじゃないですか。
なぜかと言えば、最高級の和牛が880円というのがおかしいからです。
他でも、例えば、
「最新のiPhone 12 Proが2万円で買えます!」
みたいなキャッチコピーがあったら疑いますし、たぶんお金を払うことはないですよね。
なぜ、お金を払わないかと言ったら、僕らの中に、
「高品質のものは高い」
という常識があるからです。
なので、高品質のメニューは高くしなければいけないし、価格を安く設定して値上げする勇気が持てないのでしたら高品質は打ち出してはいけません。
仮に、本当に高品質だとしても打ち出してはいけなんです。胡散臭くなるから。
現実的なことを言えば、
「高品質(or最高級)で低価格」
というのを打ち出してもお客さんは来ます。
大手の激安店なんかはほとんどがそんな打ち出し方をしているんじゃないですかね。
その結果、何が起こっているのかというと、思考が停止しているお客さんが集まっています。
言い方を変えると、あなたの価値を正しく判断できないお客さんが集まります。
別にそれでも売り上げが上がればいいという人もいると思いますけど、僕はその集め方で楽しく仕事ができると思えないので、オススメしていません。
もっと安いところがあったら簡単に浮気しますしね。
本質的なこと言うと、価格を安くするというのはお客さんを下に見ていることの表れだと思っています。
「自分だったらもっと払えるけど、お客さんはこの価格はきついだろうな…とりあえず周りのお店に合わせて安くしておくか…」
とか思っちゃっているわけじゃないですか。
いったい何様なんだと(笑)
あなたが日常的に払っている価格なら、間違いなくお客さんも払えます。
お客さんがその金額を払わないんだとしたら、あなたが日常的に払っていなくてお客さんの気持ちがわからないか、自分も日常的には払っているんだけど、あなたの価値が伝わっていないかのどちらかです。
そして、価値が伝わっていないのは、あなたが伝える努力を怠っているからです。
価格に対してもうちょい突っ込んで書くと、僕の中ではホットペッパーの新規割引きというのはお客さんに対する手抜きだと思っています。
そもそもなんですけど、新規価格がリピーター価格より安いっておかしいですからねw
なんで手のかからない常連が新規より価格面で優遇されていないのか。
美容業界と一部の治療院くらいですよそんなことをやっているのは。
治療院もまともなところは、初診料をちゃんと取っている(初回は検査で時間が取られるので)ので、初回が1番高い価格設定になっています。
飲食店だったら、2回目3回目のほうがオマケしたりして優遇してくれるのが普通じゃないですか。
つまり、他のジャンルでは新規割引きなんかなくてもお金を払っているわけで、美容業界だけは通用しないというのは幻想です。
もし仮にお客さんがあなたに安さを求めているのだとしたら、他のお店と同じことをしてしまっているからで、他のお店と同じことをしてしまっているのは、あなたが思考停止しているからです。
思考停止しているお客さんは、思考停止している人のところに集まるので気を付けてくださいね。
タイトルが全てなんですけど、フォロワー数の増減で悩むのはやめましょう。
そもそもインスタを使っている理由を思い出してほしいんですけど、新規集客ですよね?
新規集客できている=悩まない
新規集客できていない=悩む
が正しいわけです。
で、多くの人が、フォロワーが増えないと悩んでいるわけですけど、それは「フォロワーが増えれば新規集客が増える」という考えがあるからだと思います。
その考えが100%間違っているとは言わないですが、
あなたにかなり興味がある100人
あなたにちょっとだけ興味がある10000人
だったら、間違いなく前者の「あなたにかなり興味がある100人」のほうが集客に直結します。
理想は、
あなたかなり興味がある10000人
を集めることだと思うかもしれませんが、別にそんなに興味を持ってもらったところで、1ヶ月に施術できる人数が限られているから逆に予約を断るなどの対応が面倒じゃないですか。
なので、そんなにフォロワーの数はいらないはずなんですよね。
例外として僕みたいにオンライン販売をやっているような人だと、フォロワーが10000人を超えたらストーリーから直接リンクが貼れるようになり、教材などが購入しやすくなるので狙ってもいいと思うのですが、お店の場合はホットペッパーのアプリ内やGoogleなどで再検索をかける人が多いと思うので、あまり関係ないと思います。
ちなみになんですけど、集客を全く求めずにフォロワーを増やしたいのであれば、大衆が好むような映える写真をアップすればOKです。
その場合は集客は捨てるというか、映える写真が好きな人が集まるのであって、あなたに興味がある人が集まるわけではないので、良いお客さんはそれほど集まらないです。
これはYouTuberを見てみればわかると思うんですけど、チャンネル登録者数が多いYouTuberって中身スカスカじゃないですか。
ヒカキンとかはじめしゃちょーの動画を見て、
「勉強になるわ〜」
「考えさせられるわ〜」
って人はほとんどいないと思うんですね。
どちらかというと、何も考えていない思考停止の状態で見ている人が多いと思います。
別にそれが悪いと言いたいわけではなく、YouTubeやSNSってそーゆーものだし、フォロワーが多い人というのは思考停止の人を集めているということです。
で、思考停止の人というのは、他のお店とあなたのお店をちゃんと比較して、あなたの価値を理解してフォローするなんて面倒なことはせずに、なんとなく良さそうというフワッとした理由でフォローしてきます。
なので、そのようなフォロワーを集めたところで良いお客さんにはならないということです。
以上を踏まえると、前にも書いた気がしますが、業界で1番フォロワーが多い人って思考停止のバカを集めているだけなので、その人についていっても無駄です。
僕みたいな集客コンサルタントも同じだと思うんですよね。
僕よりフォロワーが多い集客コンサルタントなんて腐るほどいるわけじゃないですか。
でも、僕よりクオリティの高い情報を発信しているコンサルタントってほとんどいないと思うんです。
なぜかと言えば、クオリティが高い情報って本人に突き刺さるので、思考停止の軽い気持ちで見られないからです。
さっきも書きましたけど、インスタなんてそんな真剣な気持ちで見るものでもないので、僕みたいなわりと真剣寄りの人はウケが悪くなります。
別にそれでも個人ビジネスのスケールで考えたら、余りあるくらいのお客さんが集まってくれるので問題はないです。
最初の話に戻りますけど、インスタを使っている目的は新規集客だと思うので、その目的を見誤らないでくださいね。