先日、わたしはついにPCでDVDを観たりCDを取り込んだり、焼いたり(?!)できる機械、外付けハードディスクドライブを買った。PCにヘッドフォンを繋いで自室で観られるというのは、本当にいい。今まで持ってなくて生きてこられたのが不思議とさえ思っちゃうな。
今までは、家族が寝静まってからリビングに行き、テレビで観ていた。ちょっとアレなシーンは、音を小さくしたりして。そんなシーンじゃない時の方が多いのに、そんなシーンのときに限って兄が部屋から出てきて、焦ったり。
そもそもPCを手に入れたのが最近なので、あなたは本当に便利な機械ですね…と思いながら日々おさがりPCと向き合っているのだけど、まだまだ使いこなせてはいない。昨日は、4本指でデスクトップの切り替えができることを学習したばかり。
そういえば、前にファンの方がわたしにおすすめの曲を繋いでダビングしたCDをプレゼントしてくれて、「これ、憧れのヤツ!!」と感動したので、いずれはわたしもこの機械たちを使ったCDの書き込みの技術を身につけたら、やってみたい。あとは、適当な曲を作ったりして、ZINEの付録にしてみるのもいいかも。なんて思ったり。
話を戻すと、今敏監督の「PERFECT BLUE」をずっと観てみたいと思っていて、この新入り外付けHDDを初めて使うためにTSUTAYAに行ってアニメ映画の棚を物色していたら「パプリカ」を先に見つけてしまったので、二つとも借りることにしたのだった。
借りたはいいけど1週間なかなかタイミングがなくて、返却期限日の前日の夜と、返却期限日の夜に観た。ギリギリすぎて、思いがけず二夜連続になってしまった。図書館とか大体延滞してしまうけど(早く返したいとは思っている)、延滞料金は絶対に払いたくないので…。
「パプリカ」(2006)を先に観た。
おたのしみは後に取っておく派。といっても、「パプリカ」も観たいとは思っていた。
恥ずかしながら、わたしは今敏監督のものを一度も観たことがなかったので、「すごいぞ、すごいぞ、あれこわいな?こわいな?ひー(T.T)こわい(T.T)あれれ?こわいぞ(T.T)すごいぞ、あーすごい」という感情になった。伝わりますか?
以下、もしかしたらネタバレなので注意してほしいのですが、衝撃的なシーンはところどころに散りばめられている、というかわたし的にはずっと衝撃!だったのだけど、わたしはオープニングの映像が好きだった。平沢進の音楽に乗って、広告の中を歩いたりパソコンの画面に現れたり現実空間に出てきたと思ったら壁の中に映ったり、、消えた!と思ったらTシャツの中に移動してたり。観てるこっちが弄ばれてるみたいな、自由自在に空間を行き来するパプリカという名の女性の映像。その後ストーリーが進むと、もう、、、悪夢って感じで、カオスだけどわたし的にはとても怖くて、えーんって感じだった。まず所長の顔がこわいもん。状況はカオスなのに物語はカオスじゃないっていうか、ちゃんと辻褄が合ってたり、は?ってなったりすることはないし最後も良かった。全編90分の中の早い段階から「早く終わってくれ〜(T.T)」と思ってはいたが、わたしはPC画面に目を見開いた状態で張り付けにされていた。
だけど、こわかったという記憶がわたしの脳内の「パプリカ」のパッケージにバーン!って貼られたから、もう観ることはないと思う。こわいよ(T.T)オープニングならみれる。
そして一日経って「PERFECT BLUE」(1998)を観た。まだ「パプリカ」の音楽とトラウマ映像が全然頭の中にいたから、観るか迷ったけど延滞料金はやはり払いたくないし、観ずに返すという無意味なレンタル料金もできれば払いたくないので、勇気を出して観ることにした。この映画のキャラクター原案は江口寿史さんだったので、「パプリカ」ショックを受けているままの状態のわたしでも観ることができた。こわい人はやっぱりしっかりこわいけど、女の子の見た目はかわいい。
なにが夢でなにが現実なのか。本当の自分(今)とアイドルの自分(過去)、ホラーなストーカーオタク、いやな人たち、精神崩壊、、
こっちも悪夢だった。悪夢みたいな現実みたいな悪夢みたいな現実みたいな、悪夢、みたいな、夢?現実?あれは夢?あれは現実??こっちまで頭おかしくなっちゃいそう
でもこっちは「早く終われ〜(T.T)」にはならなくって、終わった時、「え?!」「終わらないで!」って思った。いい話とかそういうことじゃなくて「待って!」って感じ。
でもこの物語に映画としての終わりが来て、よかった。。。ホラーとか99.9%避けて生きてきたので耐性全くなくて、本当こわかった。(おばけではない)
観終わって、ふ〜…ってなっても、しばらく眉間にシワが寄ったままだった。この作品も本当こわかったけど同じく画面に釘付けだった。
書いても意味ないけど、「パプリカ」より好き。
あと"ここねの部屋"は一生開設しないでくださいと思った。時代違うけど。
あと、後悔しない選択は、大事〜!とアイドルとして思った。
とにかく二作品ともこわかった。
よかったけど、こわかった。
ある程度余韻タイムをPCの前で過ごしたあと、ヘッドフォンを外して洗面所に行って、実はお風呂上がりで濡れていた髪の毛をドライヤーでちゃんと乾かして、自分の化粧品をしまってる扉を開いたら、おととい急いで家を出る前に中をぐちゃぐちゃにしてしまった状態のままで、「あれは夢じゃなかったのか…」となりました。
散らかしたのも現実だし、お風呂に入ったのも現実だし、髪の毛を乾かしたのも現実だし、映画を観たのも、外付けHDDを買ったのも、早くDVDを返却しなきゃいけないのも、現実でした。昨日わたしがアイドルをしているということを同級生にやっと公言して、MV撮影もまたしたというのは、夢です。わたしがアイドルだというのは現実だよね?
二夜連続今敏は、あぶない。
ではまた🐶
寿々木ここね